2019/02/09 のログ
ご案内:「平民地区 リリーのお店」にリリーさんが現れました。
■リリー > 平民地区内にある小さな錬金術師のお店。
扉を開けて直ぐのお店スペースにて一人狂喜する女が居た。
「やった。 やったわよ。 とうとう、私にも運が向いてきたわ~~~♪」
両方の腕を伸ばして万歳し、店の中で飛び跳ねている。
「勇気を出して砦で商売を始めたのは大成功ね。
図書館にも入れるようになったし、私のお店にスポンサーよ。スポンサー。
こんなこと、元の世界じゃあり得なかったことだわ。」
錬金釜しかないような寂しい店内でおおはしゃぎ。
この喜びを分かち合う相手がいないことが残念な所か。
■リリー > 「…よし、今日はもうお店おしまい。」
このありあまるテンションは店の中ではおさまらない。
女はまだ午前中にも関わらず、店じまいを始める。
まずは街で久しぶりに酒を飲むとしよう。
その後はどうするか…。
「女の子を買うのもいいわね~♪」
ご案内:「平民地区 リリーのお店」からリリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にリーザさんが現れました。
■リーザ > 平民地区のいっかうにある冒険者ギルド。
日の暮れた時間ということもあり、併設された酒場では成功に酒宴を開く者たちや、失敗をして肩を落とす先輩冒険者お姿が多々。
他にも仕事にありつけずにウェイトレスをしている同期の姿も見えたりとする。
そんな酒場との景色とは逆に、依頼板の前で残された依頼を眺めて。
「明日からで良さそうなのか少し期間があるのは……。
護衛は無理だし、採取は行けそう……猫探しに貴族の家の手伝い?」
冒険者としての仕事から、なんでこんな場所にという仕事を眺めていき。
今は武器がナイフしかないだけに討伐や害獣駆除など行けるはずもなく。
街中で出来そうなもの、無理なら近場での依頼を探して。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 冒険者ギルドの奥。来客用に設けられた応接間から、ギルドの職員に丁重に見送られながら姿を現す少年。
若干不機嫌そうな表情でギルドから立ち去ろうとしていたが、依頼板の前に佇む少女の姿に気が付くと、一瞬の逡巡の末に少女の元へ歩み寄る。
「…また依頼探しか?依頼を探すには随分と遅い時間だとは思うが」
少女の背後迄近づくと、なんとなしに肩を軽く叩いて声をかけるだろう。
■リーザ > 「……ひぁ!え、あ…ギュンターさん?」
余程に熱心に掲示板を見ていたのか肩を叩かれるまで気が付かず。
肩を叩かれ声をかけられたことに驚き悲鳴を上げて振り返り、そこにいた人。
知った顔だったことに安堵の息を吐いて笑みを浮かべる。
「冒険者は仕事をしないと食べていけないからね。
こんな時間だからこそ…明日からでも大丈夫な掘り出し物とかもあるんだよ」
今はないけどねと残念そうにして見せるが、そういう変わったもの探しをしていると告げて。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…そこまで驚かなくても良かろう。冒険者なら、近づく人の気配くらいは察してみせろ」
呆れた様に笑みを零しつつ、笑みを浮かべた少女の蒼い瞳に視線を合わせて。
「そんなものなのか。何にせよ、仕事熱心なのは良い事だ。……しかし…」
残念そうな少女を励ます様に言葉を告げた後、己も掲示板へと視線を移す。
如何にも冒険者らしい任務から、街の何でも屋の様な牧歌的な仕事まで様々な依頼が張り出されている。
そんな中で、貴族絡みの依頼書に数枚目を通した後――
「…討伐系は兎も角、貴族の屋敷での手伝いだとか、個人的な私用といった仕事は勧めぬ。金額が高くとも、控えた方が良いと思うがね」
駆け出しの冒険者でも引き受けやすい内容の貴族絡みの仕事。
当然まともなものも存在するが、中には新米の冒険者を慰み者にしようとする悪辣なものも存在する。
全てがそうだとは言い切れないものの、実際己もそういった趣向の宴に招かれた事もあるのだ。
敢えて理由は口にせず、掲示板を眺めたままぽつりと少女に呟くだろう。
■リーザ > 「あはは、動物ならわかるけど人の気配って沢山かるから…」
酒場の方には沢山いるので判らなかったと誤魔化すように笑みを返して。
「宿代と食事代はどうしてもかかっちゃうから。余裕があっても仕事をしないとすぐになくなっちゃうから」
そんなものだからと大変なんだと困った様子も見せずに告げて。
掲示板を見る姿に変わったものでもあるのかと視線を追いかけ。
そこにあるのは普段から変わらない人気のないものか、遅くに張られた依頼がいくつか。
「討伐は動物ぐらいしか受けないから。貴族の依頼?
