2020/02/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシルクさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマヌエラさんが現れました。
■マヌエラ > たまたま、すれ違った通りすがり。
魔術具をじゃらじゃらとぶら下げた、グラマラスな姿態の女。
おっとりとした顔立ちに、これまたおっとりとした笑みを浮かべ歩いているが――。
ふと、すれ違った小柄な少女を見遣り、眼を丸くした。
「まあ――どうなさったのですか?」
足を止め。彼女へと問いかける。
「ふらついていらっしゃいます、お嬢様。
大丈夫ですか?」
と、かがんで目線を合わせ。
しゃらん、とタリスマンが鳴った。
■シルク > 昨日泊まった場所は、こっちの方向、だったよね。ふらふらと歩みを進めれば。
様々なアクセサリのようなものを沢山ぶら下げた女性に、なんとなく視線を奪われる。変わった格好だからかな?なんて考えていると、彼女が近付いてきて。
「んぃ?私、冒険者なんだけど、ちょっと、ヘマしちゃって。でも、だ、大丈夫...。いや大丈夫じゃないかも。」
えへへ、と笑ってみせるけど、多分笑えてなかったと思う。
ふらり、と足がもつれて女性へ寄りかかるように倒れ込んでしまう。
■マヌエラ > 「あら、あら。まあまあ」
屈んでいたのが功を奏して、倒れてきた小さなからだをそっと受け止める。
不思議と魔術具がぶつかる痛みはなく、受け止めた体のやわらかさの方が際立って感じられたか。
「……大変なお怪我です。どうしてこんな状態でギルドの皆さんは……」
怒りをあらわにしながら、小さな体をひょいと抱え上げる。いわゆる、お姫様抱っこ、という形で。
「私、魔術師なんです。今、楽にできる場所にお連れしますね」
にこっと安心させるように微笑みかけた。
■シルク > 「お姉さん、柔らかい。えへへ。って、ひゃっ!?」
身を任せたまま起き上がらない。いや、肩が上がらず起き上がれない。羞恥を冗談でいくらか誤魔化し。
浮遊感。周りをキョロキョロと見回し、持ち上げられたのだとようやく気付いて。
「んー、お仕事失敗...かな?あれは。まあ、そんなこんなで怒られちゃったから、私の方から逃げた、っていうかー...まー、そんなかんじなの。」
はぁ、と態とらしくため息をついて。だから悪いのは私かな。と付け足し。
「ん、お願い、します。たぶん、もう動けないや。」
■マヌエラ > 「そのお怪我を見れば、大変な目に合ったことがわかります。
それなのに怒るなんて!」
むしろ自分がぷりぷりと怒りながら、しっかりとした足取りで歩きだす。
夜の街を行けば――徐々に人通りは少なくなっていく。
で、あるにも関わらず。冷たかった夜風は止み、逆に心地よい温かさの風がそよぎ始めていた。
「こちらです!」
――気付けば。
足元の石畳は、どこか生物的に脈打っており。空の月はぼやけ二重となり。魔術の街灯も見えぬ暗闇に周囲は閉ざされている。
明らかな“異空間”に、二人はいた。
■シルク > 「あー、あったかい。お姉さんみたいな人がギルドの受付だったらいいのに。」
私の為に怒り、優しい言葉を掛けてくれる。私に吹きつく、冬に相応しくない暖かい風みたいに、この女性の言葉も暖かい。
...?暖かい風?建物なんかに入ったっけ。いつの間にか人の声も聞こえないし。
「え、ここ、どこ?ねえ、お姉さん?」
先まで歩いていた屋外ではなく、また何かの建物の中でもないことは確かだ。その証拠に、掠れ、ボヤけているけれど空に月が見える。
月明かりも完全には入らず、また灯りも無く。暗くて、不安になってくる。
■マヌエラ > 「まあ! 嬉しいお言葉です!
ふふ、私はマヌエラ、です」
お姉さん、と呼ばれれば。嬉しそうに微笑んで、名前を告げる。
だが――
「ここは、私の部屋ですよ、お嬢様」
笑って歩を進めれば。泉のような場所に出る。
湯気の立つそこは寧ろ、小さな温泉といった雰囲気。
周囲の温かさの中、どこか甘ったるい香りも漂う。
誰が知ろう、この空間に漂う瘴気が、身を犯す媚毒とは。
■シルク > 「私はシルク、だよ。なんだか最近は誰かに助けられてばかり。マヌエラお姉さん、ありがとうね?」
マヌエラの腕の中で名を告げ返して。
「魔法のお部屋とか、そんな感じ?
