2019/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」にミストさんが現れました。
ミスト > 何度目かの仕事で武器を紛失するか壊すのはもう決まり事。
今回も先日に受けた仕事で武器を再起不能にしてしまい新しい武器を探しに出向く。

もはや顔なじみになってしまった店主のまた来たのかという顔をスルーして向かうのは安売りと並べられる武器が並ぶ一角へ。
そこに並んでいる様々な剣や斧、槍などを眺めては手に取り戻してと繰り返し。

「どうにもしっくるとこない…」

そもそも安物を使う時点で我儘な悩みであるがそれはそれ。
何種類かの武器を手にとってはと繰り返してどれを買おうかと悩んで。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」からミストさんが去りました。
ご案内:「冒険者ギルド 平民地区」にクレティアン・ド・ベローさんが現れました。
クレティアン・ド・ベロー > ギルドの掲示板に貼られた依頼を見ている学生服の冒険者。

「う~ん、どれを受けるべきか悩んじゃうなあ。」

実戦経験はあれど、ギルドの依頼を受けたことがない。
おまけに浮世離れした価値観を持っている彼には依頼の報酬を眺めてもどれが高難易度のものなのか、
どれがオイシイ依頼なのかの判断がつかない。

「目に付いたのをどれでも受ければいいのかな。
どれとも困ってそうなものから受けるべきか。」

ギルド内は多忙を極めており、学生服姿でやってくるような少年を相手にしてくれるようなお人よしはいなくて。

彼はため息をつきながら、依頼をじっと眺めていた。

ご案内:「冒険者ギルド 平民地区」からクレティアン・ド・ベローさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者の酒場」にシュティレさんが現れました。
シュティレ > 沢山の冒険者が居るのが見えます、お酒を飲んで、騒いでいて楽しそうに見えました。
私は、その楽しそうな声に引き寄せられて思わず入り込んでしまいました、私としてはお酒は静かに嗜むものだと思っております。
ただ、こういう風に陽気に酒を酌み交わして、笑いあって飲むのが悪いとは思いません、只々、スタンスの違い、と考えているだけなのです。
取りあえず、こういう場所のお酒がどのようなものがあるかも興味がありますから、私はスタスタと、板張りの床を進み、席を探します。
冒険者が多く、グループで飲んでいるからでしょう、どのテーブルも満席と言った様子に見えるのです。
ただ、何でしょう、私の事をじっと値踏みするように見ているのが気になります、冒険者とは言えない服装だと思うのですが、同業者と思われているのでしょうか。
それならそれで私は構わないのですが、声をかけてくるようでもないですし、どうしたものでしょう。
気にしない方が良いでしょうか、私が紅の瞳を向けると、彼等は視線をそっとそらしますし。
別に席を譲ってくれる、とかそんな親切な雰囲気でもないので、気にしない方が良いでしょうか、と私は思い、視線を動かします。

酒場中に一杯のヒト、それが酒を飲み、遊技――――カードを楽しんでいるのが判ります。
その中にポツンと私は、席を探してうろうろ歩くのです。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者の酒場」にヒュルフェさんが現れました。
シュティレ > 暫くの間私は席を探していました、そうしていた所、飲み終わった人が居るのでしょう、清算を済ませ、席を離れていくのが見えました。
あそこにしましょうか、と私はその席に……カウンター席ですが一番隅っこの席でした。
ストールに腰を掛け、メニューを見てみると―――お酒は基本的に度の強い物や、ラガー、エールなどのお酒が多いみたいです。
ワインとか、蒸留酒はあまり置いていないように見えます、こう、たくさん飲んで直ぐに酔っぱらえるように、という事でしょうか。
私は、エールを注文することにしました、城や自室ではワインをよく嗜みますので、こういう所に来たのだから、あまり飲んだことの無いものを、と思ったからです。
お酒の添え物に―――店主さんのおすすめをお願いすることにしました、こういうのは、きっとお仕事にしている人のおすすめが一番でしょうから。
待つことしばし、エールと、肉の料理…が幾つか運ばれてきました、焼いたソーセージや、ベーコンなど、少し辛みの在りそうなものです。
良い匂いがして、食欲をそそります、なので、私はまず、エールを飲んでみることにしました。
しゅわしゅわしてて、ほんのりと苦みがあるお酒。ワインとはまた違った感覚ですが……飲みなれていないので、苦みが強く感じられます。
そして、次にソーセージとエールを一緒に食べてみます。ソーセージの油をエールが流してくれるようで、これは、良いかもしれません。

私は、しゅわしゅわと、エールを楽しむことにしました。

ヒュルフェ > 今日は稼ぎもよかったので、いつもの酒場で少し豪勢に料理を楽しみつつ。
流行りのカードによる賭けを楽しむ酔漢たちを横目に、一人席でこの酒場の中でも良いメニューを選ぶ。
先ほどまでは、一党に入れてくれていた人たちが同じテーブルに居た。
しかし、彼らは彼らで、別の酒場に行ったようだ。

