2020/06/28 のログ
■チェルシー > 「あぅぅぅ………♡♡」
乱暴に覆い被されて唇を貪られると、
アレエルに全てを捧げている様な気がして、何故だかぞくぞくとしてきてしまう。
そうしていると、今度は胸を吸われて、くすぐったい様な、甘い快楽が身を蕩けさせる。
陰核と同時に刺激されると、気が狂いそうな程の快感だ。
「あっ、あっっっ、そ、そこ、それ、いいっっ♡」
ほんの少しだが、アレエルの指が体内に侵入してくるのを感じる。
それが膣の内側の粘膜を擦ると、怖いくらいの快感が全身を走る。
「はっ……はっ………
……それ……もっと、して欲しい……っ♡♡」
もっと奥に触れられたら、壊れてしまうんじゃないか……
そう思いながらも、強い快楽に抗えず、もっと強い刺激をアレエルに求めてきた。
■アレエル > すっかりと快楽の虜になってしまったチェルシーが求めれば
その望みを何でも叶えてあげよう。
「初めてでもちゃんとイケるかな……?
可愛い声を聞かせてくれたら……次は僕と一緒に本番のお稽古だよ……」
ちゅばっと音を立てて、舐めしゃぶっていた乳首から唇を離すと、
興奮で低く掠れた声で耳元に囁いて笑う。
一度見つめて笑ってから再び唇を重ね舌を絡め合うと
膣の内側をじゅぷじゅぷとかき混ぜながら
ひときわ強く陰核を圧し潰し、チェルシーを初めての絶頂へと導こうとする。
彼女から直接見えなくても、今まで大事にしていた部分を
グチョグチョにする卑猥な音が大きく響いた。
■チェルシー > 「ほ、ほんばん……???」
これが本番でないなら、本番では一体何をどうされてどうなってしまうのか……
知識の無い少女には想像もつかず、少しの不安と、快感への期待が高まっていく。
「……んぁっ!?
あっ、やっ、だ、だめ……あっっ!!
あっ、あんっ、ああっっっ♡♡♡」
仕上げ、とばかりにアレエルの指が激しく陰核と膣を攻め立てる。
がくがくと身体を震わせ、半開きの口から涎を垂らしながら、
凄まじい快楽の波に飲み込まれていき……
「あっ、あっ、あっ……ああんっっっっ!!!!」
びくん、と一際強く身体を跳ねさせると、
膣を激しく収縮させ、愛液を溢れさせて少女は絶頂を迎えた。
「……っ……っ……♡♡」
何が起きたのかわからない、という様な表情で、
少女は絶頂の快楽の余韻に浸り、ベッドに力なく横たわる。
■アレエル > バニーガールの呪いを受けてしまった不幸な女の子に
男に愛される悦びを植え付けていく。
この国でそれが幸せとなるか堕落の始まりとなるかは彼女の運命次第だろう。
チェルシーが絶頂して全身を可愛く痙攣させていると、
自分はその間に体を起こして服を脱ぎ捨てた。
彼女の眼下に立つ男の体は細身で、冒険者としては明らかに心許ない。
しかし、その股間には彼女の嬌声を聞いて興奮した陰茎が屹立していて、
その部分だけ赤黒くグロテスクなほどの形で
硬い幹に太い血管の青筋を浮かび上がらせている。
チェルシーの下側からゆっくり近づくと、
その膝を掴んで大きく開かせながら進み、
彼女の股間にその男根を迫らせる。
「チェルシー……もう僕も我慢できないから、挿れちゃうよ……
チェルシーのこと滅茶苦茶にしちゃいたい……。
僕のこと好きか、エッチが好きになっちゃったなら、
入れていいよって言って僕を喜ばせて……」
■チェルシー > 「……ふへ………わ、わわわ……!?」
アレエルが服を脱ぎ捨てるのを横目で見ていると、
彼の下半身には見慣れぬ巨大な肉棒が。
もちろん、勃起した男性器を見るのは初めてな少女。
そのグロテスクともいえる造形に、何故か目が離せない。
「い、入れ………???」
その肉棒で、何をされるのかすらも知らない少女。
挿れる、とは、何を、何処に……?
