2020/01/31 のログ
ガルディ > 「おっと、もうこんな時間か」

外を見れば日も暮れ始め、鍛冶場を離れ本業のために街へと繰り出していった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からガルディさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > しんしんと降り積む雪を見上げつつ。
世の生き辛さをただ嘆く。
ああ、なぜこんなに世の中は冷たいのか。

「…………いやまあ、雪かきはいいんですけど。」

スコップを片手にため息をつく。
この前の川の中での作業でちょっと手とか霜焼けなんですよ。
まあ、何を言っても聞き入れてもらえるわけもないんですが。

「……はいはーい、やりますよ。」

ざっくり、ざっくり、ざっくり。
よっこいしょ、っとスコップを振るうシスター。

問題があるとしたら………平民地区の道を全てやっているところだろうか。

シスター・マルレーン > 全てといっても、それこそ全てではない。
教会前の通りをきっちりやるのだ。 あれだ、祈りに来る人が転んだらしい。
………理由は分かるが、なぜ一人なのだろう。

ざっくざっくと雪をかきながら、農耕用の牛か何かだと勘違いしてませんかね、って遠い目をする。

遠い目をしながらも腕を動かす。よいしょ、よいしょ、っとあくせくと働く。
むしろ、こういう無心になって働く作業は割と得意な方だ。

「………なんか、すごい運動になってて汗をかいてるはずなのに指先が………」

すっかり手袋越しにも冷えている。はー、はー、っと吐息をふきかけつつ。

シスター・マルレーン > 「………なら、思いっきりもっと動いて……!」

寒くなってきたから休もう、ではなく、さらなる勢いの増加を考える猪突猛進シスター。
流石にパワー馬鹿だとか脳筋シスターだとか陰口を叩かれるだけはある。

せいせいせいせいっ、とハイスピードな雪かきをしながら、お昼を過ぎそうな空を見上げて、はー、っと溜息。
お昼ご飯までに終わるといいんですけど、なんて、やっぱりちょっと遠い目。

シスター・マルレーン > …………その、ご飯を食べたら温泉に一度寄ってから仕事に行ってもいいですか。

指の感覚がなくなるころには、珍しく泣き言をいう女が一人。
もっとふわふわもこもこの手袋を購入してからお外に仕事に行きましょう………………

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「メシ、メシ。……だったンだがな。」

夕刻、食事をさてどうしようかと迷っていたら――、また雨に降られた。
ざあ、ざあ、と流れ落ちる雨音に、店の軒下からやれやれって具合で空を見上げた。
時々走って通り過ぎていく連中がいるけれど、もうざあざあぶりだ。
それはちょっと無謀ってやつな気もする。

「ああくそ、冷てェなあ、おい。」

つい、ぼやく。
適当な店の軒下、屋根のスペースが狭くて、少し濡れてる。
この時期の雨だ、冷たくて、しみる。ぶると身震いした。