2020/02/16 のログ
■アルマ > 暫く遠目から観察を続けるが、難易度の高いものか緊急性のあるクエストしか貼られなくなったようで、最後にもう一度だけ掲示板の方に出向いて、現在貼られているクエストを確認してから、溜息混じりに冒険者ギルドを後にする。
ちゃんと木製のコップを返却してからである。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
■ピング > 相も変わらず客入りの少ない、平民地区にある雑貨店。
一人暇そうに店番をしているのが常ではあるのだが、本日ばかりは少しばかり様相が違っていた。
夢幻窟、というとある貴族が経営する施設がある。
好きな夢をまるで現実の様に体験できると評判の施設だ。
そこで使用されている魔導機械の一つを最近、レンタルすることが出来た。
そう、レンタルだ。
流石に買う事は叶わずに、あれやこれやと取引をしてどうにか借り受ける事が出来た品。
それを時折、店の客――勿論女性に限る――に格安で使用を許可し色々、諸々と、楽しんでいる。
頭部に装着するリングの形をした見目には大したことの無さそうに見えるその品。
それを大事そうに手に抱え、カウンターに座って念入りに手入れをしている姿が、店に入って先ず目に留まる事だろう。
これを使って相手の夢を盗み見たり、夢の内容を弄って淫夢に悶える姿を楽しんだり。
そして夢に夢中になっている隙にその体に悪戯を施したりと、やれることは非常に多岐に渡るし実に楽しめる。
見た目からは想像もできないような性癖が夢を介して知れた時等、最高だ。
夢と現に惚けた相手にすけべぇな事をしている時など、特に。
こうして金儲けをするでもなく、全力でスケベに行動と考えを傾ける辺り、相も変わらずな店主なのであった。
さて、食指に触れる様な客や知り合いが、今日は訪れてくれれば良いのだが。
少しばかり変化球な企みと共に、店番は続く。
■ピング > こうして今日も、雑貨店の一日が過ぎて行くのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
■ピング > 今日も変わらず、閑散とした雑貨店。
店の中は相変わらず雑然としており、統一感が無いのはいつ来たって変わらない。
寧ろ、少し日数が経てばまた適当な品々が増えている始末だ。
そんな店の中で店主は本日、読書中。
カウンターに座り広げている本の背表紙は、現在王都内で流行している物語の本。
余りに人気で品薄状態が続き、手に入れる事が困難であると言われている本、なのだが。
「――――むほほ♡」
残念ながらというか、当然というか。
本のカバーが件の物語の物というだけで、中身は全然、別物だった。
その内容は、まぁ詳しく語る必要も無いだろう。
じっくりと1ページづつ読み込む様に視線を這わせ。
穏やかな(?)読書の時間が続く。
■ピング > 時間をかけて本の隅々までを読み込んだ。
ほっこりと満足した顔をして本を閉じ、こうして今日も暇な店の一日が過ぎて行くのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からピングさんが去りました。