2019/04/03 のログ
シュバルト > 暫く噴水の音をBGMに休息を堪能していたが、何事も起きなければ退屈だとベンチから立ち上がると安宿の方へと歩き出すだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシュバルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロベリアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマリサ・ブラックバーンさんが現れました。
ロベリア > 他の下着も選びたい。
そう言って連れてきた場所は、所謂アダルトショップ。
合法だがいかがわしい商品を扱っている店だ。
先程のブティック程ではないが、こちらも中々異彩を放つ。
どことなく淫靡さを連想させるような外観。
こちらも、ロベリアは特に臆した素振りもなくずんずんと中に入っていく。
そうして店内を暫く進むと、下着コーナーとでもいうべきか。
非常に面積の薄い布切れを陳列してある一角へと辿り着く。

「わぁっ♪
これ可愛い~。
ねぇねぇ、マリサはどう思う?」

思わず手にとって広げて見る。
布というよりは幅の広い紐といった程度の上、殆ど透けたショーツ。
これもロベリアの感性では可愛いとなるらしい。
それをマリサにも見せて、感想を求めてみたり。
だが本来の目的はマリサの下着のはずである。
これは完全に目的から逸れている。
何故ならふたなり用等はここから更に少し場所を空けたところにあるので、ここに居ても目的は達せない。
別にこれを履かせてもいいがこんな小さな女性用のショーツとなると、マリサのサイズでは勃起していなくても全く男性器が収まらない事だろう。

マリサ・ブラックバーン > 入った瞬間、異様な雰囲気の店内。
たまに城内でこういう雰囲気の場所があるなと既視感を抱くマリサ。

この国の状況からしてこれでも健全な方にあたるだろう。
最初の店との落差の凄さに肩がずり落ちてしまうが。

ロベリアは慣れているのか、商品の配置を確かめることもなく真っ直ぐ進む。

進んだ先は下着の体をなしてくれるのか聴きたくなるような布が並ぶエリア。

「あ~、いいんじゃねえか?
ロベリアの希望なら俺は履いてもいいぞ?
ただまあ、こうなると流石にアレはほとんど丸見えだろうけどな。」

両手を組み、隣から顔を覗かせるマリサ。
最初の店で選んだ下着のコンセプトとは真逆であるが、彼女の要望なら断る理由はない。

選んでもらった服も着心地が良く、動きやすかった。

「ところで、ロベリアはこの店よく来るのか?」

ロベリア > 「え?
これ履くつもりだったの?
まあそれはそれで……」

そういえば誰が履くか曖昧な言い方であった。
ロベリアに似合うかどうかと思って聞いたのだが。
聞き方がまずかった。
だが拒絶する素振りもないし、そういうのも好きなのかもと勝手に納得する事に。

「んー、ここにはたまにねぇ。
そういうマリサは、こういうお店慣れてなさそうね」

始めてではないがよく来るという程でもない。
大体は一人で来る事が多いので、マリサを伴っている今日は結構新鮮な気分ではあるが。

「とりあえず、こういうのもアリなら選択肢広がるかな~。
マリサ向けのはあっちの方だけど」

今しがた見せてみた下着を二着キープし、本来の目的であるマリサ向け、要するにふたなりにも対応したコーナーへ向かう。
ここに並べられている商品は通常のお店で売っているようなのとはコンセプトが真逆で、男性器を強調するようなデザインが多い。

「マリサの大きいから、選び甲斐があるわねぇ」

言いながら手にとってみたのは、比較的上品な白のショーツ。
普通の下着より面積は小さめではあるが、先程の紐よりはショーツの体裁を残している。
ただし、ふたなり用なので男性器のシルエットを隠さずフィットして包むように設計されているのだが。
男性器は見えないが隠すというのには全く適さない。