こういう時、斥候役は仲間からあまり信用とか、仲間意識がないなあ、などと思ってしまう。

「ん?」

はぐ、と私が干し肉を焼いたものを食べていると。
酒場に入ってくる酷く人間離れした容姿のヒト。
着ている者も上等だし、雰囲気が全く違う。
普段は美人と見ると声をかけるナンパな人たちもその雰囲気に声をかけられないみたい。

しばらくきょろきょろしていたそのヒトは、カウンターの隅っこに座ってエールを飲み始め。
なんだか後ろ姿が楽しそうだ。
つい、気になった私は、近づいて声をかけてみることにした。
興味をそそられたものを我慢するのは性格的に難しい。

「おねーさん、良かったら一緒にどうですか?お話しながら飲むともっとおいしーですよ」

私はお酒に弱いから、本当のところはよくわからないけれど。
果実の搾り汁が入った容器を掲げて綺麗なお姉さんを、一党が居なくなって空いた席に誘ってみよう。

シュティレ > 『おねーさん』

声を掛けられた……のでしょうか、私の事なのでしょうか。冒険者には男女様々居るものですし、この酒場にも私と同じように彼女も女性ですし―――。
そう思いながら声のする方に私は体から向けてみれば、軽快な格好をしている女性が一人でテーブル席を占領―――と言う言い方は違うみたいです、つい先ほど、此処で一団が飲んでいたのを記憶していますから。
そして、彼女は此方の方を見ているのです。視線を外して近くを見ても、右には男性、左は―――壁でした。
つまり、私の事、という事で相違がなさそうです。

「はい、私……でよろしいのでしょうか?」

彼女の言う通り、この酒場は皆でワイワイ愉しく話しながら飲むように見受けられますが、知らない人と話を盛り上げるのは得意ではありません。
折角のご厚意ですが、乗ってよいものか悪い物か。私は少しばかり悩んでしまいます。
問いかけてから私は考えました、こういう所に来たのは見分の為でもありますし、それならば、お誘いに乗った方が良いのではないか、と。
そう考えて、私はエールの入ったジョッキと、料理のお皿を持つことにします。

「それでは、お誘いに乗らせていただきますね。」

よろしくお願いします、私は挨拶をしながらにこ、と微笑んで呼んでくれたその、軽装の冒険者の女性に、言うのでした。

ヒュルフェ > 「そうそう。おねーさん」

私も笑みを向けて肯定する。
この女性、人間…とは絶対違うなー、と感じるけれど。
特に敵意なんかは向けられてない。
それなら、一人でくさくさ料理を食べているより、お話した方が私は楽しいから、誘ってみた。
少し悩んだ様子だったけれど、微笑んで了承してくれて一安心。

「どぞー、こっちの方がちょっとゆったりできるでしょ」

自分の広げていた料理をざー、と除けておねーさんの料理をテーブルに乗せやすい様に。
対面になるように席につけば、冒険者らしくまずは杯を差し出そう。

「『新たな出会いにかんぱーい』、あ、私ヒュルフェ。おねーさんこの辺の人じゃないよね、どこから来たの?」

冒険者同士の挨拶を交わしつつ、杯を差し出してみる。
杯を合わせて乾杯してくれるなら嬉しいし、できなくても、にっこり私は笑おう。

一口、果実の甘さを味わい、自己紹介しながら不思議なおねーさんに早速質問してみる。
周りも少し気になっていたのか、聞き耳を立てているけれど、悪い奴らではないから私は怒りはしない。

シュティレ > わたしで間違いはなかったみたいです、私の事を見て、肯定してくれました、少し安心しました。自意識過剰ではないでしょうか、とも思っておりましたので。
楽しそうにしている彼女の杯に入っているのは、果実……の汁でしょうか、お酒ではないみたいです、酒場でお酒を飲まない人もいるのですね、と思うも私は口にしないことにしました。

「はい、開けていて……少し気が楽になりますね、とはいえ、少し、恥ずかしいかもしれません。」

彼女の料理の皿をみて、私の分はとても少なく思います、一杯退かせてくれたので、それが少し気恥ずかしく思えてしまうのです。
そして、彼女の杯がこちらに向いているのに気が付きました、あぁ、と思います。

「新たなる出会いに、乾杯。―――私はシュティレ。シュティレ・ズィゲルトーアと、申します。末席ですが、王に伯爵位を頂いてます。この国では、意味のない爵位ですが。
私は、ハテグの主戦場より、西の方、遥か、西の国からです。」

この国の人間ではない、ええ。角も隠して人に擬態はしておりますが、人ではありませんし、何処から来たのか、に関しては隠しては居りません。
何故なら、普通にはたどり着くことのできないぐらいに遠方であり、言っても気にすることでもないのでしょうから。
この国風に言うなら、西方の果ての―――魔族の国と言うべきなのかもしれませんね、血族が魔族と同じにみられているようですし。

