2018/10/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイルフリーデさんが現れました。
■イルフリーデ > そこら辺の適当な酒屋で夜通し酒をちびちびと飲み、さて帰るか。と店を出たのはいつだったか…。
適当にふらふらと通りを歩きながら周囲を何気なく見渡せば、可愛らしい女子と、酔いつぶれた巨漢…。
一度足を止めると―
「……酒に呑まれたら終わりねぇ…。」
と、しみじみと独り言をもらしながら見つめ、そしてまたゆっくりとした足取りで歩き出して。
■ざくろ > 「あら」
長身のお姉さん……というか自分と同じくらいだろうけれども……を偶然みつけて
ととと、と、少しだけ足速く。
「お姉さん、おはようございます」
にっこり花の笑顔で、お辞儀をしながら、斜めしたから笑顔を向けるような形で
何か話がきけないかな? そんな期待とともに並んで歩く。
■イルフリーデ > ゆっくり歩きながら、口元を手で覆い隠し大きな欠伸を浮かべ―。
声をかけられ、口元を隠していた手を下ろしながら顔を向ければ、先ほど見かけた可愛らしい女性の姿。
「ん?…あぁ、おはよう…ございます。」
反射的に会釈をしながら、挨拶を返すと歩みを止めて。
「何か御用でも?」
職業柄、にこりと営業スマイルを浮かべながら、彼女の顔を見つめ、問いかけてみたりして。
■ざくろ > (あらあらスタイルもよくって美人なお姉さんだわ。本当の黒髪。いいなあ)
なんて目をぱちくりして思いながら……。
「はい。おはようございます」
この人も、客商売をしているのかな……挨拶のときの切り替えがきっちりとしている。出てきたあそこは確か飲み屋だったような。
「はい。ええっとですね……。ちょっと商店の間で探り合ってる変な状況なのですが……」
なんて嘘をついて、自分の身分を「ただの」店の者とする。
「最近ですね……? 「イケナイお薬」を混ぜた飲食店がでてきたようでして……
そういうお商売をするようなら夜中だとはおもうのですが……
お姉さんは、そういう噂を聞いたりはしませんでした?」
あくまで、商店同士の自浄作用としてうごいているのだという主張。
小首をかしげて、黒いくちっとした瞳で、見つめて。
■イルフリーデ > ゆっくりと小さく首を傾げながら
「ん?商店絡み?」
どうやらこの女性も客商売関係の人なのだろうか。挨拶の所作といい多分そうだろう。
「あぁ……えぇっと……。」
問いかけに、ふむっと思案顔を浮かべると思い出そうとする。
「思い出した…聞いたことがあるわね、そんな噂。
健全なお店に紛れているとか何とか…?」
首を傾げたままそう答えてみる。確か自分の店に来た客人との世間話で聞いた気がする…。
■ざくろ > 「はい。組合なんてこんなご時世ですから、機能しにくくって……」
困りました。という所作。片手を頬にやって、苦笑い。
「…………?」
ゆったりとした佇まいで、急かすでもなく、自然体で「急がないでいいですからね?」と空気ににじませる。
思い当たることが、何かありそうだ……これは、朝からいいお姉さんに会えたかな?
「あら…………」
頬に当てていた片手を口に当てて、びっくりと言った顔。
「健全なお店に、紛れて……。紛れて、ということは新しいお店ではないのでしょうか……?」
ゆったり、ゆっくり。噂を聞いた程度なのなら、急かしたり食らいついては失礼だ。
少しでも、噂を話してもらいたい。
「それを話した人も、行ったのかしら……」
独り言のように、視線をそらして。
■イルフリーデ > 「あぁ、確かにねぇ…。機能している方が珍しいね。」
しみじみと頷き返し。(組合の会議とか面倒くせぇけどな!)とは思うだけにしておく。
商売をやっている以上は顔を出してはいるけれど…。
彼女の醸し出す空気のお陰もあって、思い出すことが出来た。
「新しいかどうかそこまでは分からないけど……あぁ、そうそう、
話してくれた人の…知り合いの娘さんが被害にあったとか言っていたな。」
視線をそらし、独り言のように話す様子を見つめれば、新たに思い出した情報を話していく。
■ざくろ > (食肉、魚、野菜、そういったところは機能してるみたいだし、
刀剣類も機能してるみたいだけれど、物凄く面倒くさいらしいから、機能してなくってよかった!!!)