マリサ・ブラックバーン > 「違うのか?
そういう意味かと思ってたんだけどな。」

首を捻る。
どうやら捉え方に問題があったようだ。
しかし、ロベリアもその割には下着を戻す様子もない。
ということは、そのうち着る時があるのか。

それはそれで彼女が楽しんでくれるならと、上機嫌なマリサ。

「慣れて、ていうか入った事すらなかったぞ。
城に居るとたまに凄い恰好の人を見るがこういう所で用意してたのかな。」

売っている品の中には下着でありながら男性器のみを露出させるように穴が開いているタイプも。
見ているだけで顔が熱くなってしまい、手で仰いでいた。

「この間見たと思うけど、その気になれば更にでかくなるからな。」

溜息交じりに商品を見て回る。
こちらは一応隠せるようには作られているが、なんというか…。

「結構な大人向けだよな。 俺みたいな年で着けるには早くないか?」

ロベリア > 取り乱す程ではないが動揺が見て取れるマリサを見て、恥ずかしがってて可愛いなあとのんきな感想を抱くロベリア。
まあこういった場所が不慣れとはいえ、既に肌を重ねた仲であるし性的な事柄に全く免疫がない訳ではないかこんなものであろうか。

「別にそんな早すぎるなんてことはないと思うけど?
マリサは十分発育してるし。
まあ、幼児体型で大人っぽい下着つけるっていう需要もあるけど……」

大分昔、娼館で幼い娼婦を侍らせた時の事が脳裏をよぎる。
幼い肢体を包むのは、アンバランスに大人っぽい下着であった。
楽しい一時であったが倫理的な問題で後から罪悪感に苛まれる事になったのだが。
まあ当時は自分もまだ若かったという事だろう。
一瞬遠い目をしたが思い出を振り払い、目の前の現実に意識を戻す。
十分発育しているといったが、バストの発達はこれからといったところのマリサ。
そんな彼女にも、ブラは必要であろう。
ただしこういったお店のブラとなると、魅せる事に特化したデザインになっているし方向性も偏っているが。

「こういうのもいいんじゃないかしら」

手に取ったのは、ワイヤー入りの紐、ではなく一応ブラの一種。
Aカップ以下に対応しているが乳房を寄せあげて強調する効果があり、乳首は殆ど隠せない程度の布面積しかない。
こういった商品もあるぐらいなので、マリサにも早すぎる事はないという事で彼女にも見せてみた。

マリサ・ブラックバーン > 「そうかぁ? 発育してるかねえ。」

腕を振ってみたり、足や尻などに眼をむける。
胸はないことが確定しているので今更確かめなかった。

そして、ロベリアの口からでたアブナイ需要には口の端の片方だけが伸びて引き攣った笑い。
流石に幼児体型は卒業していると思うので、自分には無関係か。

遠い目をしている姿に、恐らく別の誰かにそういう恰好をさせてたのだろうかと想像するも
人の過去を穿る趣味は無いので戻ってくるまで静かにしていた。

「またスゲーの選ぶなあ。
…着替えようか?」

紐のような下着を角度を変えつつ観察。
踊り子や娼婦など、ボディラインに自信のある人たちが似た格好をしていることを思い出す。

せっかくこんな店にやってきたのだ。
彼女が似合うと言うのなら実物を見てもらうのも悪くない。

ロベリア > 「えっ、いいの!?」

比較的ハードル高めの物から提示して様子を見ようと思ったが、いきなりいけてしまうらしい。
折角ならもっと際どいのから試せば良かったかもと思いつつも、着けてくれるというのであれば文句があるはずもなく。

「じゃ、じゃあ着替えてる間、他のも探しておくね」

割と際どいのもいけてしまいそうなので、これ幸いとショーツ選びを再開。
こちらはかなり立派なサイズなので、相応の商品を探しているとやはり強調させる方向性のものが多い。
そんな中から選んだのは、あえてシンプルなものが一つ。
面積も広く厚さもあってそこは普通のショーツという感じだが、男性器を包んでむしろ強調させている。
男性器の部分がなければ可愛らしい女性用ショーツというデザインである。
もう一つは逆に大人っぽく。
ローライズでお尻は殆ど出てしまっている。
男性器を包む部位も、黒レースで大分スケスケ。
亀頭部分はしっかりと隠れているが、先端はリボンで締められていてほどけば開放する事が出来る。

