2019/12/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にシュティレさんが現れました。
■シュティレ > この国には、冒険者と呼ばれる依頼によって、色々な作業をする制度が有ると聞きました。
私の国にはない制度で、物珍しさと、どういった制度なのかと言うものが知りたくなり、大きめの冒険者ギルドの場所を聞いてやってくることにしました。
今、丁度を開いて入ったところなのですが、様々な人が居るのが見えます、戦士、魔法使い、盗賊、僧侶……様々な職業の人々が集まっているようです。
物珍しそうに此方を見ているのはきっと、私が珍しいからなのでしょう、確かに、彼らのように剣を以て戦ったりするような格好には見えません。
かといって、私が無力であるかと問われれば、否と答えられます。……が、それは今は必要が無いものと思います、むしろ、彼らの話を聞くのに邪魔になりましょう、なので、私は秘することにしました。
しかし、初めての場所なので、良く判りません、先ずは何処に行くべきなのでしょう、どのような礼儀作法なのでしょう、と、思っていた所。
扉から正面のカウンターに一人の人がいて、手招きをしてくださいます、恐らく、彼が案内してくれるのでしょう。
周囲の好奇心の視線を感じつつも意識から外し、私は、カウンターの方へと歩いていくのです。
『こんばんは、冒険者ギルドへようこそ、ご依頼でしょうか?』
此処が受付の様です、此処で依頼をして、そして、冒険者がそれを受けて、仕事をしてもらう、代行のようなものなのでしょう。
其れならば、丁度いいと思い、私は小さく笑みを浮かべて頷きました。
「はい、私に、冒険者ギルドと、いう物の仕組みなどを、教えていただけないでしょうか?冒険者になるというのではなく、冒険者ギルドの役割、などそういった事を知りたいのです。」
私の質問は、意外だという受付の方の表情に現れました。
冒険者に依頼するものなのかどうか、と言うのも合わせて考えているようです。
『報酬はございますか?』
「金子であれば……。」
そうでした、依頼をするにはお金が必要なのです。なので、私は―領域―から金貨の袋を取り出します、ちゃんと正規の手順で手に入れたこの国のお金なので、大丈夫でしょう。
袋一杯の金貨をどさり、と置いて、如何でしょうか、と首を傾げるのです。
案内人の方、物凄く目を丸くしております、少なかったでしょうか。
■シュティレ > 「もしかして、その程度では、足りません……か?」
私は、問いかけてみることにします、残念ながら私はヒトの心を読むには明るくないので、ちゃんと問いかけるしかできないのです。その質問に関しては、受付の方はものすごい勢いで首を横に振りました、ヒトは、こんなにも首を高速で振ることができるのですね、と感心してしまいます。
お金が問題ではないという事は、質問が悪かったのでしょうか。やはり商売とかそういう物は、やり方などを秘匿する物です、マネされたら大変ですし。
其れもあって、教えてくれないのかもしれません、教えてくれないのであれば、諦めた方が良いのでしょうか。
しかし、断りのお言葉も、無く、少しお待ちください、と少し狼狽えて居る様子で奥へと歩いていきました。上司か誰かに話を聞きに行ったのでしょうか。
教えてもらえるならば、少しの間待つぐらいは苦にもなりませんし、私は視線を外すことにします。
冒険者、の面々の方が気になったのです、色々な方々は、どんなことを考えてお仕事をしているのでしょうか。
ギルドの内装もまた気になるところなのです。
色々な紙―――依頼を張り付けている掲示板に、其れの前で依頼を眺める冒険者の方々が居れば、脇の方でお酒を飲んでいるヒトと提供するヒト。
此処は、食堂とか、酒場も兼用しているようですね、上の方を見るに、宿も兼用しているのかもしれません。
冒険者ギルドは、とても―――とても。たくさんの仕事を集約している、と見えます。
■シュティレ > 「―――――。」
暫く待っていた所、受付の人が戻ってまいりました、どうやら、大丈夫らしいです。私は、受付の人に来るように言われましたので、歩き始めます。
どうやら、そういう話をするための場所が有る様です、なるほど、内緒のお話をするための場所も完備らしいです。
私は、其処に通されて、しばし待つように言われました。そして、別の人がやって来て、どんなことが聞きたいかを聞かれるのです。
私が知りたいのは、冒険者のギルドの役割と、構成員の管理の方法、冒険者とヒト達の仲介の方法―――簡単に言えば、冒険者ギルド運営の方法が正しいのでしょう。
それを伝えたところ、もう一度、待つように言われたので、私は待つことにします。
そして、扉が開きました。
私は、やってきた冒険者……の方なのでしょうか、其れは解りませんでしたが、冒険者ギルドについて、あれやこれやと質問をし、どういったモノかを聞いて。
それからは――――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からシュティレさんが去りました。