2019/11/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にテアンさんが現れました。
■テアン > 「はい。よろしくお願いします。」
軽く頭を下げ、話し合いは終わり。
若いのによくやるもんだ、と言ってから相手方の人は席を離れていった。
「………ふー。」
よくやっているという事は思わなかった。
父の仕事の代理、とまではいかないが意志や意見を伝え、ある程度の代わりを果たす。
まだ歳若い為に緊張の連続である。当たり前のようにこなす子もいるんだよな、と少年は思う。
ひとまず今日の所はそれが終わった。なればこそ安堵のため息も出るというものだろう。
幸いここは併設のカフェだ。
給仕の人に紅茶を注文し、少し休んでから帰る事にしよう、と。
注文したものは甘いミルクティー。その辺はまだ若さが抜けきらない様子で。
ぼんやりと、注文が来るまで少年は佇んでいるだろう。
変わった風景ではないが、去っていった相手方といい多少は目を引くかもしれない。、
■テアン > 届いたミルクティーを飲み干し、
さてと一言呟けば席から立ち上がる。
そしてそのまま去って行った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からテアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイルマさんが現れました。
■イルマ > 久々にお店の売上も良かったものだから、今日は奮発してと訪れた酒場。
少々お高めだけあって、店内は清潔に整えられており、客も今の所は自分一人だけだ。
女はその隅の席で一人エールのグラスを傾けながら時を過ごしていた。
「ふぅ………」
身に纏っているのは、程々に露出度高めのドレス。
外に出る時に身につけているストール風の織物は、傍に置いている。
肩口から豊かな胸元にかけて、白い肌が店内の暖房でしっとりと仄かな汗に濡れていた。きっと酔っているせいもあるのだろうが。
「最近つまらないことばかり……また旅に出ようかなぁ」
今は、お店を一時的に閉めても困るような客は居ない筈だ。
そんなことを考えながらグラスをまた揺らした。
■イルマ > 「……うーん。こんなところで悩んでいてもしょうがないか」
グラスのエールを飲み干し、トン、と音を立ててテーブルに置く。
よいしょ、と立ち上がった拍子、豊かな胸元が微かに弾んだ。
それも気にせず女はストールを手に、料金を瓶の横に置いて歩き出す。
「家に帰って、貯金と相談しながらゆっくり考えよ…」
そんなつぶやきを残し、店を後にした。あとは帰路を辿るだけ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイルマさんが去りました。