暗くて、ちょっと怖いとも思ったけど、なんだか綺麗。それに、いい匂い、する...♪」
お世辞などではなく。不思議な空間に、湯気の立つ泉。湯気が微かな月明かりに染められて、幻想的だ。
もぞ、と身をよじる。なんだか暑くなってきちゃった。大怪我すると熱が出るとか聞いたことあるけど、今更ソレになったのかな?
■マヌエラ > 「シルク様。可愛らしいお名前ですね。
いいえ、どうかお気になさらずに。助け合いは冒険者として当然ですもの!」
名前を交換できた嬉しさに笑みをますます深めて。
「ええ、そうなのです!
ふふ、お褒めいただき、ありがとうございます!
薬湯です。しっかり浸かって、治しましょうね」
母親が赤子の服を脱がすように、暑さを感じ始めたシルクの服を脱がしていこうとしていく。
■シルク > 「はぁぃ。ん、温泉好き♪お部屋に温泉あるのいいな。また今度、マヌエラお姉さんのこのお部屋に遊びに来ちゃおうかな。にへへ。」
入り方、分からないけどね。なんて笑い。
「ん、そこそこ休めたし、服くらい自分で脱げ...ひっ♡うぐっ!...お願いします...。」
マヌエラが私の服に手をかければ制止して、自分で脱ごうとするけれど。
怪我していない左手で肩紐に手を触れようとすれば、偶然触れてしまった首元が擽ったくて、跳ねてしまう。その拍子に傷口が痛めば、やむを得ず脱衣もお願いするのだった。
■マヌエラ > 「まあ、可愛らしいお声ですね……でも、お怪我をしています」
心配げに囁くと、滑らかな繊手で全ての衣服を取り払ってしまい。
ちゃぷ、と温泉に入ると、衣服が濡れるのもいとわずにしゃがみこみ――それこそ幼子を産湯に漬けるように、温泉へとゆっくり寝かせれば――
確かに治癒作用が働き、ゆっくりではあるが、注視すれば眼に見えるほどの速度で、傷がふさがっていく。
だが。
同時に、あまりにも強烈な“治癒”の反応が、巨大な刺激を生み出し――先にシルクが摂取させられていた瘴気が、それを痛みや異物感以上に、快楽として身に伝播される。
■シルク > されるがままに服を脱がされ、湯気をあげる薬湯へと下ろされる。
きっと、傷口にしみるだろう。息を止めて痛みに備える。
「...?痛くない?それに、すごい、傷がどんどん治って...」
薬湯、とはいってもきっと気休め程度と考えていた故に、手足の赤い線がすーっ、と消え、痣が散っていくこの光景は目を疑う。
「まるで、魔法みたひいぃんっ♡っ♡はっ♡なに、これっ♡っ♡」
自分で服を脱ごうとした時にも感じた、擽ったい、に近い感覚。気持ちいい?でもとにかく、その感覚は『強すぎる』。
喘いでしまうばかりで、マトモに言葉をあげられないほどに。
■マヌエラ > 「うふふ、言ったでしょう? 私、これでも魔術師なんですよ。今、シルク様のお身体が“元に戻っている”所なんです。少し刺激が強いですけれど……気持ちいいでしょう?」
喘ぎ声、嬌声。響いた声に重ねるように、薬湯を掌で掬い、傷を負った所を中心に全身に揉み込んでいけば、体が燃え上がるかのように快楽が膨れ上がっていく。
■シルク > 「っ♡はっ♡きも、ちぃっ♡あっ♡っ♡」
刺激が『少し』強い所か、相当強い。びく、びく、と何度も身体が跳ねてしまい、治癒しきっていない傷がずきずき痛む。情報量が多すぎて、頭がパンクしそう。
そんな中、マヌエラがお湯を掬い、最も傷の深い肩へかければ...