困惑しながら、アレエルにされるがまま脚を開き……
「……わ、わかった……
……よく、わかんないけど……入れて、いいよ?」
分からないままに、少女はアレエルを受け入れる。
……多分、エッチも好きかもしれない、し……。
■アレエル > 恋愛と性欲がまるで同じものみたいなことを
初めてエッチする女の子の耳元で囁いてキスする。
まるで分かっていなさそうなチェルシーが安請け合いしてしまうと、
そんな彼女を騙しているような気分と初心な少女を犯す背徳感により
彼女の目の前で男のモノがさらに勢いづいて大きさを増した。
その先端を、ゆっくりと割れ目に押し付けていく。
もうベッドに滴り落ちるほど十分に濡れた柔らかな双丘に
硬い亀頭が押し付けられ、食い込み始める。
「ッ…ぁ…はぁ……チェルシーのここ、柔らかくて温かい……」
その感触に感動の声を漏らしつつ、チェルシーのことを見つめ下ろしながら
その腰を両手で掴んで逃さず、ゆっくりと腰を突き上げた。
優しい動きだが彼女にとっては力強く強引に割れ目を開き、
その身体を初めての男根が貫いていく。
その下腹部をそっと撫でて魔法をかけてあげると
破瓜の痛みはだいぶ和らぐだろう。
そうやって、彼女にまるでエッチは気持ちいいことばかりみたいに思い込ませていく。
■チェルシー > 「え……そ、それ……そんな……」
ゆっくりと、アレエルの男根が膣へと迫り、その肉壁を押し分けて挿入が始まる。
アレエルと、文字通り繋がってしまう。
そんな衝撃的で神秘的で淫靡な光景に、少女はまじまじと目を見開いてじっと見つめ……
「……わわ……す、すご……」
アレエルが何か魔法のおかげで、初めての挿入にも関わらず痛みは全く感じていない様だ。
少女の膣は狭く締め付け、それでいて柔らかな肉襞が男根を包み込み、
まだ初心さこそ残るが、使い込めばかなりの名器に育ちそうだ。
「………んぁぅっっ!!?」
ぷつり、と膜が破ける感触。
思わず、少女は手を荒れるの背中に回して強く抱きしめる。
そこからは一気に、最奥まで男根が挿入され、二人は完全に結合を果たした。
「……つ、繋がっちゃった……
……アレエル……僕の中で、びくびくしてて、凄いよ……」
繋がっているだけで、気持ちよく、幸せで、興奮してくる。
天国の様な快楽に、少女は至福の表情を浮かべる。
■アレエル > 「あ……、はぁッ……これが男と女の愛し合い方だよ………中で僕のこと分かるんだ?
チェルシーのおまんこが気持ちよくて、喜んでるんだよ……」
ずぶ、ずぶぶっと彼女の胎内に自分のモノを埋めこむのに合わせ
柔肉に包み込まれる快感に男も声を隠しきれない。
彼女が幸せそうな顔を見せてくれれば、嬉しくてさらに密着させていく。
初めての少女の足を広げさせて大胆な格好で開脚させながら
結合部とチェルシーの顔を交互に見つめて笑みを浮かべた。
「ンっ……ぁ……、狭くて、熱くて……ヌルヌルで気持ちいい……」
深々と繋がり合うと、奥の方で小突いて行き止まりに当たるような感触。
早くも高まる射精感をこらえながら上半身を前倒していくと、
お互いの下腹部が密着してふれあい、完全に繋がりあっていることを実感できる。
呼吸を荒げながらチェルシーのことを間近で見つめ下ろし頬を撫でると
優しく抱きすくめて首筋に口付けし、いくつもキスマークを残していった。
■チェルシー > 「アレエルも、気持ちいいの……?
