2018/12/05 のログ
ロベリア > 大通りまでやってくると、適当に見繕った宿屋に大男を預けた。
雑な対応だが道端に転がしておくよりは遥かにマシだろう。
予定していた活躍とは大分違ったが、まあ人助けは出来たので良しとしよう。
今日のところはこれで引き上げ。
人目を避けて変身を解除してから、こっそりと帰路につくのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネコアシさんが現れました。
ネコアシ > ある日森の中、ではなくある日川底で拾い上げた純度の高い小ぶりの水晶を今日は売り捌こうとケチの多い貧民地区ではなく、ある程度お財布に余裕のある層が暮らす平民地区にやってきた。

目的は大事な事なので再確認するが危険な場所である自然地区の川で拾ってきた水晶を売り捌く事であり、売れたら直ぐに金を奪われないように隠れ家に逃げる心算、である。

さて、顔なじみの店でもない限り、ボロボロの布きれ見たいなローブを着て、フードで顔を隠したガキが店に水晶を持ち込んだら二束三文で買い叩かれるのは間違いなく、硬貨を投げつけられて店から蹴り出されて塩をまかれるエンドまで容易に結末まで想像できれば……やる事は一つ露店でしょう。

「……んな訳で、通りの片隅で珍しくフードを被らずに露店を開いている訳だ……うん。」

なるべく身奇麗にして、素顔も曝け出す事で悪い奴じゃないよ?とアピールをしつつ、胡坐をかいてドンと路地に座り込み、その目の前に有り金はたいて購入してきた赤い高級そうな布を広げて、拾ってきた水晶を並べて、値段は……適当高尚次第なので、価格を書いた看板は立てない、寧ろ文字は書けないしほぼ読めない、何でまあ売ってる雰囲気だけ出して、表情は商売にプラスになるように滅多に見せない笑顔をニコニコと浮べている。

怪しさ満点ではあるが、その辺りは眼を瞑るとして手持ち無沙汰な手で大きめの水晶を掴むと敷物のオマケで貰った小さなシルクの布キレで水晶を磨き始めるのだった。

ネコアシ > 暫くは黙々と水晶を磨いていたのだが物事に打ち込むと言うのが得意ではないし、集中して物事に取り組む事は大嫌い、磨いていた水晶をコトと敷き布の上におくと、四隅を束ねて袋状にして水晶を包むと、その場から立ち上がり場所を変える事にする。

暫くは平民地区か富裕地区ぎりぎりのところで露店を続けようと、水晶が一つでも売れればそれを元手に少し服装を見なそうと……と考えつつ、ぶつぶつと何か呟きつつ、路地を後にするのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネコアシさんが去りました。