2019/06/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」にブレイドさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」にアズサさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」からアズサさんが去りました。
ブレイド > 夜の路地。
まだ宵の口といったところで人通りも盛ん。
このあたりは大通りほどの賑やかさではないものの路地裏ほどに人が少ないわけでもない。
そんなとおりをゆく冒険者。
青年と少年の間といった風情のその影の腕には腕章。
王国軍第五師団のそれなのだが、特徴的な鎧は着ていない。
何をしているかと言えば簡単なこと。
見回りだ。

「はー…こんなとこで何も起きねぇだろ……」

退屈この上ない。

ブレイド > あくびが出るほど眠くなるような時間ではない。
だが、退屈というものは時間の流れを遅くする。
遅い時間の中では数分が数時間になってしまうもので

「くぁ……はあ…」

むしろこの時間帯であれば食事や酒場で一杯。
娼館であそんだり、賭け事などゲームを嗜んでもいい。
なのにこんなことなど…報酬が出るとは言え、この退屈はいかがなものか。
なにせ時間も時間だ。
そして、自分も生きていて、朝からずっと起きていたわけで。
つまるところ腹も減るのだ。

ブレイド > 何かもうサボってそこらの店にでも寄って
飯食って酒のんでブラブラと交代の時間まですごしてしまおうか。
そうしていたところで誰が咎めるわけでもあるまい。
それほど真面目に仕事をしている衛兵などこのあたりにいるとも思えない。

「手ぇ抜けるとこは手抜きしねーとな」

鳴りはしないが空腹を訴える腹をひとなですると顔を上げ
見回りもそこそこにそこらの店の看板へと目を向ける。