2020/03/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」にミストさんが現れました。
ミスト > 恒例のごとく紛失した武器の代わりを探しに武器屋へと足を運ぶ。
毎回同じ武器屋に通うので店主や店員はもはや顔馴染み。
高い武器や良い武器を勧められると言う事は既になく、むしろ中古品の良い物があると教えられる始末。

しかしそんな事は何のそのと気にもせずにガタが来た剣を手にして。

「んー…これは今一かな……」

長さや重心は悪くはないが軽く振ればガタツキがあり。
惜しいと思いながら剣を戻して他の武器を眺める。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」にガルディさんが現れました。
ガルディ > ガシャガシャと音を立てる革袋を担いだ男が武器屋に姿を表す。
その中身は今週、打ち出した武器の納得いかなかった失敗作たち。
粗製濫造された武器が十把一絡げに突っ込まれている樽に、それらを捩じ込む。

「それじゃ、後はよろしく」

失敗作を売る場所を間借りする代わりに、鍛冶を安く請け負ったりもする。
店とはそんな関係だった。

ミスト > 他にはいい武器がないかなと眺めていると派手な金属音が聞こえそちらに目を向け。
その音の元に気が付けば本当に珍しく嫌そうな顔を見せる。

「…わぁ……」

頭に浮かぶのは以前に会った時の事。
またああなっては困ると周囲を見回し…商品棚の影にと静かに向かって。

ガルディ > きっと、彼女が大人しく剣を物色していたら男は気づかずに店を後にしていた。
派手な音を鳴らして入店したため、視線を受けるのは当然にしても。
避ける雰囲気というのは、とてもわかりやすく。

青みがかる黒髪が翻ったのを、怪訝に思いながら追いかけた。

「――なンだ、ミストか。
……こんなトコで何やってんの?」

確かこちらに……、そう思って棚の影を覗けば一見して視線の訳も悟る。
自然と、彼女の前に立ちはだかる位置。

ミスト > この店の構造は悲しい事に把握しきっている。
なのでここに隠れれば安全と棚の影に入り込んで一息。

後はやり過ごせばいいと考えていたのだが…。

「あ、あはは。や、ガルティ。
ここは武器屋だよ、だったら冒険者のボクが居る理由は一つだと思うけど?」

兎も角武器を失くして毎回獲物が変わる事で有名。
武器探し以外の理由がある?と立ちはだかる様になった男に開き直り。

ガルディ > 女性としては背の高い方である彼女を見下ろし、肢体を一瞥。
未だ特別卑猥な意味は無く、また獲物をなくしたのだろうという確認。
付かず離れずの距離。

「そりゃ見りゃあ解るがね、ンな暗がりでナニやってんのかって……まあいいか。
ちょうどいい、次顔見たらヤろうって思ってたヤツ。ほらよ。」

男は腰の後ろに手を回す。
携えていた革鞘入りの短剣を鞘ごと外して、彼女へと差し出した。
以前話していた、特殊な能力はないがまあまあ、な品。

ミスト > 男の視線が向くと前回を思い出し警戒の姿勢。
まさかここでと警戒度が増していき…。

「こんな場所では……それは気にしないでくれていいよ。
うん、きっと気にしない方がお互い幸せだとボクは思うんだよね。
ヤろうってまた……え?」

一体何をと思うと差し出されたのは革鞘に入った短剣。
完全に予想外で、いいの?と男と短剣を交互に見てしまう。

ガルディ > 彼女自ら店の奥まったところに隠れてくれたので、それを考えない訳じゃあない。
が、まずは自分の用事を済ませるところから。

「こないだはまァ、ずいぶん楽しませてもらっちまったし。
あんまり安物ばっかり使って、美人がぽっくり逝く、とまでは行かないにしても……触手の餌食、なんてつまんねェから」

突っぱねられるかと思いきや思いの外好感触。
交互に向けられる視線へ、どうぞ?と肩を竦めて笑って返す。

ミスト > 「も、もうあんなことはしないからね!!このえっち!
直ぐに無くすから安物じゃないと次を用意できないんだよ。
そんなに危ない仕事は受けないし、触手の出るような場所もいかないよ」

こんな場所でと思わずに大きな声で返してしまい顔を赤くし。
稼いではいるが買い替えで結構トントン、そんなに余裕はなく。
仕事も実力相応なので遺跡には先ず行かないと。

そして何かの罠かと警戒をするがその様子はなく…。
そっと短剣に触れると受け取り、返さないからね と一言。

ガルディ > 「……んー?ミストだってわりかし楽しんでたじゃないか、お互い様だよ。
ま、精々出来るだけ長持ちするように使ってくれればそれでいいさ」

顔を真っ赤にしての反論を、とりあえず甘んじて受けいれて。
そんな程度の仕事でどうしてそうすぐに無くすのかと詰問したくなる。
短剣については嘘偽り無くただの厚意であって、釘を刺す一言にも頷いた。
ただし、使い心地だけは適当に教えてくれ と条件を付け加え。

「――ところで。
あんなこと……ってのは、どんなことだ?」

短剣を抱え、手の塞がったのを良いことに距離を詰める。
彼女の頭の横に手をついて、男も一緒に影に隠れて寄り添う。
さっきから、勝手に思い起こしているらしい彼女に男の息遣いと体温が伝わる。

