2020/05/26 のログ
イディオ > 「――――。」

(特に誰もいない模様、気になる人も、面白そうな話をしている人もうわさもなさそうだ、仕方がないな、といつものように男は食事をして。
酒を静かに一人で飲んで。
腹を満たして、喧騒を眺めてから立ち上がり、部屋に戻り、一人寝るのだった。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に リューディアさんが現れました。
リューディア > 夕方。まだ人通りの多い市場を多くの荷物を抱えた女性が一人。
パン、卵、ニンジン、キャベツ。紙袋の中には今日お店で使うための食材を詰め込んで。
きょろきょろと市場の店を眺めながら、何かを探すかのように猫耳を立てて

「あとは…っと」

足りない食材は何だっただろうか…。いくつも並ぶお店で安い食材も見比べながら、少しずつ市場の中を移動していく。
店で使う食材の量は日によって異なる。余らせすぎてしまっても困るから、店にある量と買う量、その値段なんかを吟味しながら。

リューディア > 明日のお昼の定食メニューは何の予定だっただろうか。人気の唐揚げ定食だったかもしれない。
キャベツを買い足して、今晩中に刻んでおかないと…

「お兄さん、キャベツを2玉お願いします」
キャベツが安い八百屋の中年男性に、にこやかに声をかけて。にっこりと口角を上げるのも忘れない。

『おぉ!リューディアちゃん。2玉も持てるかい?』
馴染みの店長は気前よく、なるべく大きい二つを紙袋に包んで手渡してくれる。既に大きな紙袋を幾つか持っている女性は、なんとかキャベツを受けとり。

「ええ、もちろん持てますよ」
なんとかギリギリ持ってるけれど、強がって。荷物を抱えると。もうこれ以上は持てないだろうか。
市場を見て回るのはこれくらいにして、家路を急ぐ。

「キャベツを刻んで、鶏肉を漬け込んで…」
明日の昼用の下ごしらえ、今日の夜用の下ごしらえ。頭の中で思い浮かべて。店にたどりつけば、慌ただしく始まる開店準備。まだまだ一日は長そうだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」から リューディアさんが去りました。