「――く――ううぅぅんっ♡♡♡」
ひときわ強い快感に、マヌエラの腕の中で暴れ回り、何かが昇り詰めたかのような錯覚すら感じて。
■マヌエラ > 「……!! ああっ……シルク様、可愛い、ですっ……!!」
痙攣するように跳ねながら、嬌声を惜しげもなく響かせる姿に、マヌエラもまた頬を染める。
「もっと……もっと気持ちよくなっていただきたいですっ!」
ざぷざぷと分け入り。後ろからシルクの小さな体を抱きかかえて――更に浴槽の中からざぷざぷと音を立てて現れたのは……
無数の触手、だった。
頭足類のそれを思わせる、長く、太く、そして凶悪な肉疣を備えたものたち。
それが、シルクの全身へ巻き付いて、きゅっ、きゅっ、と揉みしだくように断続的に締め付ける。
■シルク > 「ふーっ♡ふーっ♡はっ♡」
傷も塞がり始めてきて。余韻に痙攣しながらも、無理やりゆっくり呼吸をして体を落ち着かせようとする。
「ひっ!?魔物っ!?」
マヌエラではない、なにか動くものが私目掛けて伸ばされて。咄嗟に腰から短剣を取り出そうとするも、全裸の私は何も装着していなくて。
「やあぁっ!は、離し、てっ、助けて、マヌエラお姉さ、ああぁぁんっ♡♡」
私をぐるぐる巻きにする、タコ足のような触手は私の事を締め付ける。というより、揉みこんでいる?それだけなのに、先の傷が治る時のような『気持ちいい』に襲われてしまう。
けれど、先の快感とはまた少し違って。伴って、私の嬌声の色も少し異なる物となり。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシルクさんが去りました。
■マヌエラ > 「怖がらなくて大丈夫ですよ! これは“私の一部”ですから!」
嬌声が悲鳴に変わる。それに応える顔は、やはり、笑顔で。
一方で、再び嬌声へと変わり始めた声――
それは、今から始まる惨劇の予兆に過ぎなかった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマヌエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にプリムさんが現れました。
■プリム > 日の高い時間帯の冒険者ギルド。
人でごった返す中を掻き分ける様にして受付に向かうと収集品を手渡し報酬を受け取る。
受け取った報酬を胸元に押し込み、人込みを掻き分け抜けると向かうのは依頼が貼られた掲示板の前に。
「今の時間帯は大変すぎるよ……やっぱり朝か夜じゃないと」
受付に比べればまだ人の少ない掲示板の前、そこで大きく息を吐くと顔を上げて。
視線を掲示板に向ければ早速次の依頼を探し始める。
収集に討伐、荷運びなどと色々と並ぶ依頼書を眺めていき…。
「どれにしようかな~」
受ける依頼はほぼ固定なのだが選ぶ楽しみは別とばかりに笑顔で視線を行き来させる。
■プリム > そうしている間に依頼も減っていき、丁度いい物を見つければそれを受けてギルドを後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からプリムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエウロペさんが現れました。
■エウロペ > 風の冷たい夜の時間帯。
大通りは相変わらず煌びやかにライトアップされて賑やかではあるけれど、少し道を外れれば人通りも少なくなる。
とはいえ、そこまで危ないところではなのだけれど。
そんな道を一人の女性は厚手のローブを身に纏い、ゆったりとした足取りで歩いている。
つい先ほどまで、馴染みの小さな酒場でお酒を愉しみつつ、ご近所さん方との楽しい世間話に談笑、ついでにちょっとしたセクハラなどがあったり。
なんであれ楽しい時間を過ごしたのち、酒場を後にして帰宅の途へついたところ。
「うーん、時間が経つのもあっという間ねぇ」
頬はほんのりと朱く、吐く息は白い。
ほろ酔い気分の彼女は柔和な表情で、ちらりと夜空を眺めつつ独り言ちした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルファさんが現れました。
■アルファ > 薄暗い闇も肌寒い夜の空気も今は心地よい。
闇は元より自分の領域。人では見渡せない夜道も紅い瞳はすべてを見渡せる。
冷たい風も酒で火照る肌には心地よいもの
依頼の後の酒にほろ酔い気分の帰り道。寒いから人気がない平民地区の道のりをゆったりと歩んで楽しんでいた。
そんなとき、どこからともなく聞こえる声に建造物の間の路地に入り別の道へ向かう。