「とりあえずはこんなものかなぁ。
着替え終わったらこっちも着けてもらおう、ふへひひひ……」

妄想しながら、だらしないというか気持ち悪い笑みが漏れるロベリア。

マリサ・ブラックバーン > 「じゃ、ちょっと着替えてるぞ。」

件のブラを手に取ると、試着室へと。
カーテンを閉めると、布擦れの音がする。

着て直ぐの服を脱ぐのは少し手こずったのか、ガサゴソと試着室にあるまじき大きな音も響く。

結局上着を捲り、上半身だけを露出した状態に。
日頃着ている地味なブラを外し、さきほど手にした物を。

「う~~ん、すげえなこれ。」

断崖に近いマリサの胸でも色気を漂わせることが出来る下着に、感心する。
これなら幼年でも着せるなと、鏡を見てはうんうんと首を縦に振っていた。

「ちょっといいか?」

恐らく、他の商品を探していると思われるロベリアを呼ぼうと、カーテンから顔だけ出すマリサ。
遠くから怪しげな笑いが聞こえる。
声の主が戻ってきてくれれば、カーテンを捲り桃色の突起が露出した姿を曝け出すだろう。

ロベリア > 眼の前に誰もいないからと大分気が抜けていた。
マリサに声をかけられて妄想から帰ってくると、ようやくまともな表情に。
そのまま何事もなかったかのようにカーテンまで向かう。

「はぁい、着け方分かったかしら?
……わぁ♪」

またすぐに顔が緩むロベリア。
流石に気持ち悪い笑いを晒す事はないが。
着替えたけど下着姿見せる訳ないじゃんと言われるのも僅かに危惧していたので、思い描いていた姿が見れて満面の笑み。

「うっ、うんっ!
いいよいいよっ!
すっごくセクシーだよ!
もうそれ買っちゃおうか!」

肌を重ねた仲なので裸を見せあった後ではあるが、やはりこういった下着で着飾った姿はまた趣が違う。
豊かではないものの下着の補正で乳房もちゃんと見えて新鮮味もある。
そして清楚さを感じさせる突起は隠さずさらけ出していて、可愛らしさと色気の同居したマリサの胸を思わず拝みそうになる。
こうなるとまた元の下着に着替えて会計なんてまどろっこしいと、購入手続きをするために店員を呼びに行くロベリア。
ついでに試着する予定だったショーツ二種類も買ってしまおうと。

マリサ・ブラックバーン > ロベリアの不思議な笑いは店の中に響いていた。
少なくともマリサの耳には届く程に。
ただ、こちらに来たときにはいつもの大人の女性。

マリサはロベリアが着た所でカーテンを開ける。
両腕を後ろに組むが仕草も表情もぎこちない。
端的に言えば照れている。

「セクシーか?
俺の認識と違うなあ。」

お披露目をした後、自分の姿を見返す。
胸の突起は僅かに固くなっている。
慌ててカーテンを閉め直し、顔だけ出すことに。

ロベリアに呼ばれた店員がやってくると、必要な時だけカーテンを開けて。
そしてすぐさま閉めるといったことを繰り返す。

羞恥で顔中赤く染まるが、ロベリアのはしゃぎっぷりと一瞬拝むような仕草をする程の
喜び具合に着て良かったかと口角が上がる。

「…パンツは流石に穿かなくていいよな?」

ロベリア > 「えっへっへぇ、試着しなくてもいいけど、後で見せてねぇ♪」

興奮も一段落して、ホクホク顔のロベリア。
とりあえずブラとショーツの購入を済ませてしまう。

「折角だし、ブラと合わせてこっち履いてく?」

残りの買い物を済ませる前に、今しがた会計を済ませたばかりのショーツを片方渡してみる。
透けた黒レースの方だ。
まあ履くかどうかは本人の判断に任せて、あんまり無理を言って拒絶されても仕方ないのでマリサが準備でき次第、次はベビードールを探しに場所を変える。
こっちは普段から全く慣れてなさそうだし、まずは無難なのからでいいだろう。
また後々、機会と興味があったら色々試せばいいのだし。
とりあえず、薄っすらと生地が透けたデザイン的にはあまり変わったところのないベビードールを手にとってみる。
色はそれぞれ白と黒。
白だと黒い下着が強調されるが、黒だと下着のシルエットが合間になってこれはこれで淫靡さの演出になるかもと想像しながらマリサにも見せてみて。

