2019/10/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルキオラさんが現れました。
ルキオラ >  手のひらサイズの身の丈の錬金術の小人が路地裏の壁の凹んだ箇所に隠れている。
 背中には大きな龜を背負っていた。

「健康な男女の体液が何人分か必要なんですよね~
 こういうときにそういうのを提供してくれるつてがあるとよかったんですけど」

 ぼやきながら誰かが通り掛かるのを待っている。
 錬金術の研究を進めるためにろくでもない素材を急遽集める必要にかられていた。
 良さそうな人が通りがかったら薬や罠で無力化して体液を奪い取ろうという目論見だ。
 愛液だろうが精液だろうが血だろうが汗だろうが尿だろうが構わないが、
 別に人殺しがしたいわけではないので、死なない程度のものをもらえればいいなと思っている。
 さてそんな都合よく人は通りがかるだろうか。

ルキオラ >  路地には時折人の通りがからないこともなかったが、

「うーん……微妙に好みじゃないなぁ」
「うーん……なんか、返り討ちにされそうですねぇ」

 みたいな選り好みを繰り返しているうちにすっかり日が暮れてしまった。
 小人は日を改めざるを得なかった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルキオラさんが去りました。