2019/01/15 のログ
■タピオカ > 「ふふっ、セインでも泣いちゃうこと、あるの?なんて……。
セイン、言ってくれてありがと。今までよりもっと、……その、……親しくなれて嬉しいな。これからもよろしくね、セイン。僕の大切なひと。
……そうだよ、僕はセインを休ませてあげる。呼んでくれたら、いつでも。偶然どこかで会う時でもね。
また、帰ってきてね。セイン。
あはっ!……なんて大きな盾!とっても頼りがいありそうだよ」
ベッドへ押し倒されながら、彼という大きな存在の影に憩いながら。静かに唇を三日月にしながら、新しい誕生日に生まれた新しい関係に喜んで。喜色も隠さずに青緑の目元を綻ばせて。伸ばした両手が愛おしげに肩に触れる。この広い肩が、今日から新しく味方してくれると確かめるように。
「んっ……、ぁっ……、ぁ……、あぁ……、ぁっ、はっ……、はっ……、ぁぁ……」
唇は小さなさくらんぼの実。ぷるりと小さく相手の唇の中で悶えて、薄くまぶたを閉じればキスに溺れる表情。
気持ちよさそうに甘い鼻息を散らして、睫毛が小刻みに震えて。浅く身じろぎし、彼の視界のなか、仰向けに目を伏せった遊牧民の背景でベッドのシーツに白い皺が広がっていく。
■セイン=ディバン > 「あるぜぇ? オレは泣き虫なんだ。
怖い魔物に出会った時に、トラップに引っかかったとき。
それに、朝飯がオシャカになったとき、とかな。
……あぁ。こちらこそ、だ。タピオカ。お前はオレの……特別な女性だぜ。
ははは、そうだな。そっちこそ、いくらでも呼んでくれよ。
命に代えてもお前を守るからさ」
相手を押し倒す。それがまた、興奮を呼び起こす。
肩を触れられ、微かに震えが来る。
これから、そういうことをするのだ、と。イヤでも意識してしまう訳で。
「ん……ふっ……。
……タピオカは、ベッドの上だと印象変わるよな」
自分の物とは全く違う、柔らかい唇。
蕩け始める表情に、息遣い。
女性らしさを見せる相手の反応を指摘しつつ、男は服を脱ぎ始める。
上半身を晒しながら、相手に微笑み。
■タピオカ > 「あははっ……!とてもそんな風には見えないけれど。
……でも、僕……、セインのそんな弱いとこも知ってみたいな……。いつもの強いセインも、セインの弱いところも……、同じ、僕の大切なセインだから……」
部屋のあかりの逆光も含めて、彼の姿が大きく見える。
その大きさに安心覚えたように、子供の顔になって笑みかけて。
「……んーっ……!……、今、胸がくすぐったくなって気持ち良くなっちゃった。……特別な女性、なんて言われたの、初めてかも……。は、ぁっ……、セイン……」
瞳は潤みが増し、吐息に熱こもり。
口づけの気持ちよさに少し顎が上向くと、前髪が一房、おでこから頬へと滑り。
「そうかも。……自分じゃ、よくわからないけど。
……ベッドの上でも、外でも。どっちも僕なんだ。両方とも……、仲良くしてくれたら嬉しいな。
――わあっ……!……たくましい、男の人の身体だね……!」
先までパクパクと食欲を全力疾走させていた姿を自分自身で思い出して、少し恥ずかしそうにする。
露わになった彼の上半身に、小さく歓声を上げて。
彼の日々の生活を連想させるよな、厳つくも引き締まって広がる筋肉にそう呟いて。
■セイン=ディバン > 「おいおい、酷いな。こう見えても弱々しい人間なのにさ、オレ。
……そう、だなぁ……。まぁ、おいおい、な?
俺としちゃあ、弱いところ見られると恥ずかしいわけだし」
相手の言葉に、わざとらしい口調で言うが。
弱いところ、なんてのは。できる限り魅せたくないな、と思う男。
「はははっ、胸が? 可愛いなぁ本当に。
……タピオカは魅力的な女性だからな。
いつまでも、女の子、なんて扱いはできないだろ?」
真面目な様子で、相手にそう語りかける男。
まさに、男なりに本気で口説いている。
こうして、相手の心を揺さぶり、昂ぶらせようとしているのだ。
「どっちも可愛いけどな? ただ……。
元気で、くるくる表情の変わるタピオカが。
ベッドの上だと、女の顔になるのが、見てて心地いいんだよな」
少し恥ずかしそうにする相手の頭をなでつつ、上半身の裸身を晒した男は、ズボンに手をかける。
そのまま、躊躇無く全裸になれば、すでに男の巨根は硬くなっており。
相手と結びつくことへの期待が高まってしまっているのが見て分かるだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタピオカさんが去りました。
■セイン=ディバン > 【継続予定です】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「平民地区 酒場通り」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (酒場通り近くの商店街。
衣食を整えるのにバッチリとも言えるほど品揃えが良く、品質も良い)
「さてと...あとは...。」
(ニット帽にロングコートの姿をした黒須が店の前で悩んでいた。
今夜の食事を考えるためか、献立を考えながらも食材を眺め、考えていた。)
■黒須 > 「ん、こんだけありゃ足りるだろ。」
(最低限の食材を買っては紙袋に入れて持ち帰る。
そのまま、街並みを眺めながら気軽に道歩いていく)
ご案内:「平民地区 酒場通り」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > ほう、と大男の吐いた呼気が湯気となって白く、立ち上った。
「おォ、寒ィなァ………。」
例年に比べればまだマシ、とのことではあるのだが。——それにしたって、さむい。
さっき露店で購入した珈琲を啜る。ずず、と音をさせて、温い液体が喉を落ちた。
「さぁて、………どうしたモンだか、これ。」
はあ、と今度は大きめの溜息を一つ。―――場所は店屋の軒先、時刻は16時を回ったところ。
さあさあと雨が降り始めていた。
激しいものじゃあないが、雨粒が大きい、濡れる、であれば冷えるだろう。
折角、あったかい珈琲なんて買ってあったまってるのにそれじゃあ、台無しだ。
軒先の天井に軽く、頭を擦らせながら、どうしたものかと思案していた。