「マリサはこういうの着たことあるかしら?
こういうお店だからちょっとセクシーなのだけど、ベビードールも似合うと思うのよねぇ」

マリサ・ブラックバーン > 「お、おう…そうだな。」

ちょっと喜びすぎだろと、唇を噛み締めるマリサ。
購入手続きを進める所をカーテンの隙間から眺めて。
黒いレースの下着が渡されると、それをまじまじと見つめる。
手を当てると、肌の色が分かる位に薄い。
生地が丈夫そうなのが救いだが、これではアレが露骨に見えてしまいそう。

着るべきかどうか悩んでいると、ベビードールを探しに向かうらしい。
そもそもベビードールとはなんだと首をひねるマリサ。

暫くしてロベリアが手にする白と黒をまじまじと。
なるほど、こういう服かとようやく理解して。

「じゃあ、白を借りるぜ。」

カーテンから伸びた手がベビードールを手にすると、シャっと音を立てて閉まる。
次にカーテンが開いた時には純白のベビードールを纏い、黒の下着上下で固めた姿が。
薄着とは言え、服一枚挟んだことで胸の先が直接人目に触れることもないと、
マリサの中の羞恥は落ち着いたようで。

「どうだ? 似合うか?」

両手を腰に当て、ない胸を張っている。
鼻息も荒い。

ロベリア > 白地のベビードールの下に、下着の黒が浮かんで強調されている。
薄手というよりも半分透けたようなベビードールは体のラインを隠さない。
露出の高い下着だけの時よりはマリサは比較的平気そうだが。

「これはこれで……。
いいわねぇ……♪」

意味深に微笑むロベリア。
半端に隠したようなこの格好は、正直かなりそそる。
無論肌をさらけ出した格好も好きではあるのだが、着飾ってくれているという事実もまたスパイスになる。

「うん、ばっちり似合ってるわぁ。
これも色違いの方も買ってあげるから、好きに使っちゃってね」

ここでの代金はロベリア持ち、というか最初からプレゼントしてあげるつもりでいた。
若者を自分色に染めていくのって興奮する。
という不純な動機と趣味だが、似合っているので別に悪い事ではないはずだ。
上機嫌で足取りも軽く再び会計を済ませに行くと、マリサが元の服に着替えるのを待つ。
先程は脱ぐのに苦労していそうな雰囲気だったが、今度は一人で着られるだろうか。
決してちょっと着替えを覗こうとかそういうやましい気持ちはないのだが、カーテンに顔を近づけて呼びかけてみる。

「着替え、大丈夫?
難しいようなら手伝うけど」

マリサ・ブラックバーン > 「そうか。 流石の俺だな。」

聴くまでもなく、弛んだ顔が物語っている。
ロベリアに比べると女らしい魅力に乏しいと認識しているが、あれだけ喜ばれると言う事は
多少は可愛いのだろうかと有頂天。

「おぉぉ!? いいのか?」

なかなかハイソな店だったので、ロベリアの言葉に眼が輝く。
色違いまで貰えるのなら当分服には困らないだろう。
大事な用の時まで取っておくので日頃は使うこともそうそうないだろうが、
ロベリアの前に出る時は用意しておこうとほくそ笑む。

