2019/05/08 のログ
■イグナス > 「わぷ」
案の定、ごつんと本が落ちてきたらしい。
やれやれって肩を竦めて、のったりもそり、片付けを始めたのだとか――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 仕事の用事や買い出しなどで人々が入り乱れ行き来する大通り。
露天や飲食店の客引きの声、世間話、雑踏の音が行き交う中、重たげな紙袋を抱きかかえて歩く小柄な人影が、
緊急避難するように大通りに点在するベンチに腰掛け、重そうに荷物をおろした。
「ふうっ…… お礼やおみやげ、うれしいけど…こんなに持ちきれないよー…。」
今日は病院や飲食店、兵の詰め所などに、薬草や香草、調合した薬などを提供してきた。
そこのお年寄りやおじさん、おばさん、あるいは気の良い兵士などに可愛がられて、
報酬の駄賃の他に、「これを食べて大きくなりな」「暑くなるから、これ着てな」と、
あれもこれもと食料品や衣類などのお土産攻撃を受けて今に至る。
嬉しい困惑に額の汗を拭いながら、大事そうにぽんぽんと紙袋を叩く。
失くさないようにしなければ。
■タン・フィール > 一息つきながら、ときどき目に入るのは赤子や幼児を抱きかかえたり連れたまま、
買い物袋片手に往来を歩む主婦の姿。
家事しごとなどで練られているだろうとはいえ、細腕と呼べるその手や身体で、
よくも赤子や荷物をあそこまで抱えて…毎日…と、
単純な体力だけではない、畏敬の念に近い気持ち。
「…これくらいで、甘えたこと、言ってらんないよね。」
と、少し反省しつつ、紙袋の中を漁る。
まるまる太った柑橘類のお土産が6つ。
麻布のパジャマと、シャツ、外履き、靴下に下着。
喉には良いが子供受けの悪い苦い飴。
お酒のおつまみには良いであろう、海産物や肉などの干物。
「あと、てぬぐいに…絵本に…お茶の葉に…ワンピース…
…ワンピースっ!?」
だれだ、女の子と勘違いしてこんなものを混ぜたのは。
苦笑いしつつ、着る機会などそうそう訪れなそうなそれを、
それでも一応大事そうに紙袋にしまい直して。
■タン・フィール > 休憩を終えると、紙袋を再び抱えてすたすた歩み去る…
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 仕事終わりの夜散歩、平民地区の大通りにある商店の屋根の上。
白い猫が伸びーっと横になって眼下の人通りの様子を眺めてた。
尻尾が時々チョイチョイと動くくらい、久しぶりの人間観察時間を過ごしてた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」にソウレンさんが現れました。
■ソウレン > 「ありがとう。また来る。」
その商店の店じまい間近、中から女性が一人出てくる。
女性からはちょっぴり魚の匂いが漂っているだろう。
手には籐で編まれた籠。中身は雑貨と野菜が幾許か。
市場の物ではないが、鮮度はそれなりに良いものだった。
これならばまぁ、使えるかな…そう考えながら歩き始めようとして…。
ふと視線を感じて屋根の上を見上げる。
青い瞳が白い猫と目が合うかもしれない。
■シャルレ > 人が歩いている通りに屋根の上の猫に気づくのは、ほとんどいない。
のんびりと、眺めてた先、三角耳が動いて人の声に顔を向けると、
スンと僅かに匂う魚のようなにおい。
尻尾の先をピョコピョコ動かしたあと、目線があった気がした。
人のような姿をしてるけど、匂いが違う気がした。
スンスン鼻先を持ち上げたあと、体を起き上がらせ、屋根から降りていこうと建物伝いに通りへと降りて…。
トテトテと、相手のほうに白い猫が近づいていこうと。
■ソウレン > 視線が合った白猫は尻尾をフリフリ。
可愛らしい様子を見せてから、ちょこちょこと降りてきた。
長い白毛が綺麗な子猫だ。
「野良かい? 綺麗だね。」
こちらに近づいて来れば、ソウレンはしゃがみこんで微笑を浮かべる。
