2020/01/01 のログ
■アノン > 王都マグメールに滞在中の一夜。
この頃精霊の機嫌が悪いのか大気中のマナが不安定なのか、何処かで邪悪なドラゴンが悪さしているのか、――…まあ知らない。
ともかく大通りを行き交う人々は寒そうに厚着をしているが、数刻前まで暑そうに薄着を着ていたし、何もかもがチグハグのようで――…まあそれも知ったことではない。
何時ものお気に入りのローブを着こんで、大通りの露店を眺める冷やかし散歩を楽しんでいる、冷やかしだけに露天を覗き込んでは見て帰る、でも串焼きなどは確りと3本ほど買って、今はそれを食べながらの散歩だ。
味はしょっぱく甘く辛く、有り触れた味なのかもしれない。
美味しいとは思うが、是も買い食いという背徳感がうんぬん。
さて、今夜も本当に大通りは賑やかである。
特に今夜は賑やかに思える、何か祝い事だろうか。これだけ大通りをあるく人間が多いなら、自分も露店を出せばよかったな、と大きく溜息をついて、何処か疲れた笑みをへらとt浮べるのだった。
手持ちが少し寂しい。
買い食いなんてしなければ良かったが、それはもう既にお腹に収まっていて後の祭りと言う奴で……。
■アノン > 気晴らしはお終い。
明日からまたやることが山ほどある。
これだけ人通りが多いのだから稼ぎ時であろう。
大通りを一人歩く。
指折りで必要なものを必要な数を数えながら、1人するっと大通りの人通りの中へと消えていくのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアノンさんが去りました。