2019/03/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは王都マグメール、平民地区のどこか。
その大通りの脇を通る、細い裏通りの入り口があるのだが…

響き渡るのは、男達の悲鳴と分かる叫び声。
後、数人の男が慌てた様子で姿を現わし、逃げるように駆け去って行った。
こんな場所だと言うのに、なぜか下着姿で。
周囲に居た通行人は、何事かと男達へと…そして、その裏通りの入り口付近へと視線を向ける。
まぁ、見たところで何が見える訳でもない。
なにせ、それがあったのは裏通りの奥の方なのだから。

そこには、一人の少女が佇んでいた。
広げた扇子をぱたぱたと扇ぎながら、よいせ、と屈みながら何かを拾う。
その手にあるのは、何枚かの衣服とか、小物とか、色々。
一体それらが何であるのかは、想像にお任せしよう。

「ふむ…この手の輩は、変わらずじゃのぅ。
しかも、払っても払っても湧いて来る、不思議なものじゃ」

そんな呟きを漏らしながら、男達の去って行った方向、大通りへの道を眺めていた。

タマモ > 「………はて、悪戯をしに来たはずなのじゃがのぅ。
何やら、違う獲物が掛かってしもうた気分じゃな、うむ」

ごそごそと、衣服から財布らしき物を取り出す。
そして、中からほとんどのお金を抜き取り、少しだけ残し元に戻す。
そのまま、ぽいっ、と衣服も財布も適当な場所に放り捨てた。

「この程度しか持ち合わせておらんならば、まぁ、人を襲いたくなる気持ちも分からんでもないか。
まったく、大の大人が仕事もせんと、ふらふらと何をしているのやら…
運が良ければ、服と財布と小銭は戻ってこよう。
運が悪ければ、何も戻ってはこんじゃろう。
はてさて、連中の運はどんなものなのか…のぅ?」

誰かが…特に知人が聞いたら、色々と突っ込みどころ満載な台詞。
もっとも、突っ込まれたところで少女は余り気にしないが。
さて、この手に入れた金で、何か食べに行くか…そんな事を考えながら、くるりと踵を返し、裏通りの奥へと歩み出した。

そもそもの目的は、裏通りを適当に練り歩き、出会った相手に悪戯しよう、そんなものだった。
…禄でもない目的?うん、いつもの事である。

タマモ > その後、少女は本来の目的を達したのか?
それとも、予定変更でどこかに食事に行ったのか?
それは、少女の気紛れで決まる事。

どうなったのかは、少女のみぞ知る、である。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にボブさんが現れました。
ボブ > (酔客で賑わっている酒場……つい先ほどまで楽団の演奏が行なわれていて酒場内がその余韻で温まっている中、
褐色肌の男はカウンター席の一つに座り、ウィスキーの水割りを傾けていて)

「ふぅ~~、実にいい演奏だったな。
トランペット・サックスの盛り上げるような賑やかな演奏……しっとりとした演奏も酒飲みにうって付けだが、
気持ちを高揚させるこういった演奏も酒が進むよな」

(口端にうっすらと笑みを浮かべるような表情を浮かべながら実に楽しそうにグラスを傾けていて)