2018/12/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 「ふふ。冬至のお祭りで、どこも賑わってるなあ……!」
平民地区を流れるいくつかの川をまたぐ橋の上で、遊牧民は楽しげに呟く。馬車がすれ違えるほどの幅を備えたその石の橋の中ほどで欄干にもたれ、その上で頬杖をついて街の景色を眺めている。
川沿いには商店に露店も立ち並び、街路樹に灯される魔法の明かりは七色の虹。はしゃいで走る子供の横を、人の背丈の倍はある一輪車に乗ったピエロがおどけながら後進していく。
高原にフェルトと羊毛のテントを張って移動する暮らしが長かった田舎者。文明社会に来てからこの賑わいが物珍しい。
ぽーっと惚けるよな顔をして祭りの景色を見つめている。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 賑わう川沿いを見下ろす橋の上、そこを渡るフードをかぶった影は冬の賑わいとは外れている。
冬の祭りは少年には関係なく、仕事を終えた疲れた体にも関係ないものだ。
溜息一つつきながら、喧騒を横目に歩む少年の目に写った姿は、いつか見た少女の姿。
「ふぅん…」
声をかけようと思ったが、祭りの風景を眺める姿。
邪魔しては悪いかと少し思いとどまって。
■タピオカ > 道行く人が増えると、それをめあてに辻芸人たちの姿も増える。両端に火が灯った2つのバトンを振り回しては頭上に放り投げ、後ろ手でキャッチしているのは小さな女の子だった。
その成功にどっと場が華やぐのを遠くから小さく拍手していると、視界の端にはいつか見たフード姿の少年。
そのフードに何が隠されているかは、もう知っている仲だ。
にっ、と笑いかけ。ひらひらと手を振り。そのまま、彼のほうへと近づいていった。
「久しぶりだね、ブレイド!お祭り、楽しんでる?
……っていうより、お仕事お疲れ様ってとこかな?」
にこやかに声かけるが、相手の雰囲気からなんとなくそう察して。ねぎらいの言葉半分にしながら軽く首を傾けてみせ。
■ブレイド > 「はは、ありがとよ。アンタは楽しんでるみてーじゃねぇか。
…っと、流石にこの寒さだと厚着だな」
こちらに気づいた少女の姿にひらりと手を振る。
半分同業者である彼女のねぎらいに礼を言いつつも、ポンチョに身を包む少女の姿をつま先から頭まで眺める。
可愛らしい姿ではあるが、以前見た格好の露出を思うと着込んでいる姿が新鮮に思える。
「タピオカは…祭りでも見てんのか?
元気だな…あそんでったりしねーのか?」
首をかしげる少女の姿に微笑んで、問いかける。
見るだけ…ではすまなさそうにも思えるが。
■タピオカ > 「うん!ずっと広い高原で暮らしてたから。都会の祭りがまだ物珍しくって。人も多いし、気分がうきうきしちゃうな!
……あは。僕は暑がりだけど、ずっと秋の格好じゃあ寒くて。……水着のほうが良かった?」
お祭りは見るだけでも楽しくなってしまう田舎者であった。
衣服に視線を注がれると、冗句を浮かべつつ。腰を突き出し、片手を頭に当てて扇情じみたポーズをしてみせ。
「もちろん遊んでいくつもりだよー。
でも、ひとりよりふたりのほうが絶対楽しいな。
ブレイド、良かったら少し一緒にぶらつかない?」
彼にお見通しされたら、にこにこ笑顔綻ばせ。
ぐるりと彼の背中を回って、相手の腕と自分の腕を絡めながら相手を見つめ。
■ブレイド > 「賑やかなのが好きなら、それも無理はねーっつーか…
ぐっ…ばぁか、こんなさみーのに水着なんて着てたら風邪引いちまうだろ」
楽しげな少女の様子に、思わず笑みがこぼれてしまうが
誘うようなポーズには思わず赤面。
褐色の肌はたしかに魅力的ではあるが、冬の装いもまた可愛らしいことにかわりはない。
それを素直に言えるような性格ではないのだが。
「んー?そうだな。依頼のあとだし、たかるにもちょうどいいだろうよ。
ま、いいぜ?たかられてやるのも悪かねー。
こんな祭りの日…仕事だけってのもつまんねーしな」
冬の寒さも吹き飛ばすような笑みにうなずく。
言葉を待たず腕を絡める少女の姿には苦笑が漏れるが
その待ちきれないという様子も可愛らしい。
■タピオカ > 「あはっ!ありがと!