……僕と繋がって、気持ちいいんだ……えへへ……。」
自分の膣内で悦んでいる、と聞かされると、何故だか嬉しくなってくる。
「僕も……幸せで……気持ちいい……♡
愛し合うのって……こんなに良い事だったんだ……♡」
うっとりとした表情で、少女の方から顔を寄せて口づけを交わしてきた。
膣で繋がり合いながら舌を絡めれば、さらに強烈な幸福感と快楽が湧き上がってくる。
……あまりの快感に、中毒になってしまいそうだ。
「はぁ……はぁ……
……アレエル……アレエル……♡」
耳元で、恋人の名を呼ぶように甘い声でアレエルを何度も呼ぶ少女。
膣内で男根が擦れると気持ちよくなる事が分かってくると、
その腰を押し付けて、さらに強い快楽を求めてくる。
■アレエル > 少女からの口付けを受け止め抱きしめる。
「チェルシー、可愛いな……」
魔法で痛みを軽減しているとはいえ、
チェルシーのことを気遣ってなるべくじっとするようにしていたが、
甘い声で名前を呼ばれるとたまらない。
彼女が身じろぎするたびに締め付ける膣壁からそれが伝わって我慢しきれなくなっていく。
「そろそろ……動くよ……」
そう告げて一度唇を重ねると、再び体を起こして腰を掴み直し、ゆっくり動き始めた。
それまで膣中の一番奥で密着しそのまま溶けてしまうのではないかと思っていたが
硬い男根がずるずるっと膣壁全体を擦り付けていく。
そして雁首が膣口に引っかかった瞬間、
再び強く抉りこむように少女の胎内を深々と突き上げた。
一度動き始めるともう止められず、
腰が勝手に動いてチェルシーの膣内をかき混ぜた。
■チェルシー > 「……アレエルも……すごく、素敵……
……僕の事、こんなに気持ちよくしてくれて……」
夢見るような瞳で見つめてくる。
繋がったまま、互いに見つめ合うと、それだけで興奮が最高潮に。
短く唇を重ね合わせれば、アレエルが腰を動かし始める。
「ああっ――あっ、あっっ――」
奥から男根がゆっくりと引き抜かれ、そのまま一気に奥へと。
信じられない程の快楽が少女を襲い、甘く蕩けた嬌声が部屋に響く。
「……すご……アレエル、これ、すごいっっ♡
……あっっ……いい、あっっっ――♡♡♡」
少女の膣も、アレエルの男根にこの上なく心地よく絡みつき、締め付け、吸い付いてくる。
初めてとは思えないほどの、至上の快楽がアレエルにもたらされるだろう。
■アレエル > 「はぁ……はぁッ……、あぁっ……気持ちいいッ……!
チェルシーも気持ちいい?
んっ……ん……ッ…、気持ちよすぎて…もう……ッ」
やはり名器としての片鱗をもう表しているのか、
きつく締め付けるのに柔らかくて気持ちいい。
彼女の本能が自分の精液を求めてくれているのを感じる。
しかし、愛ある行為も子作りの本番という意味でもある。
抱きしめて腰を動かしながら耳元に囁いていく。
「はぁはぁ……これがエッチだよ……。
男と女はいっぱいエッチして、そのうち子供を作るんだ……。
チェルシーのこと好きだから、このまま最後までいいよね……?
一緒に気持ちよくなりたい……」
妊娠の可能性を告げるが、可愛い彼女を離すことはできない。
むしろ逃れられないように彼女の両手をそれぞれ掴んで握ると
シーツに押し付けるようにしながら指を絡め合わせ
夢中になって腰を振り続けた。
「はぁ……はぁッ……、イク……!