ヒュルフェ > 結局、酒や料理にも使う分、酒場の方がこういった飲み物も安いし、食べ物も安い。
お酒が飲めなくても、酒場に来る方が安上がり。そんな理由で来たこのなじみの酒場で思わぬ出会いがあったことに少し嬉しくなる。

「恥ずかしい?、無法地帯みたいなものだし、気にしなくてへーきだよ。あんまり暴れると追い出されちゃうけどね」

やっぱり、酒場には慣れて無さそうな相手に力を抜いてもいいことを伝えよう。
肩ひじ張ってお酒を飲むのもつまらないだろうし。
近くの酔っ払い…ほどではないにしても、細かいところまで気にしなくてもいいと思う。

「じゃあシュティレ…………様って呼んだ方がいいかな?いくら意味ないとはいえ。
へー、あっちの方から!遠いのによく来たねー。ここ、今結構治安悪いけど、何しに来たの?」

伯爵だ、という言葉に少しかしこまろうとしたけれど、同じ席に着いた以上、それもそれで失礼かもしれないと。
悩んだ挙句、声をかけた時と同じ調子で話し続ける事に。本人も、意味のないもの、と言っているし、怒られたら怒られた時だ。

「荒くれも多いからねー、特に女は、狙われやすいし」

嫌になっちゃう、と愚痴っぽくなりつつ。
お肉を頬張る。お金を多めに払った甲斐もあり…とても美味しくて、少し頬が緩み。

シュティレ > 「いいえ、いいえ。こういう所でも、我が身の立ち居振る舞いは崩してはいけないものですわ、それが、優雅というものですから。とは言え―――そうですね、周囲の雰囲気を壊さぬ程度にはしておいた方が宜しそうですね。」

周りがどうあれ、優雅に、有るべきなのが貴族の姿と言うものと私の国では言うのですが、この国には、この国の、酒場には酒場の流儀がありましょう、それを認めそれに寄り添う努力をしないのは優雅ともいえないでしょう。
私は、軽く笑って見せます、別に肩ひじを張っているのではなくて、これが自然なのですよ、と。

「シュティレ、で結構です、先ほども言った通り、本国では確かに、伯爵位を持っておりますが、此処の国とは関係のない物。この国に居るならば、私はただのシュティレでしょうから。
それに……無法地帯なものでしょうし、気にしなくてへーき、なのでは?
私の国からの、逃亡者を追ってきてますの、見つけて捕まえて本国に送り返しているのですわ。」

貴族と聞いて、彼女は立ち居振る舞いを直そうとしますが、私は其れは本意ではありません、先ほども言ったとおりにここでは唯のシュティレ。なので、彼女の言葉を借りて軽く冗談交じりに返答をし、ウインクしましょう。判ってもらえると嬉しいな、と思います。
なので私は、彼女の口調を別に咎めたりはしません、必要のない事と理解しましたし。

「大丈夫ですわ、私の国では爵位を持つという事は、騎士であること―――戦う術が有るという事、ですから。」

もし、お困りでしたら、お守りいたしますわ?私は笑って言って見せます、彼女にはその必要がないという事も判りますが、女の子として扱ってあげたほうがよさそうだと思いました。
彼女がお肉を頬張るので、私も、エールを一口。ちょっと苦くて苦手です。
なので、私の頼んだおつまみも一口。

ヒュルフェ > 「おお…マトモな貴族っぽい…」

本気で感心した。
この国の貴族と来たら、往来で奴隷を見せびらかしたり。
人攫いを扇動したり…そんな奴らばかり。
シュティレのような品位を持つ者など私は見たことがない。
ほお、とつい、呆けた顔をしてから。

「じゃあ、シュティレで。私もヒュルフェでいいよ。……あはは、そうだったね。
あー…憲兵みたいな感じなのかな。結構大変?」

自分で言ったことなのに彼女に諭されてしまった。
ウィンクを受け取ると少し顔が熱くなって、果実の味でそれを誤魔化す。
お仕事を聞いて。当てもなくそういった逃亡者を探すのは大変そうだなあ、と想像し。

「それでも。なんか魔族とか入り込んでるらしいし…。あ、でも一緒に冒険とか楽しそう。
暗い遺跡とかに、シュティレが探してる逃亡者がいるかもしれないし、私も心強いし」

嘘や見栄を張る人には見えなかった。
私も、戦闘はできるとはいえ、本職には及ばない。
精々が攪乱して逃げたり不意打ちしたりする程度だ。
そんな願望を伝えつつ。

「お酒飲めるのいーなー。私すぐ酔っちゃうから、あんまり楽しめなくて。美味しい?」

食べる所作もきれいだなーなんて思いながら、雑談にも花を咲かせたい。