2019/03/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロベリアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマリサ・ブラックバーンさんが現れました。
ロベリア > 今日はマリサと約束を取り付けたデートの日。
取り付けたのか取り付けられたのかは微妙なところではあるが、やる事に変わりはない。
既に住所を知られている自宅兼酒場で待ち合わせても良かったのだが、ロベリアがデートっぽくしたいとワガママを言って広場の噴水で落ち合う事となった。
とはいっても、ロベリアの服装は多少小奇麗にしているだけで殆ど普段着。
一応普段着でも野暮ったくならないように気を遣っているので、見栄えはそう悪くはないはずだが。

「あ、いたいた。
お待たせ~!
えっへっへぇ、今日もクールに決まってるね!」

待ち合わせ場所でマリサの姿を見るや、だらしなく表情が緩むロベリア。
そのまま小走りで駆け寄る。

「今日は可愛い服見つかるといいわねぇ。
何か、着てみたいものとか興味のある服装ってあるかな?
まあなくても良さげな物買っちゃおうか!」

既にかなりはしゃいでいるロベリア。
黙っていれば神秘的にも見える容姿だが、今日ははしゃいでいるせいか仕草も妙に子供っぽい。

マリサ・ブラックバーン > 「お待たせ。 ロベリアにそう言われると嬉しくなるぜ。
ロベリアこそ、今日も可愛いぞ。」

こちらを見つけては嬉しそうに駆け寄ってくる店主。
遠目から見ている限りは彼女こそクールに見えていたが、今は可愛らしい。

マリサはこの愛らしい店主を抱擁し、数日ぶりの再開を体中で喜んでいる。
実際の所、今日のマリサはいつもよりも足が軽やかに動いたし、空も輝いて見えた。

「今日の所はロベリアのセンスに任せるよ。
俺が選んだら男っぽい服ばっか買ってしまいそうだしな。
というわけで、案内よろしくな。」

お礼の前払いとでも言わんばかりに、頬に口づけをするマリサ。
ロベリアにはこんな形で色々とおねだりをしたりしている。
甘やかしてくれるロベリアのことが好きだし、単純にロベリアと触れあうだけで心地よい。

ロベリア > 「もうっ♪
そうやってさらっと可愛いだなんて言うんだからぁ」

ちょっとした挨拶ですっかり舞い上がってしまっているロベリア。
ともかくお店に行こうと手をつなごうと思い近づくと、先手で頬にキスをされてしまう。
感極まってそのまま抱きしめてしまいそうになったが、ここで少しだけ冷静に。
完全に浮かれていて今更だが、お姉さんとして優しくリードする予定なのにこうも浮かれていてはいけないのでは?
という本当に今更な己への疑問。
欲望のまま突っ走るのもそれはそれで楽しいが、少しだけ自制心も持とうと己を戒める。

「もっちろんっ!
お姉さんにばっちり任せて!」

抱きつきそうだったところを、マリサの頭をおっぱいの間に挟んで抱きとめる程度に我慢。
その後マリサと腕を組むといくつか目をつけていたブティックまで案内する形に。
そして最初に訪れる店は、装飾過多な傾向のあるゴスロリ系がメインの店。
外観も派手というか、周囲と比べて異質である。
だがそれに臆さず堂々と入店するロベリア。

マリサ・ブラックバーン > 「本当に可愛いんだから仕方ないだろ。」

見た目もそうだが、キスひとつで喜んでくれるところも可愛い。
ふたりっきりならこのまま甘いひと時になりうるのだが、今はこれから買い物と
言う事もあり我慢しているようだ。

そして、欲望を抑えているのはマリサも同じである。
胸の間に顔を埋められると、先日味わった生々しい肉の感触と
良い香りがマリサの身体を熱くする。
このまま押し倒したくなる所を堪えるマリサ。

「おお~~……。」

周囲から明らかにデートであると分かる程熱い雰囲気を漂わせながら通りを歩く。
ほどなくして街でも特に愛くるしいタイプの人が切る様な服が並んだ店へと。

一人では確実に通り過ぎていた様な店に入っていく。
動揺の隠しきれないマリサは気付かないうちにロベリアに身体を密着させていた。

ロベリア > 店員は意外にも店構えから連想するような豪奢な衣装ではなかった。
黒のジャケットをきっちりと着こなし髪も固めて、所作も淀みのないデキる執事という雰囲気の店員が二人を出迎える。
洗練された動きは一朝一夕で身についた上辺だけのものではない。
見る者が見れば自然とそう動けるまで訓練されたプロなのだという事が伺える。
とはいえ、顔立ちや胸元を見れば男っぽい格好をしただけの女性だという事は一目瞭然。
C~Dカップはあるだろうか。
女性的な丸みを帯びた胸を押さえつけるような事もしていない。