言葉が通じるつもりはないのだが、懐っこい様子に片手を差し出して見せる。
嫌がられないなら、そのままゆっくりと撫でてあげるだろうか。
■シャルレ > 「にゃーん」(お姉さん、お魚の匂いする)
手の届くとこまで近づくと、その手に首を伸ばし頭をつけてく
手に撫でられるのは好き、だから、その手に頭を寄せたあとは、しゃがんでる相手の周りに体をすりつけるように動いて…。
「にゃぁ」(お魚食べたのかなぁ)
人間には通じない猫の鳴き声だけど、この街ではたまに猫言葉もわかる人種もいるらしい。
相手がどうかわからないけど、勝手に話てる。
■ソウレン > 撫でようか、とした所むしろ自分から擦りつけてきた。
すりすり。なでなで。
なんだか気持ちよさそうなので遠慮なく撫でてあげる。
後に身体を擦りつけて来られても、嫌そうな顔はせずに追うように撫でてあげて。
鳴き声が聞こえれば、おや?、という表情を浮かべた。
「…ふふ。お魚は料理をする方だよ。」
ちょっと小声で応えて、ウインク一つ。
猫の言葉、というよりは動物の意志がわかるという方向性。
あまり大声で話すとちょっと変わった人に思われるので小さめの声で。
ただの子猫じゃないのだろうけれど、どう見ても無害なので警戒する事もなく。
遊んであげるように指先で子猫の背や顎をくすぐってあげる。
■シャルレ > 「にゃーん」(お魚料理屋さんだ)
ちょっと嬉しそうに鳴く。
指先に撫でられながら、気持ちよさそうに目を細め、
しゃがんでくれてるので、そこらにいる人慣れしてる猫と同様に摺りつかせ
撫でられると背中を丸くしてみたり尻尾を立てて体に触れるようにしたり。
摺りついてるだけだけど、相手から僅かに匂う魚っぽい匂いは猫だから気づく程度。
相手が生臭いとかというものでなく
■ソウレン > 最近は魚の匂いが残っているせいかやたら野良に好かれる。
この白い子猫は野良か飼い猫のどっちかはわからないが、
ずいぶんと人慣れしているようには感じていた。
あまり人を怖がらないというか。選んでいるだけかもしれないが。
「そうだ。料理屋さんだね。…お腹空いてたらご馳走しようか?」
撫でているだけで気持ちよさそうにしてみたり、尻尾をすりすりしたり。
撫でられるのが好きなのだろう。
そんな可愛らしい様子に声をかけてみる。
今は外出中なので店は閉めているが、猫でも食べられそうなストックくらいはあるしお誘いする事にする。
膝を落として、乗るかい?と腕を差し出してみた。
■シャルレ > 「にゅあ、にゃーん」(行きたいけどぉ、また今度でいい?)
伸ばされた腕、その指のほうにもスンスン鼻先を近づけて、空腹ではないものの
僅かな魚の匂いに心揺れかけるけど、人間観察に飽きて帰ろうとしかけてたとこ。
名残惜しそうに、指先をザリッとした小さい舌で舐めてみた。
「にゃーぁ」(匂い覚えたから、今度遊びにいくね)
お魚料理屋さんと知ったので、夜散歩ルートで探すのも楽しみな気がした。
「にゃー」(またね)
優しく撫でてもらえた、久しぶりの感触に嬉しくなって、
尻尾をピンと立てたまま大通りの端っこを白猫がチョコチョコと歩き離れていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」からシャルレさんが去りました。
■ソウレン > ちろり、と指先を舐められる。
猫特有のざらっとした感触を感じてから、そうか、と言ってまた撫でてあげる。
「あぁ、いつでもおいで。ご馳走しよう。」
去る間際にぽんぽんと軽く触れてから、去っていく背中に小さく手を振る。
尻尾が立っているのは嬉しかったからかもしれない、そんな風に思いながら立ち上がる。
さて、営業を再開しようかな。
そんな風に思いながらゆっくりと自分の店へと帰っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」からソウレンさんが去りました。