いいよね? ナカで出すよ……ッ…!」
■チェルシー > 「きもちいいっ……きもちよすぎて、壊れちゃいそう……っ!」
冒険者として鍛えた身体が、しなやかな腰つきでアレエルの動きに合わせて腰を打ち付けてくる。
擦れあう粘膜が、密着する身体が、全身が気持ちよくて溜まらない。
「すごい、ね、えっちって。
……こんなに、気持ちいいなんて……♡
こうやっていっぱい愛し合うと、いずれ子供ができるんだね……?」
夢見るような表情の少女。
……恐らく、子作りの詳しい仕組みは理解していないだろう。
即ち、セックスして膣内射精を受けると、受精する可能性がある事を、多分少女は理解していない。
「あっ、っ……ぼ、僕も……また、来ちゃう……
……い、いいよ、あっ……あああっっっっ!!!!」
ナカでなにを出すのか、分からないままに了承する少女。
そんな少女も限界が近く、アレエルの最後の責めを受けながら絶頂を迎え……
がくがくと身体を激しく痙攣させながら、
激しく膣が締め付け、吸い付き、アレエルの男根から精液を搾り取ろうと絡みついてくる
■アレエル > 繋がり合い膣中をぐちゃぐちゃにかき混ぜる卑猥な水音と男女の声が響き合う。
二人だけの部屋の中だが、来た時に他の部屋の声が聞こえてきたようにう
自分たちが行為に耽る声も筒抜けに違いない。
それでも構わず腰を動かし続け、彼女に身をもって一からの子作りを教え込み、
唇や胸に何度もキスて抱きしめながらチェルシーの全てを求めた。
そして急に締め付けが増すのに合わせ、ついに欲望も限界に達する。
「はぁッ……はぁッ……ンンっ……、
チェルシーッ……! イク……イクッッ………!」
彼女と一緒に達した男は
強烈に腰を突き上げて限界まで自分のモノを捻りこみ
彼女の一番奥に欲望をぶつける。
膣壁からの締め付けも受けて肉棒が力強く脈打つと、
熱く煮えた白濁をチェルシーの子宮口にめがけて噴き上げた。
ドク、ドクンっと容赦無く射精し、
彼女と全て一つに溶け合った心地で果てていく。
■チェルシー > 「――っっ♡♡♡」
絶頂の快楽の中、膣内でアレエルの肉棒がどくどくと脈打つのを感じる。
同時に、熱い液体が体内に注ぎ込まれ……
それを身に受けると、女性の本能が強く悦びを覚えるのを感じた。
「はぁっ……あっ……♡
す、すご、かった………♡♡
……アレエル、今のは、なに……?
……僕のなか、アレエルの熱いので、いっぱいになっちゃった……♡」
性の快楽の余韻で、至福の表情を浮かべ、ベッドに横たわり息を切らす少女。
まだ、自身が受けた行為の事をよく理解していないようで……
まだ下腹の内で脈動を続け、精液を注ぎ続けるアレエルの男根を感じる。
が、それが子種を注ぎ込んでいることなど、少女は露知らず。
■アレエル > たっぷり注ぎ込んだ大量の精液は未熟で狭い膣内には収まりきれず
結合部から卑猥な音を立てて溢れ出すほどに多い。
「はぁっ……はぁああッ………、
ん……今のが、精子だよ。赤ちゃんの素……」
楽しげに囁きながら、チェルシーの下腹部を撫でて
自分の子種が無数にそこにいることを少女に実感させようとする。
そのまま彼女の上で力尽きて崩れ落ちた男は、
やがて高揚が落ち着いてくると彼女の隣に転がって移り、
横になって見つめながら髪や頬を撫でて微笑む。
「はぁー……すごく気持ちよかったな……。
……そうだ、チェルシーともっと仲良くなりたいし、
今度、一緒に冒険にも行ってみない?」
満足感のせいで気が大きくなっているのか、いきなり思いつきでそんな提案をする。
冒険者として彼女の目から見れば、
この男は冒険に連れて行くには明らかに足手まといのレベル。
また安請け合いすれば、わざわざヒモ男を抱え込むようなもので、
このわずかな時間の間にチェルシーは色々と運命の分岐点にいるのかもしれない。
すべて彼女の回答次第だが、次第に眠気が訪れていく中で記憶は不鮮明になっていく……。
■チェルシー > 「………せーし…………?