「ええと、この子に似合いそうな服を探したいんだけど。
なるべく可愛いので」

ロベリアもそんな店員に対して自然体で接している。
こういった店でも特に緊張はない。

「それと下着も必要よねえ。
ブラとショーツもサイズを測って、この際ちゃんとしたものを揃えましょうか?」

今度はマリサに向き直りそんな事を聞いてみる。
彼女は慣れない場に来て緊張しているのだろうか。
ぴたりと身を寄せてくれているのは嬉しいのだが、今はあんまりデレデレせずに大人らしくリードに努める。
とりあえずこのまま放っておけばその他の店員、出迎えた執事風以外の店員は基本的に女性の格好をしているが、彼女らが採寸なり試着を手伝う事になるのだろう。

マリサ・ブラックバーン > 燕尾服と言う恰好であろうか。
城で見かけるような恰好が市井の店で見られるとは思わず、目が丸くなる。

仕草も自然でありながら気品が漂っているが、それよりもマリサの視線を釘付けにしたのは
二人の店員の胸である。

スカスカの自分のそれと見比べ、肩を落とす。

店に入るまでのはしゃぎっぷりが消え、大人の女性に戻ったロベリアの隣で
紫色の瞳が慌ただしく動いている。

「あ、ああ。
下着も揃えないとな。」

採寸をしておけばこれから服を揃えるのが楽になる。
ただ、採寸となれば当然身体のあちらこちらを測られるわけで。

…そして、マリサには股座に極めて目立つ外見的特徴が備わっている。

女性らしい店員たちに連れられ、採寸用の部屋へと向かうことに。
部屋に入れば今着ている地味な下着の上から体中を測られるだろう。

ロベリア > 店員たちに連れて行かれるマリサを見送ると、ロベリアは下着、主にショーツの物色を始める。
基本的に女性向けなデザインが多いが、フリル過多で生地も丈夫な物なら割と男性器を目立ちにくくするのではないかというまともな配慮もある。
そして採寸の為更衣室に連れて行かれたマリサはといえば……。
正確に採寸するには下着も脱いで全裸が望ましいのだが、流石に同意なしに全て剥くような無作法はしない。
特に明らかに不慣れな様子が見て取れる客に対しては。
だが下着越しとはいえ、ふたなりの中でもかなり大きい方の男性器は当然気づかれる。
とはいえそれで騒いだりもなく、粛々と採寸は終わり早速いくつかおすすめの下着が提供される。
まずは比較的シンプルなもの。
それでも細かな刺繍がされており、ある程度見られる事を前提とした代物だ。
次は店の雰囲気に沿ったフリルもの。
上下セットで黒地に白いフリルという、この手のものにしてはシンプルな部類といえるデザイン。
一応初心者向けという配慮はなされている。
そして、どちらもショーツはサイズが大きめ。
ふたなりや、場合によっては男性客も利用があるのだろう。
単にサイズが大きいだけでなく、男性器が収まるようなスペースのある構造をしていた。
といっても、流石に勃起時のマリサがどうなるかは店員達には想像するしかないので完全に収まるかは疑問が残る。

「そろそろいいかしらー?」

そうこうして、更衣室で試着が済んだ頃合いを見計らいロベリアが更衣室に向かって呼びかける。
こちらも物色はある程度済んだところで、あとは身につける本人の意向を聞こうというところだ。

マリサ・ブラックバーン > こういう店での採寸は初めて経験するマリサ。
店員は皆丁寧に応対してくれているのだが、両手両足をどう動かせばいいか分からずてんてこ舞い。
お上りさんか、お姉さんに連れてこられた手のかかる妹さんといった様子。

下着はもともと体にフィットしたものを選んでいるだけに下着の上からでも採寸はし易かった。
胸板はどちらかと言えば起伏に乏しく、下は逆に余裕のある下着を着ける必要がある為にかえって図りやすい。

採寸が終わった所でロベリアの声が聞こえる。
採寸中は緊張のあまりなんともなかったのだが、店員たちが去り一人になると
大人びた美声に下腹部が反応しそうになって。

更衣室の中で深呼吸を繰り返してから、漸く服を着て更衣室のカーテンを開ける。

「おまたせ。 似合いそうなのあったか?」

採寸をしただけと言うのに、額に汗が浮いている。

ロベリア > 「うーん、気に入ってもらえるといいけど。
まあ最初だし無難にだけどねぇ」

マリサは既に、中々お疲れといった感じだ。
見るからに慣れない場であるし気疲れは相当なものだろう。
とりあえずロベリアの方は、ブラや全体の体型は専門家の採寸を待つとして大体の予想がつくショーツを選んでおいた。

