2020/02/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネコさんが現れました。
ネコ > 『あい、クスリス草のサラダお待ち~』

平民地区、酒場兼冒険者の宿で一人のメイド少女がお仕事中。
猫のミレー少女だが、腕は隻腕。右腕が無い。
だが、実に器用に料理を運んでいく。

『はぁ~い。麦酒お届けぇ』

くるくると店内を回りながら、笑顔(完全作り笑い営業スマイル100%)で接客していく少女。
たまに身体に伸びてくる手は、器用に回避する。
本日、このメイド少女がなぜ酒場でお仕事中かというと……。

『……ん~。面白い依頼も、面白いお話も無いニャア?』

仕事の途中でクエストボードを見ることができたり。
冒険者の客の噂話に耳を傾けられるからであり。
少女としては、効率よく冒険者稼業をこなすための選択であった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレミィさんが現れました。
レミィ > 平民地区の通りを歩きがてら、ふと見た宿屋の戸口に見覚えのある少女を見つける。
彼女は、玄関側で熱心に何かを見詰めている様子。

窓越しにそこは酒場なのらしいと気づけばかつかつとヒール鳴らして踏み入り。

「ハァイ、ネコちゃん。
 こんなところでも会えるなんてラッキーだわ」

普段は伝言ついでに軽く挨拶する程度の仲であるメイド少女にウィンク投げかけて「メニュー持ってきて」と囁けばとりあえず客席へ。

ネコ > 『んや?』

近づいてきた相手に声かけられれば。お客様かな? と思い。
そちらを振り返る少女であったが。

『にゃぁっ、レミィさま。こんばんはですニャ。
 今お持ちしますにゃ』

相手は、自分の雇用主の知人である方であり。
少女は、すぐさま、相手に粗相など無いように、と。
メニューを持っていく。

『さて、何にしますかにゃ?
 あ、そういえば。セインの野郎……じゃニャかった。
 セイン様が、最近何かにおびえるようにお尻を触ってることが多いんですけど』

にゃにかしました? などと言いつつ、くすくす笑う少女。
ある程度、事情は聞いてはいるようだが。愉快で仕方ないらしい。
相手にメニュー内のオススメを指差そうとして前かがみになれば。
薄いなりに、女性らしいバストがちらと見えるか。

レミィ > 「覚えててくれて嬉しいわ。
 チップ弾んじゃおうかしら……と、夕飯まだなのよ、この"欲張りプレート"と黒麦酒が、いいかしら」

示されるメニュー内のオススメに頷いて、少女の主人の有様を聞けばニマァと桃色に塗った唇を引き上げて笑い。

「──そうなの?
 割と可愛いトコロ、あるじゃない?
 何かしたかって、それは──ンフ、ひ・み・つ。
 けど教えてあげる、今度そんな仕草してるの見たらドス聞いた声で『やぁらかく解しとけよ』って言ったら、面白い反応が見えるかも」

そう言いながらも、目の前のお乳は気にかかる。
触れられれば、ぴっと突き出した指先でメイド少女の喉元を擽り、そのまま下へ下へと浅い谷間まで触れていこうか。

ネコ > 『そりゃあ、主人の知人の方を忘れたとあっちゃあ。
 怒られるじゃすみませんからニャア』

その辺りはしっかりとしてます、と胸を張りつつ。
厨房へと、注文を伝える少女。

『……プッ。ニャハハハハハッ!
 じゃあ、アイツが言ってたのマジなんだ!
 賭けに負けたって話!』

相手の囁きに、少女はゲラゲラと大笑いする。
が、そこで相手に喉をくすぐられ。更に、胸元に触れられたのなら。

『にゃぅっ。……ん~。
 レミィ様、イタズラはダメですよ?
 ……まぁ。アタシを一晩買ってくれるなら。サービスはしますけど』

でも、こんなん買っても面白くないっしょ? と言いつつ。
少女は自分の右腕を指し示す。そう、失われている右腕。
正確に言うのなら。左手で、右肩を指差すような形だ。

レミィ > 囁いた話で大体の予想はついたようだ。
さては小娘、生娘ではないな……嫌、遊び人だときいていたっけ等々少女の素行に思いを巡らしつつ。

「まぁ、しばらくはビビってるご主人様眺めて胸をすかせておくのね。
 ──さて、どうしましょう。ネコちゃんのお値段がメニューになかったのだけれど、時価かしら?」

一夜を共にするのは吝かではない口調で笑いながら、右を指す左手を見れば真剣な表情で首を振る。

「いいえ?
 シンメトリーだけが美ではないし、ド真ん中半分分けできるものが自然界の黄金律ではないのよ。
 ──お許しが貰えるならアタシが食べている間横で1杯奢られて頂戴。
 後で一緒に寝ましょう」

言葉を切ると微笑に変えてまるで同衾でもするかのようにさらりと誘う。
主人が互いについての評を正しく伝え合えているならば、それでも通じるはず。

ネコ > 『にゃっふっふ。そりゃあイイですにゃあ。
 アイツ、クソですからにゃあ』

ケケケ、と笑いつつ。相手に問われれば、ん、と首傾げ。

『時価ではねーですけど、でも。レミィ様になら。
 そ~っすね……おひねりでいいですにゃよ。
 サービスして、ご満足いただけたらアタシの価値を決めてもらう、的な』

それでいいですよ、と言いつつ。相手の次の言葉に、少女が絶句する。

『……そこまで言い切られたのははじめてかも。
 同情や憐憫はたくさんもらったけど。
 ……ふふ、了解ですニャ。
 マスター! アタシ、こちらのお客様にサービス入りまーす!』