じゃあお言葉に甘えてー、ブレイドにたかっちゃおうかな。
うんうん。お祭りの日は楽しむための日だよ!
じゃあ、行こ行こ!」
たかられてやるのも悪くはない、という言葉になんだか彼らしいぶっきらぼうさと優しさと、快さが混じってる気がして嬉しくなる。冒険者稼業で鍛えられたしなやかな腕をきゅ、と柔く抱きつくと。彼の体温感じながらご機嫌とばかりに目を細め。お祭り気質の遊牧民が声音弾ませ。
「チキンのトマト煮込みに、焼きリンゴにチュロス……、クリスタルの小物に、わぁ……、小さなメリーゴーランドもある!
あ!ねえねえ。あそこでホットチョコ一緒に飲みたい!」
食べ物飲み物、雑貨に遊戯。冬至のマーケットの様子に気持ちを弾ませながら、指差したのは甘い飲み物。
祭りの賑わいに少し場酔いしてるのか、青緑の瞳がきらきら。
■ブレイド > 「たかるってーなら、つまらねー遠慮はすんなよ?
そりゃ、あんまたけー買い物は無理だけどよ…」
腕に抱きつく彼女をつれて、祭りの場へと溶け込んでいく。
少年少女の二人連れ…祭りの中でも浮くことはないどころかよく見る組み合わせだ。
その中を歩けば見える露天の一つ一つに目を輝かせる少女。
なんだかこちらも楽しくなってしまう。
「へぇ、いろいろあるもんだな。
ちょっと歩いたらメシには困らなさそうだ…って、少し割高じゃねーか?いいけどよ。
ホットチョコだな?くいもんは…まぁ、そのときでいいか」
キラキラ輝く瞳に楽しげな声。断れるはずもない。
彼女の要求に答えるように露天でホットチョコを2つ。
なんだかデートのようで照れくさい。
■タピオカ > 「ふふ。僕はそんなにおしとやかじゃないよ?なんてー」
ぺろりと舌を小さく出しながら、もちろん彼を困らせる買い物はするつもりはなくて。偶然彼が通りかかった縁に感謝しつつも、冬至の賑わいに彼と身を任せ。
「今は、このあたりが全部食堂になっちゃった感じだね!
――ありがと!いただきまーす……。
ふぁ……。はぁ……、甘いよ……。あったかくておいし……。
……えへ。楽しいな。ブレイドとデートしちゃってる感じ」
お礼を言って両手で受け取ると、さっそく口をつけ。
その甘さとぬくもりにふにゃりと瞳がとろけていく。
それからぽつりと呟くと、そっと彼のフードの奥を覗き込んで笑みかける。
「ブレイドは、何か食べたい感じ?
それとも、どこか行きたいとこある?」
カップ片手に、彼が希望する場所を聞いてみて。
無かったら、適当に自分が行き先決めようかな、という心算で。
■ブレイド > 「そのほうがこっちも気楽だ。
おしとやかな相手だと気を使っちまうからな」
可愛らしく舌を見せる彼女にケラケラと笑ってみせる。
気を使わずに話すことができたり、付き合える相手というのは一緒にいて心地いい。
「メシも小物も…祭りってのはいいもんだな。
礼なんていいっての。付き合うって言ったんだからよ。
オレも…ん、たしかに…うまいな。やっぱ甘いもんは………
デート…って、おまえ、オレとなんかじゃ楽しかねーだろ」
自分の愛想のなさは自覚している。
自身も考えたことを口に出されると頬を赤くしてしまうものの、言葉はぶっきらぼうに。
フードの中を覗かれてしまうのも照れくさくあるが…顔を背けることはなく。
「そうだなー、くいもんとかは特にいらねーかな。
タピオカが食いたいときに付き合えば、それでいいだろ。
たかられる立場…いわば財布役だからな!」
■タピオカ > 「甘いものには幸せの魔法がかかってるらしいよー。
だから今、僕もブレイドも。しあわせー。」
ホットチョコの甘さに頬緩ませながらも、そんな冗句じみた事言ってくすくす肩震わせて。
「ううん、僕、今、楽しいよ!
オレとなんかじゃ……なんて言わないでよ、ブレイド。ね?」
ゆるゆると首を振って。自分の素直な気持ち表し。
そんなさみしいこと言わないで、とばかりに立てた人差し指を、彼の唇の近くに寄せて。片目をつむって戯れる。
「あはっ!財布役って言っちゃうあたりブレイドはイケメンだね!