「こういうのなんか、見えても大丈夫だと思うのよねぇ」

まず出してきたのは、更衣室の中でも見せられた物と似たようなデザイン。
ただしカラーリングには大分差があり、ピンク系が中心である。
濃いめの本体に薄めのピンクフリルで彩った物と、濃淡の配色が逆になった物。
どちらもかなりフリルが大きい。
可愛らしくというだけでなく、これで体型、具体的には男性器の膨らみが大分誤魔化せるはずである。

「あとはぁ、これなんかどうかな?」

次に出してきたのは、装飾の少ないシンプルなショーツ。
股間の膨らみを誤魔化すようなデザインではないが、サイズはしっかり収まるだろう。
お尻はフルバックで露出は少ないが、野暮ったさはない。
触ってみると分かるが肌触りは滑らかでシルク製である。
単純に物が良いので、お値段も相応だが。
シンプルに見えてこちらの方が数割お値段が高かったりする。

「他に履いてみたいのがなければ何着か買っておきましょう。
替えは必要だし、日によって変えたいものねぇ。
ショーツが決まったらブラもお揃いのデザインの持ってきてもらって、そうしたら次は服を選びましょうね」

服の方も一応ある程度目星はつけてある。
基本的に可愛い系嗜好なので、マリサの趣味に合うかは聞いてみるまで分からないが。

マリサ・ブラックバーン > 「おう~~。 あの服には似合いそうだな。」

マリサは先日着ることになった制服との組み合わせを想定。
フリルが付いているなど、とても女の子と言ったデザイン。
普段のマリサなら確実に選ばない一品だがロベリアのお勧めなら悪くないだろうと。

そして、よくみると下腹部が膨らんでも多少は隠せるように大き目のフリルと
いう配慮も感じ取れる。

「こっちは絹か。 流石にいい値段するなあ。
ま~、今回ばかりは親にもちょっと出してもらうか。」

触れただけで品質の良さが分かる絹製のショーツ。
丈夫にできているので動き回っても安心できる。

どちらも甲乙つけがたい。

「今日はこのふたつを何着か買うのがいいだろな。
春先って結構露出の多い服になりそうだな。」

はたして、ロベリアがどんな服を選んでくれるのか非常に興味がある。
マリサは当たり前のように彼女の腕に両手を絡めると、頭を肩に寄せる。

ロベリア > 「気に入ってくれたかなぁ?
ふふふ、着けたところを見るのが楽しみねぇ」

制服で着る場合どうしてもある程度は見えてしまうのだが、下着姿を見たいと言っているのは冷静に考えると少々問題がある。
ロベリア本人はそんな事には気づかず自然にしているのだが。

「それじゃあ次はお洋服ね。
こっちも最初だし、初心者向けをちゃぁんと探しておいたわぁ」

そう言って目当ての品が展示されている一角へマリサを連れて行く。
道中見える服は、基本的にゴスロリに含まれる物ばかり。
そういったお店なので当然である。
ちなみにこの店自体はロベリアの趣味からは微妙に外れていて、好みだけで選ぶと大体同じ傾向になってしまうのであえて少し外した専門店に来たという事情もある。
もっとも、それだけでなくこっちの方がマリサには似合いそうだという理由もあるのだが。

「やっぱり最初は、着やすさっていうのも大事だと思うの。
面倒で億劫になって結局袖を通さなくなったら勿体無いもの。
そういう訳で、私のおすすめはこれ~」

ロベリアなりの基準で選んだというその服は、系統はゴシックロリータだが装飾等が比較的大人しめ。
蔦のような刺繍の施された袖は意外とフィット感があり動かしやすくなっている。
肩部分はボリュームがあるが、空間に余裕があり関節の動きを阻害しない。
露出の少ないロングスカートは流石にフリルで飾られている。
全体的に黒主体で構成されているが、目を引くのは腹から首元まで伸びた逆十字架のようなもの。
柄や鍔にも見える意匠は、首元に剣の切っ先を向けたようなデザインにも見える。
構造はシンプルで、上下一体型となっており背中のファスナーを開けば被るようにして着脱出来るのは手軽である。

