2020/07/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」にイディオさんが現れました。
■イディオ > (マグメールの平民地区の繁華街、それは、何か一つに纏まっているという訳ではない場所、酒場もあれば、食堂もあり、商店や、訓練所など、様々なものが揃っている場所である。
冒険者は、毎日何かしらの依頼を受ける必要もないし、所持金などに余裕があれば、体力を回復させるための休養も必要なので、男は一人ぶらりと出歩くことにした。
そもそも、この冒険者には連れだって歩くような仲の良いお友達は少ない、居ないわけではない、と信じたい。
休日故に、目的も目標も何もなく、ただぶらりと歩くので、普段装備しているような物々しい格好はしていない、何時も着ている男の服と。
その上に羽織るように、普通の服、そして、レザージャケットなどであった。
せめての護身として、剣を腰に吊るす位で、バックパックも魔道具も無い、気軽な恰好であり、のんびりとした歩調で道を進む。)
「――腹、減ってきたな。」
(ぶらりぶらぶら、目的もなく歩けば、それでも生きていれば腹は減るもの。だから、何か食べるかな、と、男は考える。その辺で串焼き肉を買うのもいいし、何処かに入ってステーキもいい。
時間もそろそろいい時間だ、酒を飲むのもいいだろうか、沢山店があるから寧ろ目移りしてしまう。
冒険者は、如何したものだろうか、と道の左右にある店、とりわけおいしそうなにおいがしているところに光の無い視線を向けて、考える。
この辺に詳しい人でもいれば、おすすめ訊いて、と言うのもありかな、と。)
■イディオ > 「………。」
(繁華街と言う場所が悪かった、繁華街は基本的に複数人数が連れ歩いて遊び歩くような場所で、男のように一人歩くのはあまりいない。そもそも、見知らぬ人間ばかりであればそれが集団かどうかもよくわからないのだ、という事で。
一番最初に思い付いた、誰かに聞くという案はあえなくボッシュートと相成りました、なんか、頭の中で人形が落ちていくイメージと、妙な音楽が聞こえたのは幻聴だろう。
それなら、やはりここは冒険者らしく冒険してみるのが一番か。)
「適当に選んで、適当に……入る!」
(重々しく言ってみるものの、別に大したことない行き当たりばったりという事、運が良ければおいしい店にあたることができる。
運が悪ければ、まあそれは自分の計画性の無さとか運の悪さを嘆くしかあるまい。
という事で、少しだけ気合を入れて男は看板を眺めて、そして、店の窓から内部を通りすがりながら見ることにする。
余りじろじろ張り付いてみたりしてると、景観が悪いというか、妖しい人物として警備兵を呼ばれかねないので。
さて、何かないだろうかね、と、一件目の、店を眺めるべく、近づいた。)
■イディオ > (一件目の店は……駄目そうだ、理由としては、やたらと、荒くれ者が多そうなのである。雰囲気も少しばかり危険に見える。冒険者だからこそ、荒事自体は問題はないが、それは対応できるというだけだ、自分から顔を突っ込む理由にはならない。
この店はスルーしたほうがいいだろうと、男はその店から視線をずらして、移動することにした。
二つ目の店は……止めておこう。二つ目の店は、女性ばかりしかいないのだ、入るのは勇気が必要だ、そして、何が起こるのか、怖くて知りたくない。
可愛い女の子がいるので、声を掛けたいが、肩身が狭くなりすぎる。視線をそらし、三つ目の店にすることにする。)
「………ここに、するかぁ。」
(歩いていて、店の中をのぞくこと、繰り返し6件、勇気がないと言えばそれまでだが、ピンとこなかったのもあるのだった。ちょっと疲れたのもあり、とりあえず屋台に視線を向けた。
腹が減りまくっていたのもあり、串焼き肉の匂いに、焼ける音、美味そうな油の光。
串焼き肉にすることにした、屋台で食いながら酒を飲むのも、乙なものだろう。
そう確信した男は、串焼き肉の屋台へと近づいて行った。)