2019/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/屋台街」にモッペルさんが現れました。
■モッペル > 「はーい。いらっしゃーい」
今日は依頼されたお仕事中。なんでも肉串の屋台の店員やってくれとのこと。店主が魔女の一撃を受けて動けなくなり、かといって常連のお客さんも多い。待たせるのも忍びないし、ちょっと手伝ってくれ。とのこと。 なんでもいろいろな調味料を合わせたタレが自慢で。確かに味見してみれば深い味わいで脂と癖の多い肉に合いそうなぴりりとした味。レシピを教えてもらうことを条件に安価に請け負って。
夕食のラッシュも終わり、一段落。今は自分の夜食をついでに焼いている状態…普段、この屋台では鹿を使うが、自分用なので大型の猪。筋切りを丁寧にし、塩を中心に少しの香辛料。ボリュームのある大きな肉串を丁寧に焼き、人通りも減ってきた夜の通りに脂が焦げる香りを撒き散らして。
■モッペル > 「よし。こんなものかな」
夜食用。と袋に詰め込んだ肉串。もっさりと大量。とはいえ体格をみればそんなものか。 屋台を片付け、売上の中から自分の取り分をひき、別の袋。宿の方へ消えて
ご案内:「王都マグメール 平民地区/屋台街」からモッペルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 平民地区の、人気のない公園
石畳とベンチと植え込み、後は芝生という小さな公園だ
その公園に、小さな袋を抱えて空から舞い降りる少年
痩身で小柄な、軍服を着た天使である。鋭い目つきで周囲を睨むように見回す。すると、羽音に気づいたのか気配に気づいたのか
ひょこ
にゃー
と、数匹の野良猫達が顔を出す。尻尾を立てて、少年に近づく野良猫立ち。野良猫たちとは顔なじみであるようで、警戒してる素振りはない
少年は、何も言わずにベンチに座る。かがみ込んで、地面に紙袋を傾けて、中身――猫用のドライフードをザラザラと出して
「ほれ、食え」
と、一言だけ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > さて、と――
少年は野良猫たちが餌を漁ってる間に立ち上がり、ゆっくりと空へ舞い上がる
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場『たゆたう女神の息吹亭』」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「あちちちち……」
平民地区の酒場で、男が腰を抑えながらうめく。
目の前の酒を飲みつつ、息を吐き。
「あんにゃろ……ぜってーいつか泣かす……」
先日の夜の相手について怒りを抱きつつ、男は懐から書物を取り出し。
食事しつつそれに目を通していく。
最近買った、この国の歴史などを記した書物であり。
それを見ながら、男は何度か頷いていく。
「……ふ~ん」
些細な事件から、大事件まで。
ちょっとした自然災害から、作物の収穫量まで。
なかなかの情報量であり、ついつい集中して読み始めてしまう。
■セイン=ディバン > 男は、読み物をしまい。食事に集中し始めた……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場『たゆたう女神の息吹亭』」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > ほう、と大男の吐いた呼気が湯気となって白く、立ち上った。
「おォ、寒ィなァ………。」
例年に比べればまだマシ、とのことではあるのだが。——それにしたって、さむい。
さっき露店で購入した珈琲を啜る。ずず、と音をさせて、温い液体が喉を落ちた。
「さぁて、………どうしたモンだか、これ。」
はあ、と今度は大きめの溜息を一つ。―――場所は店屋の軒先、時刻は16時を回ったところ。
さあさあと雨が降り始めていた。
激しいものじゃあないが、雨粒が大きい、濡れる、であれば冷えるだろう。
折角、あったかい珈琲なんて買ってあったまってるのにそれじゃあ、台無しだ。
軒先の天井に軽く、頭を擦らせながら、どうしたものかと思案していた。