2019/01/07 のログ
ご案内:「平民地区の外れの公園」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 平民地区の外れ、小さな区画を埋めるように作られた公園
公園といっても遊具があるわけではなく、石畳とベンチと植え込み、後は芝生がある程度の簡素な公園。どういうわけか、人気は少ない場所だが手入れだけは行き届いてるのが不思議である。
そんな公園のベンチに、足を開いて座る少年がいる。軍服に身を包み、表情は硬い、というよりは、結構目付きが悪い、機嫌が悪いわけではないが、睨むような目つきをしてる少年は、視線を膝に
でっかい黒猫がどっしりと丸まってる。こちらは、この公園の猫の中でもボスらしい。自分の特等席のように膝にまるまって、目をつむってる

「…寒いんスけど?つーか重いしうぜえんスけど?」

首根っこを握る。黒猫の方は気にもしてない。普段から掴まれるが乱暴にされたことがないのでどっしりしたまま、目も開けない。
舌打ちしつつ、空を見上げる。夜空はキレイだが、息が白いぐらいには寒い。

グラスシエル > 黒猫が顔をあげる、丸まってる格好から少年の方を向き、にゃあ、と鳴きながら少年の胸のあたりを前足で押す、何度もふみふみ。要は「寝転がれ」と言ってるのだ。黒猫にとって少年は飼い主でも主人でもなく、同居人のような何からしい。体重をおもいっきりかけてのしかかろうとする黒猫に、シャーっと猫のような威嚇をしてみせる

「ああああああうぜえ!!わーったわーったからちょっと待てっての!!」

根負けしたように少年はベンチに横になる。その胸辺りに腰をおろして満足げな黒猫、甘えるでもなく、温かいベッドの上にいるようにご機嫌である。

「あー、締め殺したいわ―この糞猫」