いっそすがすがしい言葉に、少女は微笑み。
マスターに、『そういう意味での接客に入る』と伝え。
ちょこん、と。相手の席に相席させてもらう。

『あ、先に部屋の鍵もらってきますにゃ!』

そこで、効率的行動を思い出し、少女は部屋の鍵を取りに走る。
どうにも、落ち着きの無い姿だ。

レミィ > 「あらあら、アタシはそんなクソのお友達だけどネコちゃんは変わらず慕ってくれるかしら」

少女の一夜の値段を聞けば、商談成立ってタイミングでその青い頭の天辺撫でようとする。

「そんなこと言われたら、無情に買い叩けなくなるじゃない。
 ──いいわ、お互いにとって不満のない夜にしましょうね」

自分の言葉を意外そうに聞く少女の姿には目を細めて。

「同情や憐憫の言葉は、その人の抽斗の浅い部分にあるから言いやすかっただけ。
 アタシがおべっか使っているわけでも、他の人に見る目がないわけではないのよ」

少女が自分専属の『接客』に入り、鍵を貰ってくるついでに料理も届いているだろうか。
食事をしながらまるで世間話のごとく軽く、

「で、ネコちゃんはベッドではどんなふうにされるのが好きなの?
 それとも敢えてのベッド外が燃える性質かしら?」

問いかける言葉で少女の劣情を煽ろうか。

ネコ > 『……その切り返しは想定してなかった~……』

たはー、と天井を見上げる少女。
少女としては、雇用主のことはキライではない。いや、尊敬してすらいる。
とはいえ、かの男の女癖の悪さに関しては正直どうかと思う、という。
そんな複雑な心境なのである。

『買い叩いてくださっていいんですよ?』

所詮奴隷メイドですから、と。ふっ、と冷たく微笑む少女。
この少女は、言葉や態度で、印象がくるくる変わる。

『……ふぅん。そんなもん? まぁ、そっか……』

深いなぁ、と。相手の言葉に少女は驚きと納得が半分ずつ、という様子のリアクション。

『あいあい、お待たせいたしました~。
 あ、料理も届いてますね。
 ……ん~。難しいですねぇ。基本的には、身体を売る時は相手の要望に応えるもんですし。
 あぁ、でもこの間、ダルマプレイしたときは凄かったっすね』

こぅ、魔術で。擬似的にダルマプレイを、などと笑いながら言う様は。
少し恐いものがあるかもしれない。

『あえて言うなら、激しく犯されるのが好きですよ。
 モノ扱いとか。首絞めとか?
 それだけ、求められてるんだなぁ、って気がして』

ちろ、と。唇をなめながら相手を見る少女。
その様子は、また変化し。男をたぶらかす毒婦の香りがあった。

レミィ > オカマは弁が立つ。
けれどうら若い少女を脱力させる返しだったことが意外ながらもふふんと含み笑いの声を揺らして。

「こういうのは相場が互いに禍根を残さないわ。だからそうするね」

陰のある表情で笑う少女にそれだけ言う。
高すぎても安すぎても、それはスマートな遊びではないから。

「けれどね、『可哀そう』な部分あってこそ『かわいい』ってコトもあるのよ。
 贅沢に貪って、肥え太って、威張り散らしているような何不自由ない大金持ち貴族のオッサンなんてひとかけらも可愛くないでしょう?」

ビアジョッキに口付けて喉を鳴らせば、フォークを持って食事を始める。
食欲は人並み以上の良い食べっぷり。

「ダルマ? ああ、催眠的なやつかな──そういうプレイもあるのね。
 はーん、激しくね……そうかぁ」

そういった苛烈な嗜虐性は、むしろ少女の主へぶつけるべく己の中で別ポケットに仕舞い続けてきているのがが少女へ向けるかどうか思案。
少女の舌なめずりには思わず口角が上がる。

「ん、じゃあ……実は犯されるのが好きとか?
 イヤよイヤよも……みたいな経験があったり?」

ネコ > 『キライじゃないんすけどね……』

一応、言い訳じみたことを口にする少女だが。
相手が笑えば、ん~、と。恥ずかしそうに唸り。

『ま、お任せしますよ』

相手の振る舞いは、実に大人なそれであった。
少女とて、そこに文句は無い。

『それはそうですけどね~。
 でも、それがいい、って人もいるんじゃないです?』

人の趣味はさまざまですから、と笑う少女。
相手の食べっぷりには、ちょっと驚く。
そんなに食べる印象は無かったのだが。

『あれは凄かったですね~。もう、頭ん中ぐわんぐわん。
 ……ふふっ。何考えてるんです?』

思案する様子の相手を覗き込みつつ。少女は微笑み。
しかし、相手の問いにはちょっと難しそうな表情。

『ん~。誰彼構わず、ってこともないですけどね。
 レイプやタダ乗りは嫌いですし。でもまぁ。
 ある程度仲の良い人なら、多少は無理矢理でも、イヤじゃないですよ』

状況によりますけど、と笑いつつ。少女は、相手の食べ終わった料理の皿はキッチリ片付けてみせたり。