2019/07/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にしずくさんが現れました。
しずく > (飴が降り続ける中、遠くから水を弾きながら走る音が聞こえる。
その音は次第に大きくなり、シュバルトの止まる店の前にて止まる。)

「はぁ…はぁ…。あ、雨…降っちゃった…。」

(少し疲れた様な息をしながら膝に手を付いて呼吸を続ける。
髪はびしょ濡れになり垂れ、毛先からポタポタと雫が落ちる。
そのまま、軽く髪を絞り、くるりと来た方向を見ながら雨が止むのを待つことにした)

シュバルト > どうやら自分以外にも鬱陶しい雨の犠牲者が出たようだと、雨音に混じる誰かが駆ける音を耳にして、ああ、矢張り傘は持たないよねぇって大きく溜息を吐き出すと、その少女が自分の雨宿りをしてみる店先まで無事?辿り着いた事に今度は安堵の吐息を洩らす……うん、風邪引かないといいよねって、少女が髪を搾る姿にそう思うし。

「……あー災難でしたね?」

一声かけよう。
災難なのは一緒であるが故に少女の様子は他人事ではなく、数秒の間に3度目?4度目と為る溜息を大きく吐き出すと、肩掛け鞄から乾いたタオルを取り出して、少女が此方を向こうと向くまいと、スっと差し出すのであった。

調律に使うタオル。
清潔なものだし、まあ1枚くらい無くなっても大丈夫だし?それなら、少しは良い事に使おうと思っての行動である。

しずく > 「えひ!?…あ、ありがとう…ござい…ます…。」

(声を掛けられるとびくりと驚いて軽く跳ねる。
まるで漫画のような反応をして。
そのまま振り返り、指先を合わせてモジモジとしながらタオルを渡される様子を見て礼を言った。
緊張している様に喋りが詰まっており、最初の印象としては変な少女に見えるだろう。)

「あ、アナタも…災難に会ったん…ですか?
お、お互いさま…ですね…えひひ…。」

(ヘンテコな笑い方をしながらタオルを受け取り顔を服。
垂れた髪を拭けば現れる顔。
目の下にはクマがあり、少し不気味で下手くそな笑みを浮かべており、それ以外であれば可愛さのある少女。
そして、とてつもなく胸と尻が大きい事はタートルネックのようなドレスからも伝わるぐらいであった。)

シュバルト > 不思議な笑い声?不気味な笑い声?何とも、こう、表現のしがたい個性的な笑い声に、思わず個性的で素敵ですね?と口走りかけたのだが、それは口に残っていた飴玉と一緒にゴクリと嚥下して、うん、感想も飲み込んでおく。

「だ、大丈夫?とって喰いやしないし、いや、タオルはその、うん、返さなくていいよ……。」

一つ、相手がびくりと驚いた事はお詫びするとして、お詫びお詫びと言葉以外にもと思い、買ったばかりの小さな皮袋の中身からレモン果汁を練りこんだ水飴を丸めた飴玉を取り出すと、小動物にオヤツを与えるように掌にのせて、すーっと少女の方に差し出して。

「よければ、飴玉もどうぞ。お互い様ですな……おっかしねぇ昼間は雨雲一つ無かったのに、ほんっとお互い様、まあ不幸中の幸いはこうやって誰かと会えた事ですかね、うん。」

おっと普段の悪い癖がでかけた。
視線をなるべく彼女のクマの見える瞳に向けて、なるべく、なるべく、それ以上に下に下ろさないようにして、災難という言葉に同意を示すように苦味のある笑みを浮べる。

しかし、雨の日に出会う相手としては聊か趣が有りすぎやしないだろうか、これ、自分じゃなければ逆に腰を抜かしそうな姿の少女で……いや、可愛いけども濡れた髪とドレスって怖いよほんっと。

しずく > 「え?あ、はい…。」

(そのまま使ったタオルを腕にかけながら相手と話を進めることにした。
小動物のような扱いをされる様子を変わらぬにやけのような顔で見ながら受け取る)

「えひ…あ、ありがとう…ござい…ます…。
そ、そうですね…。す、少しでも時間を潰せる相手が居ると…良いですよね…。えひ…。」

(恥ずかしそうにもじもじとしながら目の前の男と話す。
視線は自分の目を向けている様にしてはいるが、無理やり下の方に向けようとしないと言う気持ちがなんとなくだかわかってしまった。
それを逆手に取る様にスススと近寄り、相手の体にその巨乳を押し付ける様にしてみようとする。)

