2019/06/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / とある邸宅」にミユさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / とある邸宅」からミユさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 庶民居酒屋」にミユさんが現れました。
■ミユ > 「んっ、しょっと…」
トコトコと店の中から現れたのは白髪猫耳尻尾のミレー族。今日も立てられるオープンの看板。
オープンしてまだ間もない居酒屋。そんなお店の雇われ店主。
今日は誰が来るか楽しみに思いながら、店を見渡す店主。
テーブル席2席、カウンター席4席といった、お世辞にも広いとは言えない店内。
まだ接客業に慣れてないミユには丁度良いサイズとも言える。
カウンターの後ろには一級品のワインからエールの樽まで所狭しと並べられている。
たいていのお酒はここで呑めるんじゃないかと思わる種類の数々。
お酒の置かれている多数の棚は上に行くほど高級品のお酒が並ぶ…。
それはミユの意図してやったこと、ミユは上の棚には手が届かない為、
ハシゴを使って登っていくが、上に上がっていくうちにスカートの中が見えて、
扇情するという寸法。だけど、殆どの女性には効果がないやもしれず…
そして、閉店前には殆どお酒が無くなっていても、夕方の開店には全て揃ってる、
そんな奇妙なお店でもあった。
2階より上はミユの雇い主が管理する連れ込み宿。内装が綺麗とあってか人気の宿である。
この居酒屋からも2階繋がる階段がある。
ミユは店の中に入り、そそくさと手早く来客準備をし…お客さんを待つのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 庶民居酒屋」からミユさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 庶民居酒屋」にミユさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 庶民居酒屋」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 「へぇ~、こない店ができとったんやねぇ。こぢんまりしとるけど、これはこれで味があるなぁ」
入り口の扉を開く音に続き、飄々とした声音が金の双眸をきょろりきょろりと周囲に向けつつ西国訛りの強い独り言を口にする。その台詞からも分かる通りこの店に訪れるのは初めてだろうに、店の奥へと向かう歩みは何の気負いも見られぬ自然体。
しかし、黒の短髪からぴょこんと生やした獣耳と、にょろんにょろんと気ままに動く猫尾からミレー族と分かるその娘の格好は、まともとは到底いい難い代物だった。
何らかの魔獣素材から作られたと思しき独特の艶を持つ黒皮の胴衣は、水着と言うにも露出の多い扇情的な代物で、しなやかに鍛え上げられたヘソ周りどころかたわわに実った双乳の谷間を晒し、ふとした弾みで恥丘の上端の翳りまで覗かせてしまうのではというくらいギリギリまで布地面積を切り詰めている。
それだけ見れば立派な痴女として通報待った無しなのだが、腰後ろで交差した禍々しい形状の双剣や、艶消しされた黒銀の脚甲は素人目にも伊達や酔狂で揃えられる代物では無く、このミレー族が一体どういった者なのかという判別を難しくさせていた。
そんな猫娘の金瞳が、カウンターの奥から顔を覗かせる小柄な店員の姿に気付き、鋭い八重歯も剥き出しにニカッと大口を笑ませて
「おぅおぅ、こらまた可愛らしバーテンさんやなぁ❤」
軽薄なアルトボイスと共に彼女の間近に近付いていく。
■ミユ > 「んっ…ん?」
カランと響く鐘の音。ミユはそこで目を覚ます…
「はっ…ふあぁ…いらっしゃいませ~」
よほど暇だったのか、眠い目を擦りながら、マスター席から降りて…
セクシーな出で立ち…ボリューミーな双丘にしっかりとくびれた腰。
そして同族であると思わせる耳と尻尾… 実に美味しそう…いや、とても素晴らしい体躯の持ち主であった…
思わずほへ~と見とれてしまうが、直ぐに我に返り
「ようこそ、名も無き酒場へ。どうぞ、お好きな席へ…」
と、着席を促す…
「お飲み物は何にいたしましょうか?」
いつものお客様対応で接するミユ…でも、目の前の双丘には勝てなかったらしく。ちらちらと見てしまう…
■キルシュナ > 「くふっ♪ あかんなぁ、お嬢ちゃん。そないゆるゆるな状態でお仕事しとったら、とんでもないミスしてまうよ」
悪びれもせずに小さなあくびを漏らし、寝起きそのものといった風情でぽけーっとこちらを見つめる可愛らしさが、黒猫の双眸を弓形に細めさせた。