一度着替えているので二度目は早かった。
会計を済ませて戻ってきたロベリアの目の前でカーテンが開く。

「悪い、着替え終わった。」

黒のゴスロリ姿で手には服の数々が入った袋を手に。
もう片方の手を顔の前に立てて謝意を示す。

ロベリア > 「あ、いいのいいの。
ちゃんと着替えられたなら全然いいのよ~」

そう、別にやましい気持ちなど全くない。
あわよくば着替え姿を見ようなどという気持ちなど決してなかった。
なので全然がっかりはしていない。

「ふふふ、いざっていうときの勝負下着にしてくれちゃっていいのよぉ。
もちろん私に見せてくれてもいいけどっ」

覗き見などしなくても、これから正攻法で下着姿を見る機会もあるだろう。
そう思うと楽しみで思わず笑みがこぼれる。

「それじゃあ、買い物はこのぐらいかしらねぇ。
ふふっ、楽しかったぁ」

中々充実した時間と空間であった。
買い物はここまでとして、そろそろ食事時だ。
折角なのでお洒落なお店で食べたいところ。

「そろそろご飯にしましょうか?
どこかカフェにでも行きましょ」

マリサ・ブラックバーン > 「ロベリアが着替えやすいのばっか選んでくれたからな。
おかげで試着室を壊さずに済んだ。」

言い終えた後、待ってておけばよかったかと軽く後悔。
顔には出ていないが、見たかったのだろうなとはさっきまでの様子で想像がつくので。

「いざって時がなあ…この国っていつでもいざって時が起きるとこないか?
まあ、予定が分かってる時にまた着るぜ。 こんな風にな。」

周囲に視線を巡らし、店員が近くに居ないことを確信したタイミングで一瞬だけだが、
スカートを捲りあげる。 その中には先程の黒いパンツが履いたままであった。
そして、ロベリアと肌を重ねた時と同程度までに膨張しているイチモツのシルエットも見えるだろう。

見せたのはほんの一瞬。 マリサは何事も無かったように平静を装っているが、顔には僅かに汗が。

「俺も楽しかったぜ。 何て言うか、スリル満点って奴だな。

そうだな、腹減ってるからなんか食おうぜ。 肉が喰いてえ。」

ロベリア > 一瞬だが、不意打ちでスカートをめくりあげるのをロベリアは見逃さなかった。
だがこちらも努めて平静を装う。

「あら、ふふふっ。
早速気に入ってくれたみたいねぇ」

やった方のマリサの方に動揺がみられるが、わざわざ指摘する事もない。
ロベリアとしては、このぐらいで済ませる気もないし。

「お肉ねえ……。
カフェにはあんまりなさそうね」

肉といっても色々ある。
大衆向けの店ならそれこそロベリアが提供するように、肉をたっぷり使ったメニューも少なくないだろうが。
折角おめかししたマリサがいるのにそういうお店はなあ、とちょっと思案。

「レストラン、となるとちょっと堅苦しいし私の格好がねえ。
どこかいいところ知ってるかしら?」

流石にロベリアの服装は、小奇麗ではあるが庶民向けといった感じであんまり改まった場所には相応しくない。
もうあまり細かいことは気にせずマリサの行きたいところがあるなら、そっちに行ってもいいのだが。

マリサ・ブラックバーン > 「おう。 凄まじい位に風通しがいいぜ。」

心拍数が上がっているのが己でも分かる程。
しかし、ロベリアの表情の奥に何やら不穏な気配もした。

「そらまあ、カフェだからな。」

微妙に噛み合ってない気もするが、まだ頭の中が熱くなっているのでご愛嬌。

「じゃあ俺の知ってる店にするか?
2階が個室になってるから何着てても問題ないぞ。」

あまり人目のない店に案内した方が良さそうだと判断していたので、
そういうことになっても問題の起きない店をチョイスする。

「あそこなら肉も出るし、肩肘張らない店だからな。」

マリサの提案に乗るのなら、ロベリアと恋人繋ぎで平民地区内の一件の店に向かうだろう。
そこは2階建の建物で、マリサの行きつけでもあった。

ロベリア > 「それはいいわねぇ。
じゃあ案内してもらおうかなあ」

着飾ったマリサのお披露目みたいなものだし、まずは彼女の慣れたところの方が緊張も少なくていいかもしれない。
行くところが決まれば、エスコートしてもらいながら彼女と手をつなぎ、ウキウキ気分でお目当ての場所まで。

「そのお店ってよく行くの?
何だか馴染みの店って感じの言い方だったけど」

口ぶりからして、何となく自分のやっている酒場を想像してしまった。
主な客層は冒険者に偏っているが、気安い店といえるだろう。
肉も出すし。
まあ、そのぐらいであったら一応許容範囲か。
折角マリサが着飾っているので、多少はそれに似合ったそれなりのお店だと嬉しいのだが。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマリサ・ブラックバーンさんが去りました。