「こ、こんな日だと…風邪…引きそうですよね…?雨ですし…。」

(自分でやっていることなのに目を逸らしながら恥ずかしそうに頬を赤めて小さく左右に動き、相手の体に自分の胸を押し付けようとし続ける)

シュバルト > 肩口にぐんにゃりとたわみ感じる柔らかな魅惑の果実の弾力よ。

その所為で、お、おう………と思わず口から変な声が零れそうになったので、生唾は露骨で変質者と思われかねないし、仕方なく言葉は声には出さず溜息に乗せて静かに吐き出してから、誤魔化す為に取りあえず少女が飴玉を手に取ったので、自分も皮袋から飴玉を一つ取り出し、何味かわからないそれを口に放り込む。

「……時間も遅いですからねぇ、出会えるのは変質者や犯罪者ばっかりな時間帯、こうやって少しでものんびりと話が出来る相手がいるだけ……不幸中の……幸い……。」

言葉の最後は疑問符がつきかけた。
だって、何でこんなにも密着してくるのだろうか?
嫌な感じはしないし、視線の先の少女は確かに怪しげではあるが、美人局とかそんな気配も無い、で、そんな少女がまだもっちりと身体を押し付けてくるのだから……。

「……うん、雨だからね?雨だから風邪引きそうなのはわかるけど、あたってるよ?滅茶あたってるよ?そのやんわらかいの……。」

一応、一応紳士だよ、コレでも女性の身体に触れて商売をしているんだよ、変質者じゃないよ?と言う意味合いを込めて、そのだ今現状を恥ずかしそうに頬を染める少女に言葉をかける、表情はきっと戸惑いとかなんだろうか、心配とかそんな表情になっている。

これが晴れの日であれば少なくとも左右を確認して、何かしらの罠か?と疑っていただろう。

しずく > 「えひ…こ、これに…興味…無いですか?」

(軽く上目遣いの様に男性を見る。
ちょっとぎょろ目に近い所もあるため、人によっては少々恐ろしいかもしれないが、それでもマシュマロの様に弾力のある胸をくっつけて見る。)

「えひひ…あ、あの…もし、良いのでしたら…。
寒いですし…近くの…や、宿に…泊まりませんか?」

(相変わらずの不気味そうなにやけ顔で提案する。
雨の中でも少し歩けば近くに宿がある。
少女からの誘い、それは完全にわかりきった目的が丸見えであった)

シュバルト > 普通に世の男性なら天使と悪魔が殴りあいしそうなシチュエーションではあるし、個人的の少女の何とも個性的なギョロっとした眼差しも嫌いではない、寧ろ好きではあるが、一応帰宅して色々と明日の仕事の準備も有るのだ……どうする、どうする……。って……。

「……そのマシュマロっぱいに興味は有るし、雨の中であったゴースト……じゃないと思うけど、その可愛いなって思うんだけど……。」

美人局とナンパと……街柄的にサキュバスとか夢魔さんの類なのかな?と色々と思考が混じるが、どうしたものか、もっちりした魅惑の果実をオイルでむにむにっとしたい、でも仕事が……仕事損じると路頭に迷うし。

「……ごめん、お泊りもご休憩も悪くないんだけど、時間がね?ちょっとお話するくらいなら嬉しいけど、お付き合いするのは難しいかな……あと、その、何だ……美人局とかじゃないよね?」

聞いてしまった。
聞いてしまったのだ余にも自分に都合のいい展開に我慢が出来なかった。

少女の視線と同じぐらい挙動不審になりながら、そーっとお伺いを立てるような声で、だ。

しずく > 「あ、そうでしたか…残念です…。
えひひ…。」

(ポーカーフェイスを極めているようなその顔つきで断られる。
心の中では落ち込んではいるが、興味があるのは分かったためちょっと嬉しかった。)

「違いますよ?私はただのサキュバスなので…。」

(ついうっかり聞いてしまった相手に合わせる様に自分もさらりと答える。
外見では確かにゴーストらしい少女であるが、その正体は性欲盛んの淫魔。
相手の行動を気にして、うまく行けばこの後宿で一つ交わえるのかと思っていたのであった。)