ミスト > 「楽しんでなかったよ!一人だけ楽しんでただけじゃない。
出来るだけそうするよ。でも失くしたらごめんね」

もう言うなとばかりに声を荒げそうになるが店主も店員も知り合い。
もうこれなくなっても困ると声を落とし。
どういう訳か一定の確率で武器がすっぽ抜けて飛んでしまう不思議な紛失。
どうも罠も何もない純粋な厚意あるようで受け取りつつ、そこはしっかりと頷いて。

「知らないよ。ボクは何も覚えてないから」

距離を詰められびくりとして。
頭の横に手を付けられるとこれはやばいと逃げ場を探しては寄り添う男を押して距離を開けようとして。
近づくな思い出させるなと必死に押していく。

ガルディ > 「へぇ、自分から口にしといて……そーいうこと言う?
だったら、……」

男にとっても、店主も店員も知り合い。
どうなろうと言い訳が聞く、というのが彼女との違いか。
身体に細い指が触れ、押されるとむしろ押し返す為に近づく。
ぐいぐい、より強引に店の片隅に彼女を拘束していく。
ロングスカートに包まれた脚を割るように膝を入れて。

「是が非でも思い出してもらおうか――」

つ……と、自分の片眼鏡に触れる。
そしてそれを、彼女の耳にかけてレンズを覗かせる――その先には、あの日の痴態が映し出されていた。
音声はナシ。
喉を反らし、強請り腰を使い、挙げ句の果てはどうみても受け入れているようにしか見えない。
他人から見た、ひとりの女の姿。

ミスト > 「何のこと?ボクは覚えてないよー」

確かに言ってしまったが思い出したくないのでごまかしの一手。
まさか他の店の人が居るのに妙な事はしないだろうという、男の方が自分よりも知り合いだとは思わない油断。
来るな寄るなと押し返すが体格と力で敵わずにより近づかれ。

「場所…場所考えてよ……っ!」

逃げる所か逆に片隅に拘束されてしまい逃げ場が少なくなって。
更には両足の間に膝を入れられてしまい。

「覚えてないのを思い出すなんて出来ないからね」

忘れたんだから諦めてと睨みつけ。
何を思ったか男が片眼鏡を自分にかけてき、レンズに映った光景に顔がいっきに真っ赤に染まり。
そこにはあの時に無理やりにされた自分が映っている。
慌てて片眼鏡を顔から払い落とそうとし、こんなのボクじゃないと逃げようと暴れ始める。

ガルディ > 場所、という言葉に対し男のほうが意外そうな顔をする。
場所さえ考えれば良いのだろうか?
男にそんな疑念を覚えさせるには十分なセリフ。

「――っとと、……そこまでいうなら、おっちゃんでもギルドででも聞いてみようか?
ここに映ってんのが誰で、……楽しんでないように見えるか、って。
個人的にはコレは独り占めにしとくつもりなんで、どうしてもヤダって言うんなら退くけど」

眼鏡を払い落とそうとする手首をひっ捕らえ、壁から引き寄せるようにして抱き寄せる。
頑なに否定するというのなら、顔馴染みらしい店の誰かに聞いてみようか。
なんなら、男性店員でなく女性でも構わない。
そう言う間にも……レンズには、彼女の痴態が流れ続け。

「場所は変えてやるから……少し付き合えよ、ミスト」

耳にキスを施して誘い、男の方から棚の影から引きずり出す。
この場所からは逃してやろうと掴んだ手を率いて。

ミスト > 自分としてはこんな場所で変な事をするなと言う意味。
勿論受け入れるつもりも全くないのだが慌てているせいで色々と言葉が足りない事態。

「そ、そんなの聞かなくていい!ボクが色々と終わるから!
確かにボクだけど楽しんでなんてないからね。
変な事考えてないで消してよ!」

このまま眼鏡が砕けたらいいなと言う行動は簡単に封じられて、逆に抱き寄せられて暴れ。
もしこんな映像を見せられてしまえば、もう来れない以前の碌でもない事になるのは直ぐに分かる。
そうして暴れる間も思い出したくない痴態は流れ。

「ぜ、絶対にまたする気だよね、ボクはも嫌だから…っひ」

懸命な抵抗も耳にキスをされると悲鳴と共に動きが止まってしまい。
そのままに棚の影から引きずり出されてしまって。

ガルディ > 密かに流出させるのも簡単なことだが、それに関してもまた嘘は言っていない。
とりあえずは独り占めで優越感を楽しませてもらうつもりで。
彼女に対しても、有効な切り札だとたったいま知れたことでもあるし。

――そして、更にコレクションが増えるのだと思うと。
耳を弄ぶキスの吐息にも強い熱がこもってしまって。
思うがままに動きを止めたから、更にもう一度反対の耳にもキスを。

「一切合切、部屋に入ってから聞いてやるよ――」

腕をひかれてたたらを踏む女が、武器屋から男に連れ出されていく。
それを見た店員の中に、察したものもいるかも知れない。
しかし止めるものもなく、後日追求するものもいないだろう。
男と女の姿は、すぐに表の通りからは消えて――……。

ミスト > どうにか映像を処分したいが魔法や魔法の品はさっぱり。
しかも自分よりも腕が立ちそうな男を出し抜く方法も浮かなず。

慣れない刺激に完全に動きを止めてしまい。
更に反対の耳にまでキスをされてもう顔は完全に真っ赤で。

「い、行かないよ。部屋なんて……!」

行かないからと抵抗をするが男の手により連れ出されてしまい。
視線が合った店員に助けを求めるも、助けはなくそのまま…表の通りから消えてしまって。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」からガルディさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」からミストさんが去りました。