そして自分と同じ種族の匂いがする豊満な女性の姿をみて
「こんばんわ。いい夜だね」
普段なら赤の他人に離さないが酔いに気分が向上し同じ様に酒を嗜んだ後に見えるその人に話しかけた。
■エウロペ > 「あら…こんばんは」
人気がないとはいえ、まったく人がいないわけではない。
不意に話しかけられることがあっても、彼女は特に驚くようなそぶりも見せず、ただ足を止め声のした方へ顔を向け、にっこりと笑みを浮かべて返事を返す。
一瞬だけ、相手を見定めるかのような間があったかもしれないが、相手が何者であろうとも、博愛主義的な彼女には全く意味のないことだ。
「ええ、肌寒いけど楽しい夜ね」
声をかけてきた若者もまた、お酒を愉しんだ後の様子。
相手の闇夜に溶けそうな黒い装いやら佇まいやら、怪しげな雰囲気はあったかもしれないが、そんなことを気にするような女ではなかった。
寧ろ話し相手を見つけて、嬉しそうな様子。
■アルファ > 「ん?」
微笑む顔を瞼を下ろす。そして自分の黒尽くめの格好を見て大袈裟に肩を竦める。
「ああ、これじゃ通り魔に見えるよね。半妖で夜仕事をすることが多いから闇に溶けるような格好をしてるだけさ。
怖かった?」
大きく腕をあげて戯れて再び目を細める笑みに戻す。そしてゆっくりと相手の傍に立ち。
「なんとなく同族の気配が感じたから話しかけたんだ。
あなたはもしかして夜魔の類かい?俺は半分その血を継いでる」
177cmの半妖にとって同じ視線の高さで話し掛けられるのは珍しく、また同族であればさらに喜ばしいことだ。
柔らかく細める薄紅の瞳でじっとみつめるうちに、その嬉しそうな姿を見て
「それと美人でしかも大迫力のボディに目が惹かれたのが話しかけた理由かな」
戯けた調子で話しかけてクッと喉を震わせた。
■エウロペ > 「怖いだなんて、そんなことないわよ。
でも…怖がったほうがよかったかしら?」
基本的に人を見た目で判断しないのがこの女の特徴だが、人によってはそれで肩を落とす者も少なからずおり、判断の難しいところ。
やや大げさな所作をしつつ傍らに立つ彼に、距離を置いたりすることなくただ見つめ、そして首を軽く傾げてみせ。
「んふふ、どうかしらねぇ、なんだと思う?」
彼の質問には曖昧な返事。
魔族でいることを隠して暮らしているわけではないが、大っぴらにしているわけでもない。
軽率に己の種を語ることはしないが、まぁ若い子をからかっているだけだ。
「美人はともかく、大迫力っていう誘い文句は喜んでいいのかしら」
いろいろ自覚はしているので軽くジト目でお道化た様子の彼を見やりつつも、悪い気はしていない様子。
少なくとも、その大迫力とやらに興味を持ってくれたのであれば。
ならばと腕組をして見せれば、厚手のローブの上からでもわかる二つの豊満が、たゆんと腕に乗って大きさを強調しようか。
■アルファ > 「怖かったほうがいいかって?
ううん。貴女は笑った顔の方が似合う」
首を傾げるその人の頬を、避けなければ軽く突こうとする。
「多分、同族だね。それも近しいと思う」
そう呟いて身を明らかにせぬその人に何かを思い出すようにじっと見つめるのだ。
視線が重なれば少し目元の色を濃くして視線を斜めにし。
「喜んでいいよ。大変だよねそんなに胸が大きいと。
いやらしい目で見たくなくてもつい……ね。
あは、食べてしまいたいな」
ジト目に大袈裟に手を振る仕草を返し。
組んだ腕に持ち上げた乳房におかしそうに肩を震わせつつ。
「ここで立ち話もなんだから。俺の宿に来ない?
収入があったから広い部屋に風呂付きのいい部屋なんだ」
そっと手を持ち上げる。彼女がとってくれたのならばその手を持って並んで歩いて宿に向かおうとした。
■エウロペ > 「ふふ」
彼のきざなセリフに、女はただ笑みを浮かべて返すのみ。
その指が頬に触れれば、ほんのりと熱を感じるだろう。
「そういうストレートな言い方、嫌いじゃないよ」
変に取り繕うよりわかりやすい物言いが好みだ。
彼の反応に女の気を良くして。
その通り、覚悟を持って食べてもらおうではないか。
「もちろん、せっかくのお誘いだもの」
彼の手を取れば、そのままどこかの宿へエスコートされていく。
夜魔に誘われるまま、文字通り闇夜へ二人消えていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエウロペさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルファさんが去りました。