2020/06/15 のログ
■アレエル > 可愛らしく男勝りに自信満々だった少女の声が
抱かれた途端に女の子らしい声音になると、それだけでも興奮してくる。
抱きしめて密着している状態のせいで
早くも反応し膨らんだ男の股間が彼女の下腹部に押し当てられる。
「……あれ?
まだ始まったばかりなのに、もう取り乱したような声だね。
やっぱり、チェルシーはまだこの仕事を依頼するレベルじゃ無かったかな?」
彼女の姿は背後の方から見ると、
その長い髪などで隠れて意外と露出度は低めにも見えるが、
正面から見つめ下ろすと際どく股間に食い込むような衣装と
そこから伸びる太ももや、
やや小柄な割にそれなりの大きさのバストの半分近くが露わになった胸元など
それなりに肌の面積が大きい。
抱きしめると、その滑らかな肌の触れ心地よく、
男の手はだんだん遠慮なく全身を愛撫していく。
その首筋にちゅ、ちゅっとキスするたびに
彼女の耳元に艶かしい水音が響き、
さらに周りの男達の興奮した息遣いが
洞窟内を徘徊するモンスターの荒い呼吸音みたいで
臨場感を盛り上げるだろう。
「これはまだテストだからね。
ここで降参するなら、さっきのお金を受け取って帰ってもいいんだよ?
まあ、チェルシーのことを知ってるみんなはがっかりするだろうけど
自分のレベルを見極めて依頼をどうするか決めるのも仕事のうちでしょ?」
楽しげに言いながら、何か植物モンスターの触手の真似みたいな手つきで
おへその下からつつっと指先を這わせて、彼女の大事な部分へ軽く押し付ける。
「……こんな所を攻められても平気?」
■チェルシー > 自分の身体を痛めつけるでもなく、
ただただ柔らかく弄るアレエルの手つき。
心なしか、下半身に固い何かが押し当てられるのを感じる。
(え、え……?
……これって……まさか……??)
これは、愛する者にのみ行われるという秘密の行為なのでは……
しかし、今出会ったばかりの彼が、何故……??
しかも、こんな公衆の面前で……!
などと、あまりにもピュアな考えを巡らせる少女。
……彼女は、今までそういう事に無縁であるばかりか、知識すら皆無。
痴女みたいな恰好をしておいて、自慰すらしたことのない純粋な少女なのであった。
「い、いや、べべ別に、大丈夫だし……!
こ、こ、こんな事されても、一流の僕の心は乱れたりなんか……!!」
明らかに取り乱した様子の少女だが、
アレエルの見え見えな挑発には容易く引っかかってしまうのであった。
「………ふぇぁっっ!!!?」
アレエルの手が少女の秘所に触れる。
誰にも触れられた事のないそこに指をあてられると、
全身に感じた事のない何かが走り、自分でもびっくりするほど大きな声が出てしまった。
「……あ……ぅ……
………そ、その……あの……」
平気か、と訊かれれば、全然平気では無い。
恥ずかしすぎて、今すぐ逃げ出してしまいたい。
■アレエル > 何だかやけに初々しい反応で、
こんな格好をしているから気づかなかったが処女だとしたら
それなのに健気に耐えながら羞恥で真っ赤になっているチェルシーが
ますます可愛く見えて、男としてその全てが欲しくなってしまう。
薄い生地の衣装の上から、
優しい手つきだが少しずつ強く圧迫するような力加減で
ゆっくりと割れ目を上下に擦り、食い込ませていく。
空いていた左手は胸に押し付けるように触って揉み、
その大きさと柔らかさを確かめていたが、
それだけでは物足りなくなって、
わざと少し乱暴な手つきでひんむくように胸元の衣装をずり下げ
周りの男達に自慢するように彼女のおっぱいを露わにして見せつけた。
しかしすぐそれを独り占めするように、また鷲掴みにてこね回しながら
一度顎先を摘んで上向かせ、おもむろに唇を奪い口付けていく。
「んっ……さすが、まだ簡単に諦めたりはしないみたいだね……
ちゅッ……ちゅ……
……は…ぁ…、そのかわいい唇……閉じちゃダメだよ。
悪いモンスターの中で人間の子が紛れてるなんて怪しまれないように、
いやらしい事されたって同じように舌を動かして仲間みたいに思わせなきゃ……」
そう言いながら、彼女の狭い口の中を蹂躙するように
器用な舌先を蠢かせて舐め回していく。
さらに、それと同時に下腹部では股間の布地をそっと横にずらし、
そこに浮かんだ淫らなぬめりを塗り広げるようにしながら
割れ目に指先を挿入し始めた。
まだ大切なものを奪ったりしないよう、
入り口のほんの近くで、ちょっとだけ擦り付けて、
楽しそうな顔でまだ彼女が知らない冒険のステージを教えてあげる。
■チェルシー > 胸を、秘所を、アレエルの指が探る様に刺激していく。
くすぐったいだけではない、何かクセになってしまう様な未知の感覚を与えてくる。
それに身を委ねてしまいたいが、そうしてしまうと戻れなくなってしまいそうで怖い。
そうしているうちに、バニースーツの胸元がずり下げられようと……
「ま、まって、だめ、だめだよそれは……!!!」
余りの羞恥心に声を上げるが、時は既に遅く、
健康的な美しい乳房が晒されてしまう。
(………お、お嫁に行けなくなってしまう……!)
