2020/02/08 のログ
アルマ > 結局迷子にはなった。
迷子にはなったが、暫く歩いて路地を抜けた先は知っている道で、思わず胸に手をあてて撫で下ろすとアルバイト先に向けて、少し早歩きで向うのであった。

だが、迷子か?と不安になった時のあのドキドキ感は冒険にも似てるな、と思ったとか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 少し風が強くなってきた平民地区の一角、住宅街と商店街をつなぐ路地に、ぽつんと開けた空き地が一つ。

すっかり工事で慣らされて草一本生えていない殺風景なそこに、一生懸命にテントを張る準備をする小さな影がひとつ。
このテントを普段の住まいとし、薬屋の店舗ともしている少年薬師が、
冷たい強風と格闘しながらなんとかテントの骨組みを仕上げ、ペグを地面に打ち込み、ロープを張ろうとしていて…

「わわっ!っく、 ぅう~~~っ! このっ…!
あとちょっと、あとちょっと~~~っ!」

手付きそのものは不慣れではないが、いかんせん強風を布地が受け、手も冷風でかじかんでうまくいかない。

日頃は1分ですむ作業に10分かかってしまうペースに悪戦苦闘しながら、
テントが雨風をしのげる状態までもう一息…。

ひとまず、テントの形だけでもできあがったら、中で火をおこし、温かいものをこしらえて一休みしようと、
目前の休息のために小さな体を奮い立たせて、ぎりぎりとロープを引き、テントがもちあがっていく。

タン・フィール > 「ふう、っふ… ふーっ…」

そうして、なんとかテントが、いつもの6畳間ほどの広さと形になるまで更に数十分。
ようやくテントが外界の強風にも冷気にもビクともしない、住まいとしての体裁が整ってくれば、
外に出していた荷物を順番にテントの中にひとまず押し込んで自分もテントの中に避難する。

「ふう、つかれたぁ…! ちゃんとしたお店にするのは、明日からでもいいかな… なんか、あったかいもの、飲もう!」

と、様々な薬品をしまい込んだ袋から、薬用だけでなく、調味料や飲料にもなる薬草や甘味料を選別して、
手際よくテントの中に焚き火と、暖かな明かりのランプを設置し、鍋に火をかけ、お湯とミルクを混ぜてそこに粉末を投入する。
その香りはテントの外へと、湯気と甘い香気をまとって流れていくだろう。

「んーーーっ、いい香り……ふふ、めいっぱい甘くして飲んじゃお。」

冷えた身体を温めて疲労を取り去らう、ココアに似た甘い香りのお茶。
それが煮えるのを楽しみにしながら、ひとまず売っション類やシーツ類を無造作に取り出し、敷き詰める。

遊牧民族の寝床かくつろぎ場のような、だらりと寝転んで甘味を貪り、温かい茶を飲める空間にしたてていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキドウ カズマさんが現れました。
キドウ カズマ > 魔物討伐の依頼を何度かクリアし、懐具合に余裕が出てきたカズマ。

となればと、今まで興味はあったが行ったことのないエリアへと足を運び…。

(うぉぉぉ! こっちにもこういう場所ってあるんだなあ。
お、あっちの娘なんてとっても綺麗だぞ。
あ、でもあの様子だと先約済みか。)

娼館が並び、娼婦や客が行き交う通りでキョロキョロと周囲を見渡す。

瞳は落ち着きなく動き回り、顔には興奮の色があらわれている。

(やっぱりこっちの子たちは綺麗な子が多いな。
高そうなエリアまで行かなくてもレベル高い子だらけじゃないか。)

どの娘にするか決めかねず。

一度頭を落ち着かせようと、誰も座っていないベンチに腰をつける。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキドウ カズマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
ピング > 日中の昼とも夕方とも言えぬ半端な時間帯。
毎度の如く、客の入りが良いとは言えぬ店内にて店主は暇を持て余して――は居なかった。

気付けばカウンターの上にある、水槽に居たはずのピンクいスライムの姿が無かったのだ。
呼びかけてみるも、彼(彼女?)が出てくる気配はなく。
店内をうろうろとしつつ、棚の間や品の積まれた場所などを覗いて探している次第。

「おおーい、ぴんくちゃんやーい」

居ない、居ない、どこにも居ない。
涼を取る、戯れる、悪戯させる、商品になる――後は偶に自慰に使える。
非常に有用な相棒なのだ。

悲しそうにその名を呼びながら、床を這いずり棚の隙間を覗き込んでいる店主の姿が其処にはあった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にマルカさんが現れました。
マルカ > 散策の最中、偶然、雑貨店の前を通り掛かれば不意にこの店の店主の事を思い出す
商人ギルドの会合であったか、有力者の晩餐会であったか、王都に店を構える者同士、
挨拶をさせて貰った事があり、一応の知己を得ている相手であった
商人同士ともなれば良い意味でも悪い意味でも敵同士…そんな中にあって、
この雑貨店の店主に対してはそれ程、怖い印象は持っておらず他の商人たちと
比べると優しげな雰囲気があったように思う

そんな印象を勝手に持っていたから店の前を通りがかれば、挨拶の1つもしておこう、と自然と足が扉に向かい、
扉を開けばひょいと中を覗き込むようにして店内を覗い、声をかけるのであった

「ごめんください、おじさま、いらっしゃいますか?
 ハインケルのマルカです…近くを通りがかったので、ご挨拶を…」

店内を見渡せば何か探しているらしい店主の姿を見つけるかもしれない

ピング > 元より、商売っ気のある仕事をしている訳でも無い。
商売敵、等という立場とも無縁であるのは道楽で行っているが故の利点だろう。
その分、セクハラな気質は問題となるのかもしれないが。

それはさておき、相手が訪ねたそのタイミング。

店の中では床を這いずり回る様にして何ぞかを探している店主の姿。
丁度、入り口付近で四つん這いになっていたものだから、覗き込んできた相手を見上げる格好だ。

「おおっと…!やぁ、マルカちゃんじゃあねぇかい。
 いやぁ、態々声をかけてくれるなんざ、嬉しいねぇ…っと、すまんねぇ、こんな格好で。」

視線が相手の下半身の辺りを向いているのは、格好によってはその中身が覗けやしないかと期待しての行動。
その辺のセクハラ具合は隠そうともしないのは、毎度のことである。