………赤ちゃん……ふぇ……ええっっ???」
膣から溢れる白いどろどろした液体。
それを、赤ちゃんの素、とアレエルは説明する。
(え、え……じゃぁ、僕とアレエルの、赤ちゃんできちゃうのかな……??)
ようやく、子供のつくり方を理解する少女であった。
……出来てしまったらどうしようか……
アレエルと結婚して、頑張って子供を育てないと……
などと、避妊などは考えもつかない、ピュアな未来を想像する少女であった。
「う、うん。ありがとう、アレエル。
……とっても、気持ちよかった……
……こんなにイイ事があるなんて、僕知らなかったよ……。」
アレエルに身体を撫でられながら、恥ずかしそうにほほ笑んで彼に礼を言った。
もっといっぱい、してみたい………などと、早くも性の虜となってしまいそうな少女であった。
「ん、一緒に?
ふふん、いいよ、僕とならどんなダンジョンだって安心さ……!」
冒険の話となると、すぐさま出会った時の様な勝気な態度に。
「その代わり、冒険から帰ったら……
……また、えっちしよう……?」
などと、早くもアレエルとの行為を求めたり……
そんな話をしているうちに、少女は至福の内にまどろんでいくのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の宿」からチェルシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の宿」からアレエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 王都マグメールの平民地区。
富裕層でも、貧民層でもない、文字通り、平民の多くが生活する街は、
王都の中でも最も面積も広く、人口も多い賑やかな場所である。
上下の身分、多種多様な種族が往来する街並みは貧民街に比べれば、
一見すれば治安が良く、住みやすさを感じさせる事だろう。
衛兵の詰め所が存在する平民地区では必然的に街中を警邏する兵士の数も多く、
行き交う人々に彼等が目を光らせている。
だが、それが必ずしも治安維持のために輝いているとは限らない訳で。
「――――其処のアンタ、少し良いか?」
なめし革の胸甲を身に纏い、腰に剣を佩いた警邏中の兵士風の男が
道を行き交う女の後ろ姿へと声を掛ける。
ちらりと覗いた横顔が好みであったのか、或いは、顔見知りだったのか。
口端に滲んだ嗤みは、この後、彼女に降り掛かる災厄を象徴しているかのようであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエディットさんが現れました。
■エディット > 休日の夜、とはいえ、未だ宵の口といったところ。
其処此処に露店や屋台が店開きをしており、人出も多い広場の何処かから、
鋭い怒号が聞こえた気がした。
『―――が逃げたぞ、捕まえろ!』
奴隷だろうか、罪人だろうか、あるいは不運にも目をつけられた無辜の民か。
取り敢えず誰かが追われているらしいことには気づいたが、
広げたパラソルを片手でくるくる回し、もう一方の手に珍しい氷菓子とやらを携えて、
追われる覚えも、逃げた覚えも無い身は暢気なものである。
ベンチのひとつに浅く腰かけ、眩暈のしそうな冷たさと、舌が蕩けそうな濃厚な甘さを、のんびりと堪能し始める。
何気無く巡らせた視線の先に、兵士だろうか、数人の男たちがばたばたと駆けて行くのが見えた。
してみると、逃げたのは罪人なのだろうか、とは、やはりぼんやりと考えるのみ。
いずれにしても己には無関係だと、溶け易い氷菓子に意識を集中させることに。
此の王都ではいつ、誰が、どんなとばっちりを食うか知れない、ということを、
暢気な己は未だ知らなかった。
■エディット > 「………ん、ふ」
トロリ、蕩けて零れそうになった最後の雫を、舌先で掬い舐めてうっとりと目を細める。
喧騒は断続的に近く遠く、逃走劇は未だ続いているようだったが、
己にはやはり、何の関係も無いことだった。
後に残った木串をベンチの傍らにあった屑籠へ落とし、
ドレスの裾を翻して立ち上がる。
くるん、とパラソルを閃かせて、四方八方へ放射状に伸びる街路を見比べ、
