2020/01/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「♪~」

平民地区の一角を、調子はずれの鼻歌を歌いながら悠々と歩く、小さな人影。
その手には色とりどりのキノコや果実、木の実などが詰まったバスケットを下げていて、
どれもこれも、困難な冒険や、難病との戦いや、激しい夜の営み…
調合や処方しだいで、さまざまな効果をもたらすことが出来る、珍品名品ばかり。

それらを今日は、コネを駆使して格安で手に入れることができ、
お宝満載の戦利品を軽やかに振り回しながらご機嫌の家路である。

「っふふー!これで、もーっとイイお薬、つくるぞっ! …愉しみ♪」

タン・フィール > 平民地区に点在しているベンチに腰掛けながら、
バスケットの中の薬の素材となる品々を手に取り、あらためて鑑定してみる。

「―――ホタルダケ、キマイラキノコ、ワイバーンマッシュルーム…
マンドラゴラ、ハーピーアップル、ポイズンナッツ、ゾンビパウダー…」

名前はどれも奇怪・物騒な品々だが、どれもこれも、
いざというときは冒険者や疾病者を間一髪で救ってきた品々で…。
それで、困っている人を助けられるならばと意気込んで。

「うーん、分量的に、少しあまっちゃうか…。
ちょっとは、遊びのおくすり…作れそうだな♪」

さて、どのような、悪戯心たっぷりの薬を試作しようか…
今から楽しみで仕方ないと行った様子で考えを巡らせて、足取りも軽く小躍りするように人気の無い通りを歩いて