2019/03/16 のログ
■ボブ > (しばしウィスキーを傾けているとまた新たにステージに立つ者が……
どうやら奇術使いの男とアシスタントの女性らしき二人組がステージに現れる)
「う~~ん? こういった催し物は当たり外れがデカいんだよな。 見るべきか見ざるべきか……
いや、これだけいい気分になってるんだ、このいい気分のままで帰った方がいいな」
(もしかしたら見ものの出し物かもしれないが、ここが切り上げ時と考えて、男は席から立ち上がれば酒場を後にしていった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 夜の帳がもう少しで落ちる時間帯。
大通りでは仕事を終えて帰路に着く者や、これから街へと繰り出す者で溢れている。
その喧騒の一角、一人の男が周囲の人々に焦った調子で声をかけていた。
曰く、道案内をして欲しい、と。
それは何処ぞの商店か、孤児院か、或いは娼館かもしれない。
尚、男が声をかけている対象は女性ばかりであるのがある種違和感ではあるかもしれず。
■キュリオ > そこから僅か離れた場所には一際目立つ豪奢な馬車が停車している。
その馬車の行者らしい男が必死に道案内を探しているその理由は、馬車の中。
立派な外装と、内装もこれまた立派な割に狭い車内で座る貴族の男は、苛立ち混じりに舌打ちを零していた。
その体を覆う服は無く、だらしのない肢体を曝け出し。
興奮作用を促す香が漂う中、目の前に跪かせたメイドに口奉仕を命じていた。
「ちっ、まぁだ見つからぬのか。」
苛立たし気にメイドの後頭部を掴み、股間へと深く押し付ける。
餌付く様な声を僅かに漏らすメイドであるが、それでも抵抗なく喉奥まで肉棒を受け入れ。
用事――と言っても碌な用事では無いだろうが――のある施設へと道を間違え迷った行者に苛立ちを覚えながらその気分を奉仕で緩和していた。
その主の苛立ちを理解しているからこそ、その生贄にもなるようにと。
女性にばかり声をかけ、何とか供物を用意すべく必死に行者は道案内を探しているのだ。
■キュリオ > 焦った行者は、結局強引にとある女に声をかけ、馬車の方へと連れて行く。
走り出した馬車の中で何が起きたのかは、さて―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > もうかなり深まった時間帯で、シンと静かな酒場だった。
尤もいつも静かな酒場ってワケじゃあない、時間も更けたゆえに、だ。
実際に酒場のあちこちには食べ飲みしたものが散乱して、ぐうすかと眠りこけてる客もいた。
マスターとウェイトレスだけが片づけに走り回ってる。
そんな中――まだまだ、ぐびぐび、がつがつと飲み食いする男がいた。
大きな大きな男だ。
店の端っこに、しかしてだいぶ大きな存在感で居座っていて。
「んぐ、……ふ、は。」
ぐびぐび、と酒を喉に通して、ごとんとジョッキを置く。
机の上の有様を見れば…だいぶ長いこと、飲んだり食べたりしてたのがわかるだろう。