「……うむ、彼方にしよう」
ひとり頷いて歩き出す、足取りはのんびりしていたが迷いは無く。
やがては人込みに紛れて、夜の街に消えた――――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエディットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロイナさんが現れました。
■ロイナ > とある邸宅の軒下。
壁に寄りかかって、性交の『気』を吸い取っている淫魔の少女が一人。
邸宅内で行われているのであろうそれは、長々と続けられていたので存分に楽しむことができた。
「ふぅ……」
それでも、やはり自分がシなければ物足りない。
誰かいい子いないかな、と辺りを見渡すも、すっかり夜も更けてしまったからか人影は疎らだった。
残念そうにため息をつく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアリエッタさんが現れました。
■アリエッタ > 貴族生活に戻ったとはいえ娼婦をやっていたころとやっていることはあまり変わりはない。
要は可愛い子を探して気に行ったらすることはする。
「あら~」
早速可愛い子を発見し、ゆっくりと歩いて声を掛ける。
壁に寄りかかっているのでゆっくりと隣に。
「ふふ、こんな所で何をしているのかな?こんなかわいい子が一人でいると襲われちゃいますよ?」
■ロイナ > ぼんやりしていると、ゆっくり此方に歩み寄ってくる小柄な姿に気づいた。
そのまま隣にやってきた少女を、首を傾けて見つめる。
「ふふ、その言葉そっくりそのまま返しちゃう。こんなところで何やってるの?」
ニッコリと笑って片手を伸ばし、少女の頰を優しく撫でようとして。
その顔立ちや服装を観察して、ここら辺の子かな、と想像してみる。
■アリエッタ > 頬を撫でられにこりと微笑む。
何やっているのか、と聞かれれば。
「ん~可愛い女の子がいないかな~って探していた所、そんで今見つかった」
頬を撫で返そうと。
■ロイナ > 相手の返答を聞いて、ふーん、と楽しそうに微笑む。
頰を撫で返されると、その手をそっと握った。
「じゃ、お互いの目的が達成されたところで……行こっか?」
どこに、とまでは言わない。
言わずともわかってくれるだろうと、自分よりはわずかに小さな手を軽く引いた。
■アリエッタ > やっぱり同じ趣味の子だった。
自分の勘は当たると思いつつ。
「はい、じゃあ行きましょうか」
手を引かれて知らないどこかへと向かった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアリエッタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。
■イディオ > (冒険者ギルドは今日も盛況で、冒険を終えた冒険者たちが集まっている。
受付で報告を終えて、依頼料を貰い酒を酌み交わす者、そのまま休みに戻る者、ギルドの酒場ではなく盛り場へと繰り出す者、様々だ。
ギルドの食事は安くておいしいし、不満はないので、男はここでの食事にして、盛り場は―――金が高くかかるし、と、倦厭する方であり、だからこそ、経験が溜まらないのだが、ま、其処は仕方のない事だと、割り切っている。
美味しい食事にうまい酒、それに文句をつけても仕方あるまいに、と。
だから、盛況な冒険者ギルドの酒場のにぎやかしのうち一人として、のんびり酒をあおりながら、カウンター席に腰を掛ける。
カウンター席は、仲間のいない冒険者が集まるので、其処に座るのは寂しい奴、というレッテルが張られてしまいそうだ。
事実なので張られても仕方ないと思うけれど、それはそれで、他の冒険者も同じように張られたらかわいそうだろうか、しかし、テーブル席で一人と言う、居たたまれなさ、正直に度とごめんなのである。)
「―――。」
(誰か、知り合いとか、もしくは、同じように一人の冒険者とか、居てくれないだろうか。
絶望に染められているような光の無い目を持った男は、きょろり、と見まわして、店内を確認してみるのだった。)