じゃあじゃあ、そんな頼れるブレイドと……。
うんっ、あの白い馬に一緒に乗りたいな!」
やがてホットチョコ呑み終えたらカップを返却し。
それじゃあ、と指差したのはメリーゴーランド。
小規模ながら15人ほど乗れる、ランタンやオーナメントで飾られたそれ。白い2人乗りの木馬を示し。
■ブレイド > 「なるほどな。なら仕事帰りにゃちょうどいいかもな。
確かに幸せ…かもな」
微笑む少女のぬくもりと、ホットチョコの暖かさ。
後者はともかく、そばに笑っている少女がいるというのはたしかにそうなのかもしれない。
「んぉ、おう…わりぃ…。
楽しんでくれてんのなら、オレも捨てたもんじゃねーな。へっへっへ
んじゃ、もっと楽しんでくれよ?せっかくなんだしさ」
彼女の言葉に笑顔を反しうなずく。
戯れる姿はまごうことなく可愛らしい女の子だ。
細い体も短い髪も関係なく。
「そんなもんじゃねーよ…っと、あれか?
白い馬…へー、ああいう遊具もあんのか。
初めて見るな。いいぜ?」
正直自分も初めて見るものだからか、少し興味がある。
木馬遊び…なのだろうが、勝手に動くというあたり興味を惹かれた。
■タピオカ > 「うん!僕は小さなとき、移動するサーカスのテント村で乗った事あるんだけど……。このあたりだとあまり無いのかな。
乗って、魔力の力でぐるぐる廻るんだー。
っと。ちょうど今止まったね。行こ!」
初見らしき様子にそう言って。回転木馬のそばに佇んでいるにこやかな表情の世話役らしき男性に声をかければ、2人で乗り込む白馬。彼の膝の中に身を収める格好になり。
「動くよ、……ほら、……ブレイド……!」
間もなく、客が乗り込むと世話役が低く呟くルーン。
呼応して動き出す木馬。回転しながら上下へ揺れ、世界が目の前で巡っていく。
小さな子供の顔になってはしゃぐと、手を高く上げて。まわりに居る人へ向かって笑顔で手を振り。
密着する小さなお尻が彼の足の間をゆるく動いて。
■ブレイド > 「へぇ…オレはちょっと前まで田舎暮らしだったからな。
こういうのは初めてでよ…っと…お、おう」
初めてということも会って、少しばかり戸惑いがある…が、タピオカに連れられ白馬に。
作法はよくわからないので、タピオカにそこらへんはまかせるとして…
「ん、うごくって…お、おお?おー…」
明らかに生き物ではない木馬であるが、彼女の合図からほどなく動き始める。
物珍しく目を丸くして…ひとりならもうちょっと派手に驚いていたところだ。
彼女の体が密着していなければ……
こぶりなお尻に、細い体…意図せず硬くしてしまうのも仕方ない。
■タピオカ > 「そうだったんだ。じゃあ、仲間かな!
そういえば僕、ブレイドの過去のことって聞いた事がなかったなあ……。また聞かせてよ?」
田舎暮らし、と聞くとちょっと同族意識でてしまう田舎者だった。
またお互い深く知りたいな。とばかりに唇を三日月に笑み。
「あはははっ……!ブレイド……!
僕、初めて馬に乗った時と同じ気分がする……!」
乗り込んでゆっくりと回る世界。上下するたびに短い髪を揺らし、華やぐ気持ちのまま彼の身体の内側で身体を揺らし。
その揺れ動くふたつの引き締まったお尻のまろみが、ぐ、ぐ。小さな肉圧を何度も何度も、彼の硬さへと寄せていく。
強い刺激ではないものの、悩ましさのみを伴う刺激で。
■ブレイド > 「おもしれーもんでもねぇぞ?
ただの山奥のコソコソしてただけだしよ。
ま、それでもよけりゃ聞かせてやるけどさ」
田舎にいるうちはただの子供だったし、それこそ娯楽もなければ遊び回れるわけでもない。
ミレーの隠れ里での暮らしはそれはつまらないものだった。
話せることがあるとは思えない。が、彼女の笑みを見れば、失望させるわけにもいかず困ったように笑うだけ。
「…わらうなよ…ばかやろー
オレは馬に乗ったことなんてねーけど…って…タピオカ、おまえな…」
楽しげに笑う彼女とは対象的に、頬を染めたまま彼女のもたらす刺激に
大きく硬くしてしまっていることに困ったような表情。
小さいが、少女らしさを存分に伝える尻肉に肉竿を挟まれれば、彼女の体を強く抱いて抗議する。