2018/12/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にホアジャオさんが現れました。
■ホアジャオ > 夜も半ばの王都、平民地区の酒場。独身者やら冒険者やらが食事を採るのにもよく利用する、料理もそこそこ出す店だ。
そのカウンター席に、紅の服の女の姿。足をぶらぶらさせながら、何故かスープと酒を同時に注文したらしく、スープを何度か口に運んでは、合間に酒をほんの一口、という調子で食を進めている。
(我搞错了(間違えた)………)
勿論、自分でそうと注文したのだが、不機嫌そうに時折口を尖らせる。
■ホアジャオ > 未だこちらの言葉に慣れていないのと、ほんの少し遊び心で「適当にメニューを指したものを注文」してみた所、大失敗だったということだ。
おまけにスープがこれまた大層な大盛りでやってきたものだから……
「…もォ、お腹がぼがぼだよ……」
スープはまだ、あと半分ほどは残っている。注文したからには完食、をしたいのだが…
はぁ、とため息を付いてカウンターにぺたっと突っ伏す。
■ホアジャオ > 渋面を作って顔を上げ、再び皿と格闘し始める。
背後のテーブルに付いていたグループが、2組目、3組目…と入れ替わっていく。
そうして漸くスープの皿がほぼ空になる。
「………」
もう酒が入る隙間などないのだが…きつく口を結んで盃を持ち上げ、ついと一口。
■ホアジャオ > (…この字、覚えとこ……)
先に注文したメニューを見返しながら、ちびちびと飲んでようやく盃も空に。
大仰にため息を付くと、心配顔のマスターに代金をカウンター越しに滑らせ、外国人だから云々と言い訳をしておく。
「ごちそうさま!…また来るから」
すとんとスツールから飛び降りて、なおも心配げなバーテンとマスターに手を振る。そうして水音がしそうなお腹をさすりながら、店を後にする…
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からホアジャオさんが去りました。