うん、報酬は多いんだけど受けたことはないんだよね。
こう……首の後ろがチリチリするんだ、いやな予感っていうのかな」
確かに報酬は魅力的で簡単にできそうな仕事が多い。
しかしそういう依頼は何故か受けようとは思わず、受けた同期がそれ以降見なくなったこともあり避けていると。
小さく呟かれた言葉、貴族の彼が言うのだからあまりいい依頼ではないのだろうと察して。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…ああ、成程。確かに、此処は幾分騒がしいものな」
少女の言葉に納得する様に頷く。もとより、自分自身も武芸の嗜み等無い為、人の気配等察する方が難しい。
皆そういうものなのか、と一人納得していた。
「……日銭を稼ぐ、というのも大変なのだな。宿代がかかるなら、いっそ長屋か借家の方が安上がりなのではないか?」
市井の者の暮らしは今一分からぬが、と付け加えながら首を傾げる。宿代や食事代などは、知識としては知っているだけの存在。的確なアドバイスかどうか、少し自信なさげではあっただろう。
「賢明な判断だな。どうしても金に困った時は依頼を受けるのも手ではあると思うが…。まあ、その時は小綺麗な恰好をして……いや、そのままでも良いかもしれんな」
そういう依頼は避けている、と告げた少女に僅かに表情を緩めながら、掲示板から視線を外し少女に向き直って穏やかな口調で答えるだろう。
最後の言葉は、少し冗談めいたものであったかもしれないが。
■リーザ > 新米だから察するのが苦手とは言えずに言い訳じみた言葉で会ったが信じてくれた様子に一息。
こちらの話が聞こえていたのか先輩冒険者の揶揄うような笑みが見えて頬を赤く染めてしまう。
「そうなんだけど…それだと食事を食べるのに結局こっちに来ることになるのが手間なんだ。
それに治安のいい場所で借りると宿代よりも高くなっちゃうかもしれないから」
治安の悪い場所ならもちろん安いだろうが、そんな場所で女性の一人暮らしなど襲ってくださいと言っているようなもの。
それに安全だとお金がと…それなりに大変な市井の暮らしを告げて。
「どうしても困ったら…考えてみる。貴族の依頼を受けるなら奇麗にしていくのは当たり前……このままでも?」
掲示板からこちらに視線を移して穏やかに話す彼、小奇麗、そのままという言葉にどういうことと首をかしげるしかなくて。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 頬を染めた少女に首を傾げつつ、それ以上は追及せずにおく。
冒険者も大変なのだな、と微妙に勘違いをしたままではあったが。
「ふむ。地価の問題か。成程、であれば実入りの良い仕事を遅くまで探すのも納得がいく。大変なのだな、リーザも」
宿代や食事代はピンと来なくても、治安によって変動する家賃と聞けば先程よりも理解の色を深めた返事を返すだろう。
平民地区の不動産を取り扱う連中は欲の皮が張った連中が多かった事を思い出しながら、少女の苦労を労う様に声をかける。
「…ああ。そういう冒険者らしい恰好。それでいて、露出度があって女性らしさを隠さぬ服装。そういった服装を好む貴族もいる、という事だ」
首を傾げる無垢な少女を、少しだけ苛めてみたくなった。
少女の服装を眺める様に一瞥した後、一歩だけ距離を詰めて楽し気な口調で低く囁くだろう。
■リーザ > 新人の見栄を先輩方にみられる、これほど恥ずかしい事はなくて視線を泳がせ。
気が付かれている筈だが追及されないことに感謝をして。
「この辺りで借りるとね、食事代を考えたらほとんど残らないから。
だから宿代でお金を残すにしても、部屋を借りるにしてもお金が必要なんだよ。
そう思うならお仕事くれてもいいからね?」
治安での部屋代で分かってもらえた様子に大変と返し。
一度だけ部屋を探しに行った時の値段の高さは今でもトラウマレベル。
「冒険者らしいって…冒険者なんだけど……?露出があって女性らしい…?
ど、どこ見てるんだよ!」
服装を見るように視線が動き、距離が一歩詰められて低く楽しそうな言葉にスカートを押さえ。
先ほどとは違い羞恥に顔を赤く染めて抗議をする。