などと可愛らしい事を考えながら、
恥ずかしすぎて声もでなくなってしまう少女だった。
「…………っっっ!!?」
今度はアレエルの顔が近づく気配。
そして、唇さえも奪われてしまった。
……もちろん、初めてのキス。
初めてでもお構いなしに、舌を口に入れられ犯されてしまう。
「………あっっ……っっっ……!!」
上半身ばかりに意識が行っている所へ、
割れ目の中へとアレエルの指が侵入してくるのを感じる。
未開発の狭い膣が、アレエルの指をきゅっと締め付けてくる。
……あまりにも初心な少女だが、その粘膜はわずかにしっとりと水気を帯びており、
身体は十分、成熟している事を示している。
■アレエル > まだ男のことを何も知らないチェルシーを抱きしめ
キスさえ初めての彼女を翻弄するように淫らな動きで舌を絡め合わせる。
冒険者としてレベルの高いチェルシーも、
性体験の間はそのレベルが完全に逆転してしまっている状態。
密着した隙間では胸も揉みしだきながら、乳首を時々つまみあげて
その勃起具合と反応を二人だけで確かめ合っていく。
チェルシーの艶かしい表情と漏れる可愛い声は周りの男達も魅了し、
中には勝手に近づいてきて彼女が男の指をアソコに咥え込む姿を
少しでもはっきりと観察しようと凝視する者もいる。
彼女の優れた冒険者の勘と鋭敏な感覚なら、その熱い視線に気付けるかもしれない。
「なんだか、顔が真っ赤になって可愛くなっちゃってるけど大丈夫?
優れた冒険者なら、自分のダメージ分析や状況把握も
しっかり出来てるハズだよね?
今、ナニされてどんな状態か、チェルシー自身の口で教えてよ?」
目隠しされた顔から見える羞恥でとろけた表情を見れば、
まだ未経験でも男女の営みについて最低限の知識はあるらしい。
耳元にキスして首筋を甘噛みしながら、
意地悪く尋ねてさらに羞恥心を煽り、公衆の前で辱めていく。
■チェルシー > 深く口づけをされると、頭が蕩ける様にぼーっとしてくる。
なんだか、まともに物を考える事ができない。
恥ずかしくてたまらないのに、ずっとこうしていても良い様な……
胸や乳首への刺激も、なんだかもっと味わってみたくなってきている様な。
「……ふは……あ……う………
……き、君に……僕の………
大事な所を………触られて………
……恥ずかしくて、たまらない………
け、けど……なんだか、変な気分で……あっ、ああっ……」
その変な気分というのが、まだ性の快感である事を理解していない様子。
「あぁっ……あ、アレエル君……やぁぅ……
……こ、こんな……みんなの前じゃ……やだ、よ………」
心の準備も何もないのに、公衆の面前で辱められて流石に耐え切れなくなってしまった様だ。
弱気な言葉を吐きながら、顔を両手で覆って、しくしくと涙を流し始めてしまった。
……だが、言葉尻を捕らえるなら、公衆の面前でなければ行為を受け入れると言う意味にもとれる。
■アレエル > 彼女にとって初めての感覚をきちんと覚えさせるように
入り口付近の熱く濡れた壁を擦り付けて愛液をかき出し、
丁寧に塗り広げて少しでも柔らかくほぐしてあげようとする。
しかし溢れ出た汁は意外と多いようで、
震える少女の脚の間を伝い落ちてポタポタと床に滴り落ちていくだろう。
チェルシーが泣き出してしまうとその言葉は力無いが、
男にとって都合よく解釈すればまるでおねだりのようにも聞こえる。
「可愛い……、それじゃ、ここまで頑張ってくれたし
とりあえずテストは合格ってことにしようか。
静かなところに連れて行ってあげるから、そう泣かないで……」
そう言って耳元に囁くと、
少女の身体を辱めていた指や手の動きを寸前のところで止めて、
代わりに優しく抱き寄せて目隠しを外してあげる。
そして、労うように頭を撫でると、
涙に赤く腫らした目元と頬を撫でながら、
その顔が可愛くて抱き寄せ、もう一度口を重ね合わせた。
「ん……、それじゃ、ついておいで。」
そっとチェルシーの肩を抱くと、二人で冒険者ギルドを出て行った。
