2020/06/16 のログ
■イディオ > (暫くもそりと動いていれば、独り身故に、空いている席を見つけることができたので、其処に腰を掛けることにする。腰を下ろしてしまえば、カウンター席であった。よくある場所だ。
男は軽く、マスターに視線を向けてから、よろしく、と言いながら、注文をする。肉料理にエール。冒険者御用達の、体力と空腹をごまかすための、大量ご飯。安くてうまくて多いそれ。)
「で、なにかしら、面白い噂でも?」
(冒険者にとって、情報は大切なものだ、噂も依頼に繋がるものが多くなる傾向もある。というかギルドの噂話は大体依頼に繋がるものだ。聞いていて損はないのだ。
酒と、料理を準備する間、マスターは奥に引っ込む。
周囲の冒険者たちの話などを軽く聞き流す、良い情報があれば別だが、大体は、本人の武勇の自慢話なのだった。
それを聞いていてもいいが、それよりもいい情報が欲しいものだと思うのだ。ソロは色々と不便なところもあるし、情報収集は難しいので。
チームを組むのもありだとは思うが………まあ、時間が合わないので仕方がないとも思う。
たまに、ハーレムみたいなチームを組んでる冒険者が、うらやましい。
爆発すればいいのに。)
■イディオ > (そして、食事を持って戻ってくるマスター、酒を置きながら、男に色々な情報を教えてくれる。暇なのだろう。話し相手にはとても重要だ。
最近の情勢とか、現在どんな冒険者が活躍しているか、等雑談ながらに重要な情報が聞ける。
だから、話してくれるマスターに色々と聞きながら男は食事をするのだ。
酒を飲み、肉をかじり、マスターの話題を聞き入れて。)
「じゃあ、あの依頼を受けるのも、ありか……。」
(それをもとに、今後の依頼を受ける思考を組み立てていく、あの依頼を受けて、之だけの報酬、この依頼を受けてこれだけの報酬。成功しか見ていないが、失敗を考えて受ける依頼などは、必要ない。
というか、失敗を覚悟するような依頼は受けるべきではないというのが男の持論でもある。
たまに、名指しで来る依頼があり、それの場合は失敗も覚悟をしなければなるまいと思うが、それはまた別の話だろう。
指名依頼など、有名税のようなものだし。
自分には縁のない事でもある、なので、今は考えない。
そんな風に、男は食事をして、宿に戻るのだった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。