2020/03/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルヴィンさんが現れました。
アルヴィン > この街での初めての依頼を無事に果たし、騎士はギルドにて十分な報酬を手にしていた。
本来、数人単位のパーティが受領することを前提としていた依頼だ。それを一人で果たしたことで、十分に過ぎる報酬を手にすることができた。
となれば。しばらく、腰を落ち着かせる場所が欲しい。
そう思った騎士は、ギルドの厩に愛馬を預け、こうして街へと歩を進めたのだった。
気心の知れた、酒場を併設した宿でも見つからぬものか。
それとも、しばらく冒険の報酬による賃料を収めることで、店子を受け入れてくれるような家主でもよい。
こういうところ、人が好いようで妙に世故長けているところもこの騎士はある。のんびりと街並みを眺め、街の地理をも頭に入れつつ、騎士は平民達が住まう地区を歩いてゆく…。

アルヴィン > のんびり呑気に歩いているようで、この街の地理をしっかりと呑み込むこともまた、目的となっている。であるから騎士は、腹が減れば路傍の屋台で串焼きの肉を購い、喉が渇けば一杯の良く冷えたエールを購った。
幸い、懐はさらに余裕ができたばかりだ。
街の色、風、気風というものを肌身に覚えておくことは悪くないと、街歩きのその時間を、騎士は様々な人々との触れ合いにて過ごしてゆく。

アルヴィン > 猪肉の串焼きを頬張り、それを冷たいエールで流し込む。
「美味い食べ物と美味い酒。それが身近にあるような宿の世話になれたら、幸甚これに過ぐるものはないなあ…」
などと。騎士はさても呑気な事をのたもうた。
これには、聞いていた屋台のオヤジも思わず笑いを誘われるほど。
そのような宿があったらこちらがお世話にあずかりてえと、騎士は串焼きと酒の屋台のオヤジ二人に笑われる。
そんなオヤジ二人に騎士は、もっともだ、と至極真面目に頷き返してみせる始末。
こうして、騎士の宿を求める散歩は今しばし、陽の傾くまでは続けられ…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルヴィンさんが去りました。