もう外は真っ暗になっていて、その夜の街のどこかで
彼女は新しい仕事をすることになるだろう。
■チェルシー > 秘所から溢れる愛液が床を濡らす。
そのぬめりが指に纏わりつき、潤滑を増すと、
きつく締め付ける肉壁の中にもすんなりと指を受け入れてしまいそうだ。
「……ん……。」
アレエルが耳元で囁き、その口づけを受けると、
安心した様に身体をアレエルへと預け、しばらく唇を重ね合わせる。
目隠しを解き、乱れたバニースーツを軽く整えると、
アレエルに身体を預けたまま、夜の街へと連れていかれる。
これからすることになる「仕事」に、不安と期待を抱きながら……
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からチェルシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアレエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 BAR」にティエラさんが現れました。
■ティエラ > 平民地区の一角に作られている、静かな酒場。冒険者たちが飲んで騒いで、という場所ではなくて、静かに酒を楽しみたい……そんな人間が一人二人、酒を傾けるための場所。
店内はさほど広くはなくて、10人は入れれば良い方、カウンター席の後ろは壁だが、通路としては三メートルほどあり、奥から出るのにも余裕はある。
マスターは壮年の男性であり、寡黙、静かにグラスを磨いているけれど、話しかければそれなりの受け答えはしてくれる。
そんな酒場で、からん、と涼やかなドアが開く音を響かせた、入ってくるのは、一人の女性。この周囲に住まう人間ではないであろう、葡萄の色の髪の毛をして、金色のサークレットが彩る。
顔は……褐色は、日に焼けたというよりももとよりその色という色合い、目は髪の毛と同じ色の眼で、切れ目。アイシャドウは、翡翠の色を薄く。その下は、鼻は高そうだがフェイスヴェールで口元は朧気に隠されていた。
赤いローブを身に纏い、肩から、足元までは隠れていて、足元にはアンクレットがしゃらん、しゃらんと涼やかな音を響かせていた。
魔術師というイメージよりは、占い師というイメージに近い服装をしている女で。
その女は、音も無く静かに移動をして、BARの奥の方の席に移動して、ストールに腰を掛ける。
「マスター……、ウイスキーを……そうね、今日は、ロックで。」
落ち着いた声で注文する声は慣れていて、この店の常連という事伺わせよう。
静かに出されるグラスはロックグラス、小さな其れに入る琥珀の色が美しく、それを彩る氷の色。
香りも上品でいいにおいだ、それを静かに確認しながら、女はそっと手を伸ばす。
女の手は褐色でその爪の先には、薄いピンクのマニキュア。
ロックグラスを持ち上げて、一口、強い酒精を、静かに嗜む女。
■ティエラ > 琥珀の液体が、喉を滑り、降りていく。少しであるが、強い酒精が喉を焼き、そして……お腹が熱くなる。体内から燃えるような、この感覚が好い。
ふ、とフェイスヴェールの下から酒精の混じると息が吐き出されて、ことり、とロックグラスが置かれる、中身はまだまだ減ってはいない。
一口を堪能するかのように、女は瞳を閉じて、静かに息を繰り返す。
グラスを磨く音、静寂に包まれている室内、そして――――。
「―――――。」
窓の外は、しとしと、と雨が降っているようだ、近くの窓の外窓を叩く雨の音、地面をたたく雨。
雨の音をBGMに、女は静かに酒を飲む。
語るものはいない、耳を傾けるものもいない、今、其処にいるのは、グラスを磨き続けるマスターと、隅で、ロックグラスを傾ける女のみ。
その静寂が心地よくも思いつつも、誰かの語らいも恋しく思う二律背反。
しかし、マスターに話しかけ続けるというのも、この店の雰囲気を壊してしまうようで、躊躇われる。
なれば仕方があるまい。
女は、もう一口、ロックグラスを持ち上げて、酒をくい、と呷り、飲み落とす。