「騎士見習いっていうし、こういう剣みたいなのっていいかもって思うの。
どうかな?
それともいきなりこういうのは恥ずかしい?」

比較的大人しめとはいえ、マリサの今の格好とはかなりかけ離れている。
趣味じゃないと言われてしまえばそれまでだ。

マリサ・ブラックバーン > 「着替えて帰るってのもありだぜ?
この後何か食べに行くだろう?」

せっかく選んでくれたのだ、少しでも喜ぶ顔が見てみたい。
こういう店なら要望を言えば多少は適えてくれるだろう。

そして、邪な考えはマリサの頭にも常に浮かんでいるので
ロベリアが多少過激な事を口にしても驚くことは無いだろう。

「仕事が早いな。
助かるぜ。」

女の子が選ぶ服でもかなり目立つようなデザインの山に二人で入っていく。
ロベリアと一緒だから緩和されているが、一人だとかなり恥ずかしい。
実際の所、マリサはロベリアの陰に隠れがちだ。

「そういうのは大事だな。
動きにくい格好だといざって時に不味いからな。」

選んでもらった服を手に取るマリサ。
制服のようなミニの服かと思っていたが以外にも露出は控えめで。
着やすく動きやすいと、マリサの意見を先読みしてくれたかのような一択。

「いいんじゃないか?
この格好だと剣を抜いても動けそうだ。
もう買っちゃうか? ロベリアも着ている所みたいだろ?」

服を手に取り、顔を覗き込むマリサ。
その表情は随分と蠱惑的であった。

ロベリア > 気に入って貰えたようでまずは一安心。
そこで誘うような表情で下から覗き込むような仕草をされると、気が緩んだ瞬間という事もあり。

「着ているところ!?
……うっ、うん!
見たい見たい!」

着ているところ、つまり着ている最中である生着替え、などという先走った妄想をして流石に勘違いだと自力で気づく。
買ったばかりの下着を身につけながら恥ずかしそうにしながらも体を隠す事なく着慣れない服に袖を通していくところを想像したが、流石にそれはないだろう。
それはそれとして、早速着てくれるというのであれば素直に見たいというのも事実な訳で。

「あはぁ……。
この服で戦うところもきっとかっこいいわねぇ……♪」

今度は比較的健全な妄想を。
すっかり気が緩んだ事もあり、顔も緩みきっていてだらしがない事にはまだ気づいていない。

マリサ・ブラックバーン > 「おう? いいぜ。
ただ、試着室には入ってくるなよ?」

弛んだ顔に何かしら思う所のあったマリサ。
あっさり首を縦に振るも釘を刺すことは忘れなかった。

…実際は入られたらこちらも我慢できないと言う事情も多分にあるのだが。
今も時々体中が熱くなっていたりする。
ロベリアがその気である様を見せればすぐにでも抱きつくだろう。

「観たけりゃ戦ってもいいんだけど…。」

大事な服を両手で持ち、早速会計へと向かう途中。

「多分、俺よりロベリアの方が強いんじゃねえか?」

首を傾げるマリサ。
根拠があるわけではなく、感じ取った気配から受けた印象であるが。

ロベリア > 「うぇ!?
な、なんでそう思ったの?」

実際、勝敗を数えるのも億劫な程無数の戦いを経験しては来た。
とはいえもうだいぶ昔の事という感覚だ。
能力の衰えは大したことはないだろうが、余程の理由がない限り昔のように戦う気力はもうない。
それでも変身中はスイッチが切り替わるので大分マシに動けるが、最盛期を考えれば大したものではない。
なので、マリサの勘はあながち外れではないが正解という訳でもなく。

「まー酒場だと色々あるし、冒険者の相手が多いからあの人達に怒ったり叱ったりはするけど……」

こんな話しになっても、やはり自分が戦うところを想像出来ないぐらい戦意は萎えていた。
素人の喧嘩ぐらいなら流石にスペック差で勝負にならないだろうが、ある程度の戦闘訓練を受けている者なら今のロベリアの隙を突くのは容易であろう。

「や、やっぱり私は戦いなんて無理よぉ。
マリサの気のせいじゃないかしら」

歯切れ悪く、否定の言葉を並べていく。

「と、とりあえずっ、ここでのお会計が済んだら次行きましょ?
あ、それともご飯にしてからがいいかな?」

強引に話しを切り上げ、次の予定の確認。
食事はするにしても、もうちょっと寄りたい店がまだあって、それがどこかは具体的には伏せている。

ロベリア > 【中断】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマリサ・ブラックバーンさんが去りました。