お好きな席へと言われた金瞳が一瞬先程まで少女が腰掛けていたマスター席に目を止めるも、何事か考えるような間の後に黒皮の食い込む尻肉を落ち着かせたのは彼女の正面に位置するカウンター席。
カウンターの天板の上に肘を付き、しなやかな両手指を組み合わせて作った頬杖の上に顎先を乗せオーダーを問う少女に向けたのは、ちらちらと控えめにキルシュナの胸元を見つめる赤瞳とは対象的なあからさまなまでに品定めを行う不躾な視線。
柔らかそうな白髪の頭頂から飛び出す猫耳、稚気と好奇心に彩られた大きな双眸、小柄な体躯の割には生育のいい胸元の膨らみと、きっちり括れた腰回り。それらをねっとりと舐め回すような視線で見つめた後、改めて持ち上げた金瞳を彼女の赤い双眸に絡ませて
「ん~……せやねぇ、したら、お嬢ちゃんの体液飲ませてもらおかな」
しばらく考え込んだ後に悪戯っぽい笑みを浮かべた唇が奏でたのはそんな言葉。彼女の赤目に向けた金瞳に常識改変の力でも乗せれば、眼前の少女は己の言葉に何の疑問も挟まずに従ってくれるだろうが、あえてそうした力は使わずに奇妙な注文を投げつけてみた。
■ミユ > 「あはっ…バレちゃいましたか…いつもお客様すくなくて…ついつい…」
恥ずかしそうに舌をちょっとだして、頭を掻いて…申し訳なさそうに返答するミユ…
そのままに行動を見つめるミユ…カウンター席に座る今夜のお客様はいつもと違いとても妖艶に見える…
そして、ミユを見る目線はミユを品定めしてる様で、ミユは少しその場で躰を竦ませてしまう…
さらに続くお客様の言葉…
「!?」
ミユの躰がビクッと震える…そして、一瞬自分の耳を疑った…が…確かに聞こえたその言葉…
「う~ん、当店ではそのようなものはご提供しておりませんです…」
突然言われたその言葉、つい、顔を真っ赤にしながら、忙しなく動く尻尾…そして耳は垂れ下がる…
「でも、お酒でしたら―――――」
と、焦った自分を落ち着かせる様に、更にお客様対応を取るミユであった…
■キルシュナ > 今日も行きずりの快楽を得るために街を彷徨っていた変態猫は、さも当然の如く眼前のいたいけな少女を獲物認定している。ささっと淫術を使って幼さと雌肉の柔らかさを同居させる彼女の体躯を貪ってしまいたいという欲望を抱きつつもそれをせず、エロ猫にとってはジャブという名の、常識的に考えればデッドボールもいい所な危険球をぶん投げたのは、彼女がこういった困った客にどういった反応を返すのかをなんとなく見てみたいと思ったから。
失礼な程に少女を品定めする金瞳に小柄な体躯を竦ませる様子が、肉食猫の嗜虐を煽ったのも常識破りなファーストアタックに繋がった理由の一端。
そうしていい感じに酔っ払った変態親父でももう少しくらいはオブラートに包むだろう無茶振りなセクハラ注文に返されたのは、キルシュナの予想を越える様なセリフではなかったが
「―――にゅふふふふっ❤ お嬢ちゃん可愛らしなぁ❤」
その愛らしい反応は十分に変態猫を愉しませる物だった。
にんまりと笑みを広げた唇は、先の発言をただの冗談として流している様でいて、しかし細めた金瞳には妖しげな嗜虐の気配が覗いている。
「せやったらカクテル作ってもらおかな。ちょっと変わった作り方するカクテルやから、ウチの指示に従ってもろてもええ?」
先程の無茶苦茶な発言に比べれば、『ちょっと困ったお客さん』レベルの注文を口にする黒猫の双眸が、その金瞳に映り込む光を不自然に反射させた。その明滅を目にしたならば、普段であればまず断るだろう非常識な注文にもごくごく当たり前の事の様に受け入れてしまう様になる常識改変の魔眼を発動させたのだ。とは言え、簡易的な物である。なんでもかんでも応じてしまうという絶対の力ではなく、相手のモラルの壁を何段階か低くさせるといった程度の力。
■ミユ > 「ほむ…」
いきなりの困った注文に、冷や汗を垂らすも次第に平常心に戻っていくミユ…
(この人、ほんとは吸血鬼とか?)
なんて的外れな疑問が頭をよぎる…
入ってきたときに見た八重歯がその想像を大きく、肯定的に捉えてしまう原因でもあったが…
「はぅ…可愛らしいと言われましても…恥ずかしいです…」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして、俯いて答えるミユは、頬をポリポリと掻き…
いつまでたっても、美しいとは言われないミユは、ちょっとそのあたりにコンプレックスを持っていたのも一つの原因。
「そう言われても、た…体液とかぁ…無理ですからね?」
と冗談といった風のお客様に、念を押すミユ。
そうして、次に出された注文…
「あ、はい? でしたら…ご指示頂いた通りに…お作りしますので、お願いします」
とペコリとお辞儀をして…普段なら感じていたであろう魔力をミユは感じ損ねてしまったようだ…
それは、魔力に感応する耳が、垂れていたからで…そして、そのままにその力を受けてしまったよう。
ミユは何も感じないままに、
「さて、何をカクテルしましょうか?」
と、にこやかに答え…