シュバルト > 「……正直言うとオレも残念、仕事放り投げて抱きつきたい……けど、ほら路頭に迷うのもね。」

天使のストレート勝ち、であるがダメージを追わせた敵には心の中の悪魔の勝ちで試合に勝って勝負にまけた幹事なのだが、それはさておき、残念なのは本当である。

それにサキュバス、彼女はサキュバスらしく、それならそれで一夜お相手いただきたかったし、こう、髪を弄ったり、頭をなでまわしたり愛でてみたくもあった、後一夜お相手いただきたかった、奉仕もされてみたいし、男のロマン満載じゃないの彼女。

「……うん、ゴーストじゃなくて安心した。そうだ次ぎ、もしこうやって逢えたらお店に誘っていい?一応魔導人形や亜人さんに好評なマッサージのお店やってるんで、是非。勿論よければ一晩お泊りしてってくれてもいいんだけど、寧ろお泊りして?」

視線は此処で初めて一度だけチラっと少女にお似合いの黒いドレスに零れんばかりの胸元を覗き込んでから、名残惜しいけどもベンチから立ち上がり肩にかけた革鞄のベルトを握ってギシギシとベルトが弱っていないか確認する。

しずく > 「えひひ…♡は、はいぃ…♡」

(誘ったり泊まったりとしてほしそうにすると、笑い声や最後尾が少し上がり嬉しさを表している。
ポーカーフェイスなにやけ顔の上にほんのりと赤みの乗った頬を晒してその時を楽しみと言わんばかりにしていた。)

「わ、私も…いつもアルバイトしているので…そ、そう言う目的理由でしたら…その…お休み…できます…。」

(風俗とかソープと言った性的サービス関係の店で働いている故に、それをすればちょっとしたスキルアップ的意味合いもあり、お休みは取れた。
何より、一夜共にできると言うことが魅力的である。)

シュバルト > (おっと危ない危ない……。)

革鞄から一枚の名刺を取り出すと、自分のお店の住所が書いた名刺を彼女の深すぎる胸の谷間に差し込もうと……して上下にゆらゆらと迷ったり、しながら最後には普通にピシッと差し出して、にこっと笑って見せる。

「これ、名刺。うち看板の無い弱小個人店だから、もし、どうしてもって時は此処にきてくれるとお相手できるかも?ってところ、まあ稀にお客様で手一杯な時あるけどもサービスもするから是非な?」

さてお仕事終わらせに帰ろうか?
雨はまだ降り止まない……ああもうひとつ忘れ物と、言葉の終りに彼女の唇に自分の唇が触れるギリギリまで近づけて、から……触れ合わせるのではなく名前を名乗ろう。

「シュバルト、シュバルト・イフシュント、今夜の縁がいい縁でありますように……。」

是は決まっただろ、久々に営業スマイル以外の笑顔を浮べてキリッと表情を引き締めて、お客様の1人から教わった女性がうっとりする百の技の一つを披露してみせる。

しずく > (相手が名刺を綺麗に差し出すとそれを受け取り眺める。
相手の説明を聞きながらもその住所をしっかりと覚える様に見ると、懐に入れていた財布の中に入れてしまう。
そして、自分の唇と相手の唇がくっつきそうなときにどきりと体を震わせる。
一夜は無理でもキスぐらいは来るかと期待していたが、自己紹介だけであった。)

「…黒川・しずく…です。」

(ちょっと意味深に近い間を開けながら相手に自分の自己紹介を返す。
期待外れであった物の、名前がわかればそれはそれで良いかもしれないと思い、その時は少し我慢することにした。)

シュバルト > ……我慢が出来なかった。

吐息と吐息が混じりあう距離に詰めておいて、何もなし、は男として出来なかったし彼女は我慢させないだけの魅力があったので、あまりモテナイ男だけども……少しだけ掠めて触れるだけのキスを黒川・しずく……しずくさんに一つ。

「んっ、んー!うん、うん……しずく、黒川・しずくね。憶えたから……ごめんね時間がなくて、また時が巡りあったら、もうちょっと深いキスもしような?」

最初の咳払いはキスへのごまかしである。
いや童貞じゃないですぞ、誰かを抱いたり仕事上抱くこともあるし?とそれと照れくさいのはまた別の話、キザったらしいセリフの終りは背中をくるりと相手にむけて、革鞄を胸に抱えて走り出す……間違って家とは逆の方向に。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシュバルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からしずくさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 エステ店「オブシーン」」にモールドさんが現れました。
モールド > 平民地区と富裕地区の境目に居を構える、エステ店「オブシーン」。
清潔感が見て取れる店構えと、利用者の声、そしてその値段設定から平民、貴族を問わずに評判の良い店だ。

