2018/12/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロベリアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に竜雪さんが現れました。
■ロベリア > 今日も忙しい昼食時がやってきた。
商売繁盛大いに結構だが、ピーク時は一息つく暇もない。
基本的にのんびりとした気性のロベリアだが、この時ばかりは中々鬼気迫るものがある。
ようやく注文が落ち着き、今はこうして平素の振る舞いとなっている。
人件費をかけられないため今までは人を雇うのは最低限にしてきたが、やはりそろそろそれだけでは厳しいようだ。
一応臨時で入ってくれる子は数人確保したので、もうそろそろ楽になりそうではあるのだが。
「……うぅん?
何か忘れてる気がする……?」
呟くと数秒思考を巡らせ、はっとする。
仕事に追われて忘れがちだが、そういえば目的は女の子を増やす事であった。
ウェイトレスは徐々に候補者が増えているが、女性客を増やそうという目標はさっきまで完全に抜け落ちていた。
「あー、これだから中々準備が進まないんですねぇ……」
空いた時間で色々と動いてはいるのだが、やはり忙しすぎるというところを何とかしなければ。
そして、こうして頭を抱えている間にも次の注文は入ってくる。
■竜雪 > ついにマグメール王都にまで来てしまった、普段ダイラスに引き籠っているトゥルネソル商会の謎夫婦の長女。
日の照っている昼間に出歩く事珍しいのだが、のそのそと動く様は、
人の形をしているとはいえ違う生物に見えてしまうような。
普段 屋内に引き籠って研究とか酒造で酒を仕込んでいたりとかそんな事をしかしていない為か、
ふらふらと出歩く度に妙な事に巻き込まれたり、新たな酒の売り場を開拓…は怠っていた。
そろそろ酒の新規顧客を増やさないとまずい 非常にまずい。
何かよさそうな店が視界に入ってきた。出入りはそこそこ、色々な冒険者とか市井の人々が食事をする場のようだ。
まぁダメもとで行ってみるかと思案し、ロベリアのいるお店へと吸込まれる様に入ってしまった。
「……」
喋り慣れていないのもあり、人々の邪魔にならない隅っこの席をあえて希望し、座っておこう。
■ロベリア > ピークを超えたとはいえ、のんびりと休んでいられる程ではない。
注文に追われ、ふと店内を見ると隅の方に見知らぬ美少女を目ざとく発見した。
「いらっしゃーい。
ご注文はお決まりですか?」
にこにことした笑顔で注文を取りに行く。
普通は注文が入るまで他の事をしているものだが、新顔で尚且美少女と来れば対応は親切なものだ。
「今日のお肉は鶏の揚げ物なんですよー。
結構美味しく出来たと思いますっ。
おすすめなんですけど、重たいならハーフサイズでもお出ししますが、いかがでしょう?」
ちなみに他のメニューはいつもと代わり映えのない品々。
毎日材料の都合で中身は微妙に違いはあるのだが。
一応、よく食べる冒険者連中には比較的安価な割に量も味もそこそこと評判は良い。
■竜雪 > 隅っこに座り敢てそこから店内の様子を観察するという引き籠り特有の人間観察会を実…発見されてしまったので終わった。
観察会は即終了してしまったので、営業は抜きにして注文はしないと拙いだろうなと思案、実行に移す。
尚ここまで 無表情だったし 見つかった際の顔も外面は変わっていなかった。
「うん。注文 決まってませんね」
注文のメニューを受け取ってみたが どんなのがおすすめなのかそもそもこの手の店で食べた事が少なすぎる。
外食をほぼしない身としては酷なお話。内心は焦っているが、外面はあくまでも冷静に勤めていこうと。
「では。おすすめの鶏の揚げ物のハーフサイズを あと飲み物は何かおすすめが?」
冒険者のような恰好をしているが、冒険者ギルドには属していない、職業が何せ蔵人なのだ。
酒みたいな注文もしてここの店がどんな酒を出すのかを試してみようと。
■ロベリア > 「本当はお昼はドリンクは出してなかったんだけどぉ、果物とか甘味料とかは色々あるから何か好きな味があったら作ってきてあげるわよ~。
それと、一緒にサラダもおすすめでーす」
試験的にはちみつレモンを出していたが、有り物を使って結構色々作れる事が分かった。
その試作も兼ねて、抽象的な注文を取ってみようとしたり。
尚、店内では露骨に親切な対応を見て不満という訳ではないがどこか呆れたような雰囲気が漂っていた。
この店主、女の子を見ると大体こんなものだという事は既に周知の事実。
「あとシチューかスープも、どっちかあるとお昼としては十分かな?
それとバゲットも、食べられそうなら少しぐらいあるといいわねぇ。
あんまりいっぱい食べないなら、少なめにしてあげるから好きなの注文しちゃってね~」
基本的に量の多い店。
見た感じ、大食漢という感じでもない女性客に対して盛り付け量を気遣う。
■竜雪 > 「では、林檎系の果物を炭酸で割った飲み物があればそれを所望するとします。
メインをハーフサイズを頼んだことですしサラダも下さい。」
この見た目では酒は注文出来ないらしい。仕方ない。この目の前の女性がこの店のマスターなのだろうか?