■ティエラ > しとしと、しとしと、窓の外で、窓を叩く雨の音、こういう時は、何か、静かな曲が欲しくなる。
嗚呼、踊りのイメージにこう云うのも偶には好いのかもしれない。普段は扇情的な動きで、男共から金を巻き上げているけれど。
雨の音を連想に、踊りの動きを組み立てて、それを、実際に頭の中で踊ってみるのだけれど。
(―――……駄目。)
自分の普段の職場である貧民地区の酒場では、通用はしない、そもそも、彼らが見たいのは女の肌であり、踊りではない。
誘う動きに、視線に、自分がその女を抱いていることを連想して悦ぶ生き物だ、あそこでは使うことはできない、別の場所でとなると、貴族の招待での踊りや、劇場となってくるが。
場末の酒場の踊り子がそんなところに声かけられるというのは、酔狂と言わざるを得ない。貴族にしても、呼ばれる自分としても。
仕方がないわ、と小さく息を吐き出して、案を没にして、女はロックグラスの酒を一口。
カランと、氷が揺れる音が、耳に心地よい。
お酒も減ってきた、視線をそっと窓のほうに向けてみれば、雨は小降りになっている、もう少しすれば、止むだろうか。
なら、もう少しだけ、お酒を楽しみましょうか、とグラスに残る琥珀を眺める。
マスターの方に視線を向けても、迷惑そうな表情もなく、ただただ静かに、グラスを磨き続けていた。
■ティエラ > 小ぶりの雨は止んでいく、窓を見て大丈夫だろうと女は、息を吐く。ちびり、ちびりと、飲んでいたロックグラスの中身はもう、空で。
女は静かに立ち上がり、マスターの方に葡萄の目を向ける。その視線に呼応したのか、マスターもこちらの方を見る。
小さく首肯して見せてから、懐から革袋を一つ、その中から金貨を一枚取り出して、ことり、とグラスの脇に置く。
「それでは、ご機嫌よう。」
フェイスヴェールの下で、小さく微笑んで見せてから、女は扉を開くと、カランというドアベルの音。
扉の外は、雨が止み、しかし地面は軽くぬかるんでいて。
空はまだ曇り空で、薄く灰色の空色だが、雨はもうないので気分は悪くはない。
どうせ、この後は暗くなり、夜空は黒になるのだから、星のあるなしはさほど気にならない。星見などする積りもないのだし。
扉をくぐり、町の中へ。
人の行交いの始まるであろう、平民地区の大通りの方へ進み、人込みの中に消えていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 BAR」からティエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿」にアレエルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿」にチェルシーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿」からチェルシーさんが去りました。
■アレエル > 冒険者ギルドから出てきた若い冒険者風の男は
なんだか耳を赤くして俯きがちのようなバニーガール姿の少女を連れて歩き
近くの宿へと向かっていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿」からアレエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にチェルシーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からチェルシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。
■イディオ > (冒険者ギルド――そこは、様々な冒険者たちが集まり、依頼を受けたり酒場で酒を飲んだり、仲間を募集したりする―――所謂拠点と言うべきところだ、其処に所属する冒険者は様々な物事をこなし、その依頼に見合った報酬を得るのだ。