その実態は、優良店とは間違っても言い難いものであるけれど。
今日もまた、愛しの恋人や旦那の為、または自身の美を磨く為にとその身を嬲られる客が一人。
淫らで変態的な施術を受け、それでも認識上は「素晴らしいサービス」を受けて満足そうに店を後にする。
その胎には雄の種がたっぷりと仕込まれ、つい先ほどまでその証を魔導具に晒して記録していた事を知るのは今、店の主ただ一人だ。

店に一歩足を踏み入れれば、設置された魔導具の効果で認識に影響を受けてしまう。
エステの効果を宣伝するように店内へと飾られたパネル一つをとっても、それは美貌を喧伝するものではなく。
素肌を晒し、卑猥な落書きを施されて玩具を銜え込む姿であったり。
男のペニスを美味そうにしゃぶり、恍惚とした表情を浮かべているものであったり。
更には犬の様に首輪とリードをつけられて、屈辱的なポーズを取らされながらも矢張り蕩けた表情を浮かべるものであったりと様々だ。

女の、否、牝の美しさを象徴するという意味ではそれは一部で納得できる写真の数々であるかもしれない。
けれども、此処は表面上は普通のエステ。誰もが、それを見た途端に逃げ帰るだろう
――それも魔導具の効果で「ちょっと過激だが魅力的なスタイルを見せる女性」とでも変換されるのだろうが。

さて。今日は後一件、予約があるがそれまでにはまだ時間がある。
獲物となる客が来るか、それとも予約の時間まで暇を過ごすこととなるか。
のんびりと受付を続けながら、次なる客をどう料理しようかと、にやけているのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 エステ店「オブシーン」」にグレンダさんが現れました。
グレンダ > 「さて…と、お邪魔するよ」

清客の来店を知らせるベルのガラガラという音が店内の静寂を破る。力任せに開かれた扉の奥から現れたのは一人の女の姿だった。
高い身長に浅黒く焼けた褐色の肌、まるで燃えているかのようにボリュームのある赤い髪。灰色のツナギの上半身部分を腰へ巻き付け、中にきた黒いノースリーブのインナースーツを見せているその格好は一見こういった店とは無縁に見える。

「予約してないんだけど大丈夫かい?向かいの酒場の奥さんの紹介でね、普段から酒ばっかり煽ってないでたまには小綺麗にしなよって言われてしまってさぁ」

慣れない店の雰囲気に多少の後ろめたさがあるのか、勢いある口調とは裏腹にどこか気恥ずかしそうに辺りをキョロキョロと見回しながら女はまくしたてた。

モールド > 次の獲物への想いを馳せていると、静かな店内に響く、来客の音。
こうした店には不似合いにも見えるその相手ではあるが、存外、この手の客の比率は高い。
相手が早口でまくし立てた内容の様に、周囲が見かねておせっかいを焼く、というのも勿論だが。

女は誰だって、美貌に興味があるものなのだから。
相手が事実、そう思っているのかは定かではないが。
大体が綺麗になる事に嫌悪を持つことが無いのもまた、事実。

「あぁ、いえいえ、大丈夫ですよ。
 丁度今、空いておりましてな。それじゃあ、奥の部屋へとどうぞ。」

素材は見た所悪くない、それどころか、上等の類だ。
既に怪しい店の中、けれどもそこに違和感を抱かせぬままに話は進み。
奥の部屋――雌を鳴かせる為のヤリ部屋と呼ぶに相応しい場所へと、相手を案内する。

「それでは、簡単に全身を解しながら、お話でも聞きましょうか。
 重点的に引き締めたい、改善したいことがありましたらお気軽にご相談を。
 さぁ、それでは服を脱いでその寝台に横になってくれますかな。」

これをどうぞ、と差し出したのは薄く小さなタオルが一枚。
裸身を隠せるという心遣いなのだろうそれは、乳と股間を同時に隠そうとすればどうにも無理がありそうな面積しかない。
すぐさまに肌を晒すような指示は、セクハラと訴えられても仕方のない言動は、けれどもエステなのだから当然なのだ。