一瞬で終わった観察からして、他の店員とは違う雰囲気が滲んで仕方がない。
あと、さりげないおすすめには敢えてのってやろうという気概を込めて注文する気だった。
「シチューとスープの二択でしたら、スープを。後はバゲットは少なめを。それくらいですかね、それ以上は腹八分目を超えます」
大食漢ではない、普段の食事量からすると今回の注文は多い方だ。
メニューをぱたりと閉じると 邪魔にならない元の位置に置くか差し替えそう。
■ロベリア > 「はーい。
それじゃあ、少々おまちを~」
林檎はサラダ用のが少し残っていたはず。
炭酸はお酒用だけどジュースに使って駄目という事はないだろう。
薄まった分は適当に加糖するとして、注文のドリンクは一応作れそうだ。
他の一式も頭に入れると、一旦厨房に引っ込み準備を始める。
とはいえドリンク以外は盛り付けるだけなので大した時間はかからない。
搾った林檎を濾して、後は適当に味を整えて完成。
ピーク時にはこの手間も惜しいが、今ぐらいの客の入りならどうとでもなる。
「お待たせしましたぁ。
ドリンクはちょっと甘めにしたから、甘すぎたら炭酸水持ってきてあげるから遠慮なく言ってねえ」
薄すぎるよりは多少濃い方が後から修正しやすいという、大雑把な理由でドリンクは砂糖とハチミツちょっと多め。
他は少なめに盛ったいつもの料理の面々だ。
一人分ぐらいならトレーも使わず腕に乗せて運んできて、この仕事も慣れたものである。
そして配膳が終わると、そのまま自然な動作で彼女の隣に座るのであった。
■竜雪 > では待機しよう。
メニューがくる間は人間観察会の再開。さっと店内を見る。
次に見たのは店員の動き、メニューの改め、客の出入りや注文内容。
その辺で終わりにするとちょうど頼んだ品々が目の前に運ばれ置かれた。
「ん、おいしそう。」
嗅覚は人よりも鋭いので、味付けは濃いと判断、ハーフサイズと頼んだ通り。
ドリンクは恐らく甘味が多めに入っている筈、全体にパーフェクトな内容。
ただ 気になるのは…。自然に隣に腰かけた彼女の動き。何故隣???
「いただきます…何か?」
赤い瞳が彼女の顔を映す、手を合わせていただく動作をしてからいざ食べ始める前に 聞いておきたい 何か用かと。
■ロベリア > 「えー?
何って、目の保養?」
問われても、特に場所を移す素振りを見せないロベリア。
彼女の顔をじっと見つめて。
「えっへっへぇ。
可愛い女の子がいると癒やされるなぁ」
既にでれでれと、締まりのない笑顔を晒している。
一応仕事中である。
だがさっきまで忙しかったのだし、ちょっとぐらい癒やしを求めても許されるだろうという精神でその場に居座り。
「私の事は気にしないで、遠慮せず食べちゃってね~。
あっ、何なら私が食べさせてあげよっか?」
提案するのはそんな特殊なサービス。
喜ぶのはロベリアばかりだが。
■竜雪 > 観察するのは好きでも観察されるのは苦手な竜雪。
問いを返したら 目の保養ってそこまで麗しいとは思えない自身。
「目の毒にならないとよいのですが。お世辞にも美人ではありませんし」
多分 この店の一番偉い立場だろう、さっと店員にこれどうなんでしょうかと、と視線で訴えてみた。
さっとあからさまに逸らされたので諦めざるを得ないようだ。
「……ではいただきます」
ちゃっちゃと食べ始めてしまった。特殊なサービスは無言でお断りさせていただく。
その動きは無駄ない極めて合理的に鮮麗されたもので、一種の食事教育を受けたもの。
その辺の冒険者とは違う食べ方をしてしまっていた。
■ロベリア > 【中断です】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から竜雪さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 夜の公園」にシンシアさんが現れました。
■シンシア > ストールを首から肩にかけて、夜の公園の街灯の下
屋台で買ったコーンスープに口をつけながら
明かりのついた公園の中を眺めてた
夜は噴水も止まってるけど
今は、イベント期間のようで噴水が流れてた、明かりに水の流れが反射してキラキラと
白い息を吐きながら、人がまばらにいる公園で過ごしてた
■シンシア > 「さむーい」
肩を竦めて、温かいスープを口にしてても体は冷える
公園の中はカップルとかが多くて、身を寄せ合う姿が少し羨ましい
ため息が白い息とともに落ちて
ちょっとだけ、寂しく感じるのを紛らわせるようにして
カップのスープに口をつける
「帰ろ…」
こんな時間では、何もない
今夜は一人だから、眠れずに脚を向けたけど
体を冷やしただけ、ストールをかけなおし
飲み終えたカップはゴミ箱に
そのまま公園を後にして家へと戻っていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区 夜の公園」からシンシアさんが去りました。