2019/06/06 のログ
■リス > 「うん、私はコックは派遣しませんー。
ここで美味しいご飯を食べられるのがいいと思いまーす。」
はい、いろいろ諦めました。
無理にコックを修行に出して再現を求めるよりも。
ここに来てお金を払って美味しい物を食べる。それが一番だ、と。
「!!
むしろ、ソウレンさんが来てくれるなら大歓迎!
お給金弾んじゃいます!」
ええ、たまにでも来てくれて料理を作ってくれる。
それはとても嬉しい、美味しいものはとても嬉しい。
自分だけではなくて、妹たちも食べられるし、ほかの子も食べられる。
それならお金を出すのは、全然いい使い方だと。
「かき揚げというのですね……。」
油の塊のような食べ物は、でも、すかすかしててふわふわしてそうだ。
塩が粉雪のようにも見えて、それを箸でつまんでパクリ。
サクサクしてて美味しい、さくさくさくさくさくさく。
美味しい!
「ふふ、次は、何が食べられるのでしょう。
あと、おかわりを―――。」
少女は笑いながら徳利を持ち上げてサイドのお代わり。
ゆっくりまったり、会話をしながら、お酒を、料理を楽しむのだろう――――。
■ソウレン > 「それなら結構。ま、料理人が食べにくるのは歓迎だよ。
ひょっとしたらいい刺激になるかもしれない。」
ごとごと、と次の食材をまな板の上に出していく。
さて、これを使ってあとは、と考えながら。
「…あー、いただけるならいただくが。
まぁ、私も王都の料理には興味がある。
腕の立つ者がいるなら私にも刺激が欲しいものだからね…。」
そう、自分も停滞したくない。
だから別の料理を学ぶ事で刺激を得れる、と思ったのだ。
まぁ、歓迎してくれるのならその内に遊びがてら訪ねていくとしようか、と思い。
「あぁ、次のお酒だね。」
そうして、次のお銚子を差し出す。
少女が満足するまで様々な料理を供していくだろう。
今日の夜は素材を気にする事もない。奮発するというのだから、存分に楽しんでもらうとしよう………。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソウレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 夜の帳がもう少しで落ちる時間帯。
大通りでは仕事を終えて帰路に着く者や、これから街へと繰り出す者で溢れている。
その喧騒の一角、一人の男が周囲の人々に焦った調子で声をかけていた。
曰く、道案内をして欲しい、と。
それは何処ぞの商店か、孤児院か、或いは娼館かもしれない。
尚、男が声をかけている対象は女性ばかりなのは、勿論理由がある。
そこから僅か離れた場所には一際目立つ豪奢な馬車が停車している。
その馬車の行者らしい男が必死に道案内を探しているその理由は、馬車の中。
立派な外装と、内装もこれまた立派な割に狭い車内で座る貴族の男は、苛立ち混じりに舌打ちを零していた。
その体を覆う服は無く、だらしのない肢体を曝け出し。
興奮作用を促す香が漂う中、目の前に跪かせたメイドに口奉仕を命じていた。
「ちっ、まぁだ見つからぬのか。」
苛立たし気にメイドの後頭部を掴み、股間へと深く押し付ける。
餌付く様な声を僅かに漏らすメイドであるが、それでも抵抗なく喉奥まで肉棒を受け入れ。
用事のある施設――と言っても碌な用事では無いだろうが――へと道を間違え迷った行者に苛立ちを覚えながらその気分を奉仕で緩和していた。
その主の苛立ちを理解しているからこそ、その生贄にもなるようにと。
女性にばかり声をかけ、何とか供物を用意すべく必死に行者は道案内を探しているのだ。
■キュリオ > やがて苛立ち募る主の元へと、生贄となる娘が届けられる事となる。
待った分の欲望をぶつけられる事となった娘の運命は―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。