2019/10/11 のログ
■ミンティ > 一人暮らしをしているから最低限の家事はできる。かといって皿洗いのアルバイトなんかに入るよりは、今までどおり古物店で勉強もかねて座っていた方がいいだろう。
知人に頼まれて、どんくさいなりに酒場の給仕を何度か手伝ったりもしたけれど、お酒に酔った人たち相手の接客はどうしても慣れなかった。普段から人見知りをする自分では、絡まれた時にどうする事もできないから。
「……」
考え事をしているうちに、給仕のアルバイト中、冷やかされたり、からかわれたりした事を思い出してしまった。散々困って、恥ずかしい思いをしたから、ついすこし膨れ面になってしまう。
■ミンティ > あの時のお客さんにではなく、自分の不甲斐なさに不貞腐れていたら、曲がるべき道をうっかり通りすぎそうになった。あわてて立ち止まり、踵を返す。すこし小走りになった足は、大通りから外れて狭い裏道へ入っていって…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にテリスさんが現れました。
■テリス > ひゅう、と夏に比べてずいぶんと涼しくなった風が吹く。
最近は過ごしやすくなってきた。
この気候のまんまなら冬も凍えなくて済むんだけどなァと思う。
ぶらんと腰掛けたまま軽く脚を動かしながら、通りを見る。
人通りはそれなり。
西日があまり綺麗ではなかった。明日はあまり天気が良くないかもしれない。
そう思う人の足取りは少しだけ早い。天気が崩れる前に帰ろう、という話だろう。
自分はどーすっかな、そろそろ帰るかな、と思いながらもまだ座ったままだ。
飯は済ませた。なので帰るだけなのだが…そんな気分の時もある。
ま、最近溜まってるし、綺麗なおねーさんでも眺めるのも悪くないかもなぁ、と声もかけないくせにそんな事を思うのであった。
■テリス > 「…帰るか。」
ぴょいと立ち上がり、さて、という風な足取りで歩き始める。
少し風が強くなってきたストリートを貧民区へ向けて歩いていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からテリスさんが去りました。