2019/11/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトモエさんが現れました。
トモエ > 夜分に酒を飲んだ帰り、風に吹かれながら帰宅を。
その途中、困り果てた様子の男を見かけて。

冷える中で途方に暮れているのは見て取れた。
「何か、お困りですか」

軽い気持ちで声をかけ、男の巨躯を眺めて。

イグナス > かけられた声。いやさまさに、困っている。
しかして聞き覚えのない声ならば、あん、と顔を上げてそちらに。

「あー……ンむ。」

見知らぬ彼女と、店をじろりと見比べる。
そのあともっかい溜息、はあ、って。

「店、閉まってンだよ。メシ食おうとしたんだがな。
 ってか、何より寒い。今日はだいぶ、寒い。」

しかして行く宛もないというか、めんどうくさい。
そういうわけで困ってるんだと告げて。

トモエ > 「立派な身体ね」

初対面の相手に近付いて見上げる。
この体格と風貌なら、きっと大丈夫だろうと思い。

「明日少し遠くまで物を売りに行かなきゃいけないんだけれど、その道中の警護を探していて…。
もし貴方がそれを引き受けてくださるのなら、今夜の宿と、暖かい寝床を支度しますよ」

さして遠くもない自分の根城を伝えて。
もし同行してくれるのであれば、道案内をしようと。


何より、ほろ酔いの心地の中、少し下肢が疼くのも事実で。

イグナス > 「あン?そりゃそうだ。冒険者ってやつだからな。」

仕事柄であると宣言をば。
後――、急といえば急。提案にぱちくりと瞬き。
へえ、と口元笑みにゆがめて。

「なんだなんだ、えらくいい条件じゃァねえか。
 ———そんな好条件、断る理由もないやな。」

もちろん、こちらだって下心込みだ。
先ほどとは打って変わってにまりと笑顔、なんというか、ストレートに下品で、欲望が隠しきれていない感じの。

「俺ァイグナスだ。よろしく、依頼主殿?」

トモエ > 「トモエと言います。……どうぞ、宜しくお願いしますね。イグナスさま」

にこりと微笑んで、「どうぞ、こちらです」とイグナスを道案内し。

ストレートな欲の見える笑顔はいっそ好ましいほどで。

彼がついて来てくれるのを確かめながら、召使がいく人か働く、決して小さくはない家は案内して

イグナス > 「トモエ、か。ああ、よろしく」

挨拶交わせば、歩き始める。
まさかこんなところでいきなりの依頼であったから、家の方はだいぶびっくりしたが。
ともあれそれは、別のお話で——

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトモエさんが去りました。