2019/07/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 平民地区の大通り、様々な人々が行きかい話や商売をする場所を人の流れに流されるように歩く。
普段ならばこんな時間は受けた依頼で王都の外にいるのだが今日は納品を終えて仕事を終えた所。
懐も温かく、久しぶりに何か買い物をするか、それとも娼婦でも買ってみようかと考えてしまうぐらいには余裕が出来ている。

「……ん……さて…」

人込みに流れて歩きながらどうしようと考えるが中々に決まらず。
大通りを眺めれば露店や商店、客探しをしているものまで目に付き、視線が動く。
そのせいで時々に人にぶつかっては軽く頭を下げては避けて歩いて流される。

ミゲル > そうして人込みに流されて別の場所へと移動していった
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシュバルトさんが現れました。
シュバルト > 「はぁー……………………。」

吐き出す溜息は無名遺跡の迷宮よりも深く、だけど其処には溜息と共に逃げ出す運なんて一欠けらもなし、元々無いものを吐き出す事なんてドラゴンだって出来やしないだろう。

外は雨、恵みの雨とも言えなくもないが傘を忘れた自分には嫌味の雨としか感じれないし、早く家に帰りたい……でも家に帰っても誰も居ないし!お客様の予約も入ってないんだけどね!と心で自暴自棄、そんな夜。

「っかしーなぁ……知り合いの錬金術師は今夜は晴れとか言ってのに、あのダメ錬金術師め……。」

そもそも錬金術師が天候など判るわけもない、とは思うが自分が知る限り一番の知恵者であるが故に鵜呑みにしてしまったのが悪かったのだろう、まあ今夜は仕事中に食べる、或いはお客様の口に放り込む水飴を果汁を混ぜ込んだ飴玉を仕入れに平民地区の大通りにある馴染みの店に来たのだが、ちょっと店主とお話をして、帰ろうとした外は雨が降り出していて、走って帰るには雨脚が強めなので少し落ち着くまでお店の軒下を借りて備え付けのベンチに座って飴玉を齧っているところなのだが……雨脚弱まる様子なくない?って。

カリ

と口に放り込んだばかりの林檎の果汁を水飴で練り固めた飴玉を奥歯で砕いて、二度目の溜息はその噛み砕いた飴玉と一緒に喉に流し込む。