2019/07/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 一日の始まりは――あるいは終わりも、栄養補給が第一である。
通常より遥かに大きな大男である、が。
それにしても何時も通り、すさまじい量の食事を食べ――貪っていた。
夕刻の酒場、そう客も多くないのにウェイトレスが忙しく走り回っているのは、この男のせいだった。

「ん、ぐが、…ふ、次ぎ。これと、…こっからココまでの。
 ああ、そう、羊肉の香草焼きは大盛りで頼む、おう。」

片手に骨付き鶏肉のグリル持ちつつ、メニュー表を指さしていた。
机の上にはすでに残骸めいた空の皿と、まだまだ大量の料理たち。
スープに肉に、いくらかのサラダ。
普通なら何人分かってほどの量だったけど、更に男は頼んで。
しかして胃の中にあっさりと収めつつあったのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にニユさんが現れました。
ニユ > 学校帰りの商店街…ぼつぼつ歩くニユ…

「あ~なにか、いいことでもないかなぁー」

なんて、呟きながら…両手でカバンを上に上げて、背伸びをしてみたり…
そんな帰路の途中…なにやら忙しそうな酒場…
横目でじっと見つめながら通過しようと…

「あれ?あのオジサマは…」

この前露天風呂でみた男そのものである…
暫く横目でみてると、それはまた、大食いなのがまるわかり。
ん~今日はお相手見つけなくていいかも?と笑みをこぼしながら、
その酒場に入り、男に近づいていくのであったが…

イグナス > いったいどれだけ貪り食べたろうか。
けふ、とやや品のない呼吸を吐き出しながらテーブルを一望、…なんともまあ、惨状といった具合だ。

「はちぶんめ、……7分目くらいかねェ。」

なんて、その有様ですらぼやいて、店員を恐怖に陥れいてた
…らば、ふとこちらに近づいてくる姿がある。
おう、と片手をあげた。知り合いだ

「おう、こんなトコで奇遇だな。
 なンだ、お前もさも、メシかね。」

ニユ > ん~外からみてもテーブルの上は凄まじかったが、さらに近づくと惨劇な状態。

「おう!じゃないでしょ…もうっ…それにしても、相変わらずの食いっぷりね。」

なんて男の頭をコツンと叩き、そして横の椅子に腰をかける…
なんだか震えてるウェイトレスを呼び、皿を片付ける様に言うと…

「はー…最近、あまり面白い事ないんだよね~」

と、はあっと吐息、そして、やれやれといったご様子で。
そして、エール2杯と、つまみを3皿ほど注文し、

「なんだか、気晴らしできっとこ、さがしてんの~」
とエールをちびちび呑みながら、ぷぅっと頬を膨らませて、足を前後に揺らしてヒマそうに。

イグナス > 「まだまだ足らんけどもな。なンだ、それともお前も食うか。」

はてと首を傾けて笑う。食べようと思えばまだまだ食べれるぞ、と。
ウェイトレスは戦々恐々と言った感じだ。この男は気にも留めていないが。

「面白いことォ?なんだ、なんだ。探せ探せ。
 っく、く、ったく、楽しいコト、なんていくらでもあろォに。」

肩を揺らして笑う。彼女のような学生であれば、楽しいことなんて星の数ほどあるんじゃないか、なんて適当に想像しつつ。
こっちも注文追加、それでも大人しめに肉料理一皿くらいだけども。
運ばれてきた料理にかぶりつきつつ、思いついたように視線を上げて。

「さてはアレか、お前、まさか俺に気晴らし相手でも求めてンのか。」

ニユ > 「これで、まだ食べ足らないなんて…ね」
ニユもこれにはど肝を抜かれる…少し冷や汗を垂らしながら、イグナス様の方を見つめて…

「学生でも、暇な時はひま~! だから、ここにいるんじゃん…」

ニユは学生の中でもあまり勉強しないタイプの様で、特に学校から帰ってからは、友人との
交流は少ない。それでアルバイトしたり娼婦してたりするのだが、イグナス様はそこまでは
知らないようで…肉料理が運ばれてくる…ん~なんだかちょっと…というか大分と多い気は
するが、そこは店のサービスなんだろう、うん。たぶん。と思いつつ。

「まっ、イグナスが、良いていうなら、暇つぶしに付き合ってくれるかな~とかね?」

バタバタ動いていた足は次第に止まって…ちょっと上目使いでアピールしてみる。

イグナス > 「は、そら違いねェか。ンで、今日は日まで、顔見知り見っけて突撃ーってか。」

はむ、がし、がし、って肉料理を喉に流し込むように咀嚼し、飲み込んでいく。
皿が空っぽになったんなら、残った骨を皿上に放り投げて、ほうと一息。
露骨な上目遣いのアピール
やれやれ、という思いと一緒に、そういうのには弱い、甘いという心持も。

――結局、はあ、とひとつ息をついたのちに。

「しょーがねェなあ。…いいぞ、どっか行くか。」

エールで口の中のモノを喉に流しこんで、ひとこと。
彼女のいう、”暇つぶし”に付き合ってやろうか、って心算だ。