2020/06/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアレエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からチェルシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセリアさんが現れました。
セリア > 積み重ねられた木箱、そのうちの一つに腰かけ、女は一人で辺りを見渡していた。
別に誰かから隠れたり、盗みを働こうとしているわけではなくて、あくまで仕事の一環。
夜な夜な盗人が出てくるのだという通報を受け、単独で警備に来ただけの話だった。私服である。

「はぁ」

とはいえ、待てど暮らせどそれらしき人影は現れず。
いい加減切り上げて帰ろうかなと思いながらも、ぼんやりと夜更まで過ごしてしまった。
この時間だと酒場ももう上がりどきだろうな…と思いつつ、浮いた足をぶらぶらと揺らす。

セリア > ぼうっと空を見上げる。
これなら部下の一人二人でも連れてくれば良かったか…とは今更のこと。
ぼちぼち帰ろうかな、と思って木箱から飛び降り、そこでふと気づいた。

「……ん?」

懐を探る。わざわざ持ってきたメモ書きが無い。
落としたか、と思って辺りを見渡すも、暗いのでよく見えない。光源も持ち合わせていない。

「しまった…」

頭を抱えつつも、これが財布とかじゃなくて良かった、とも思う。

セリア > 「……ま、いいや。さっさと帰ろ…」

小さく呟くと、踵を返して歩き出す。

道中は特に何事もなく、自宅へと戻っていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセリアさんが去りました。