冒険者ギルドも様々あり、名前のある有名な一流どころのギルドがあれば、そうではない場所もある、が、基本的にはどこも同じだ。理由は、冒険者ギルドは基本的につながっている、同じ依頼を扱う事もあるし、ギルドのランクによって、渡されないものもある。
ギルドという名の巨大な組織、と考えればわかりやすいだろう、そのギルドのランクにより、依頼の上限下限があるくらいだ。
そんな中で、男は中間のギルドに、何処にでもあるギルドに戻ってきている、ここが子の冒険者の拠点だという事である。
頭には鉢巻を巻いて、目は光の無い青い瞳、全身は何処にでもある鉄製のコンポジットアーマー、腰には剣で。目立つものと言えば、左手にある盾と、腰にある大きな筒ぐらいか。
そんな冒険者は、のんびりとした足取りで戻ってきて、ギルドの受付嬢に、依頼報告のための紙と、受注した依頼の納品物である薬草を大量に。
今日も今日とて、男は薬草採取を受注して、それを終えてきたところであった。)
「―――さて、と。」
(いつもの流れとはいえ、薬草などの鑑定に少しの時間が掛かるので、その間に、依頼が何かないだろうかと、依頼の掲示板の方に。
何か目を引く依頼があれば、それを受けていくのもいいだろう、基本的に依頼には期限があるので、そんなに急ぎのものでなければ、受けておいて、今日休んで明日の朝から開始という手段も取れるのだし。
無ければ無いでも、良いのだと思う。
のそり、のそり、と男は熊の様に鈍足に、鈍重に足を運び、掲示板の張り紙を、見まわすことにする。)
■イディオ > 「ゴブリン退治の依頼、魔獣退治の依頼、薬草採取の依頼………―――後は、アスピダ関連の依頼、か。」
(張り出されている依頼に関しては、どれも、之も日常的にある依頼ばかりであった、ゾス村周辺の依頼が少なくなっている、噂ではあそこの村は今大変らしい、恐らく依頼をするほどのお金すらないのではないかと思われる。
だからこその、アスピダ関連の依頼なのだろう、アスピダ攻略の要求や、ゾス村などの防衛依頼などがこちらに来ているようにも思える。
他には……、一瞬目を疑う)
「冒険者が、依頼を出してるのは兎も角、野良犬、退治……?」
(なんと酔狂な依頼もあるものだ、と思いかけて、その依頼主を見てあぁ、と考える。知っていると言うか、先日専属で薬を作るのを頼むことを依頼したヒーラーだ。
彼女が出した依頼が此処に貼られているという事らしい、これ、まだ有効なのか?依頼料は安いがさてどうしたものか。
知り合いが困っているなら手助けするのも、とおもう。が、ネットワークで張られていると時差というものがあり、依頼を受けてみたら別のギルドで依頼が終わってるという事もままある。
恒常的な薬草採取とか、その辺なら兎も角、これはそういう類ではなさそうだ。)
「うーむ。」
(腕を組み、悩んでいると、名前を呼ばれる。薬草採取の依頼の鑑定が終わったらしい、考えるのは後に回して男は、まず以来の報酬をもらいに行くことにする)
■イディオ > (今はアスピダの件もあり、薬草採取の依頼の報酬は少し割高になっている、なので、たくさん撮ってきた場合の色も又多くなっていた。正直、今はぼろ儲けと言える。
お金はあればあるほど助かるし、今アスピダの件で冒険者が多数で払って居て薬草が慢性的に足りない、だからこそ、こういう仕事がおいしくなる。
出来る限り、今のうちに稼いでおきたいし、稼いでおかないと、ポーションなどが足りなくなるので、本当に今のうちに行わないと、と思う。)
「さて。」
(お金をもらって懐も温かくなったところ、お腹も少し減ってきている、依頼の掲示板を眺めて、ある程度の状況は確認した、急ぎで手にするような依頼はなさそうだ。
だから、食事にでもしよう、とギルド併設の酒場へと移動することにした。
いろんな冒険者が、アスピダでの活躍を自慢しているのが見える、オウオウ、と、軽く手を振ってなじみの冒険者たちに挨拶しつつ、男は席を探す。
何処か良さそうな場所は無いだろうか、うろうろと、集まる冒険者たちの合間をくぐり、酒場のテーブルの空きを探す。)