と、笑顔の裏で思うのである。
「まあ……。被害……。 被害ということは、望まなくても混ぜてだすのね……」
包丁人としての「怒ったぞ包丁を剣に持ち替えちゃうぞゲージ」がぐぐっとあがる。
しかし、そういう乱雑なことをしているのなら、尻尾が出やすいだろう。
このお姉さん、夜に、きっと長時間お酒を飲んでいただろうに、記憶が明瞭で鮮明だ。
なんて助かる情報。
「娘さんが、被害。なら、町医者をあたればなにか解るでしょうか……
すごく頼りになる情報です。ありがとうございます……」
しずしずと頭を下げる。店主にならった東国の作法のとおりに。
しかし、これは。案外と近いかも知れない。
■イルフリーデ > 「まぁ、被害云々については真相はわからないけどね。
悪質な店なら望まなくても出してたりするかも、だ。」
何分、噂。そしてまた聞き。どこまでが真実なのか―。
煙が出ているということは、そういう店が少なからずあるということだろうか。
「んー、そうだね。町医者なら…もしかしたらもうちょっと詳しく情報をもってるかもしれないね。」
ふむっと、頷き返しながら話せば、続けて
「いえいえ、どういたしまして。無事に解決?できるといいわね。」
と、にこりと微笑み、東方の国の挨拶に会釈を返して。
■ざくろ > 「はい。お酒の席の噂ですものね。
でも、ええ……悪いというのはそういうものですよね……」
あくまで噂。噂だ。落ち着け自分。まだまだ鯉口を切る時じゃない。
しかし……案外と、煙は見えずとも、臭いはしてきた。
「はい。お医者様や教会を重点的に、聞いてみたいと思います」
すっと晴れやかな笑顔。本当に、このお姉さんに会えなければ五里霧中のままだった。
「はいっ。がんばりますっ」
笑顔のまま、両腕をぐっとかまえて。可愛らしげに。
「あ、あの。ここまでご恩を頂いて名乗らずでは道理に悖ります。
私、この通りにある「ひなげし」という東国料理のお店で、料理人をさせていただいております
ざくろ……ポムグラネイという意味の名前です。宜しければ、お見知りおきを」
満開の笑顔を、恩人のお姉さんにパッと向ける。ありがとう、ありがとう、そんな笑顔だ。
■イルフリーデ > 「ええ。まぁ、真実ならそのうち尻尾を出すかもだし、ね。」
昔の前職の傭兵団長時代の経験から、そんな推測をしつつ。
(町医者や教会…目の付け所が良いな!)と、聡明な彼女に心の中で感心しながら―
「うむ。気をつけて励まれよ。」
可愛い仕草に、思わず笑みを深めてしまいながらも、大きく頷き返して。
「ん、恩だなんて大した事してないよ。っと、これはこれは…失礼しました。
私は…通り3つ向こうで研ぎ屋営んでいる、イルフリーデという者です。
こちらこそ、お見知りおきを…ざくろさん。
東国の料理か…食べてみたいな!」
向けられる彼女の満面の笑みに、可愛いなぁ。と不覚にもニヘラ~っと崩れた笑顔を返しながら自己紹介を終えたりする。
■ざくろ > 「はい。この通りでそんな不埒は許しませんとも」
どういうわけか、それなりに使う故か、なんとなく自警団じみた自認がある。
やるぞやるぞ。私はやるぞ。
「はいっ。荒事にならぬように、こっそりです」
頷きあって、えへへ。と。 いや、うん。荒事だろうが、切って捨てるつもりではあるけれども。
「あら……! 刀剣類のあたりの、研ぎ屋さんでしたか……!
聞けば研ぎもまた、職人技の世界……かっこいい、ですねっ
イルフリーデさん……。はいっ。お名前も、お姿もちゃんと眼に焼き付けましたっ
ふふっ。ご来店の際は、沢山サービスしちゃいますね?」
凛々しいお姉さんの顔が、柔らかく崩れて。ああ。笑顔って良いな。
美人の笑顔は格別ですね。とってもあったかい気持ちになって、そっと、手を両手で包む握手をしようと。
■イルフリーデ > 「はははっ、ざくろさん、頼もしいな!」
可愛らしい姿から頼もしさも見えて、どこか貫禄を醸し出しながらははっと笑う。
きっと彼女なら辿りつけるだろう、そう思った。
「ええ。細々とだけどねぇ。かっこいい、か。ありがとう♪
ははっ、よろしくね♪
それは楽しみだな!是非、寄らせてもらうね。」
(なんだか今日は良い一日になりそうだな!)
両手で包む握手に笑みを深めながら握手を交わして。
「さてと、では、そろそろ帰るとするよ。
包丁の研ぎもやってるから、良かったらご来店をお待ちしてます。
お安くサービスしますんで!」
ニッっと笑みを浮かべてちゃlっかり宣伝―。
■ざくろ > 「うふふ。買い出しから全部していると、力もつきますしねっ」
また両手をぐっと力を込めるようなポーズで。コロコロと笑う。
ああ。こんなに勢いをつけてもらえたのだから。きっと。
「はい、とってもカッコいいです!
はい、よろしくお願いします。ふふ。お酒どれまでタダにしちゃおうかしら♪」
エルフリーデさんの手を両手で包んで、優しく、しかししっかりと、ぎゅっと包んで。
「はいっ。本当に沢山、ありがとうございました。
お店の方にも、きっと伺わせていただきますからっ。
うふふ。嬉しい、つながりです。
それでは、また……」
そろそろ建物から顔をのぞかせた太陽のように、笑顔を返して。商店同士の繋がりができたこともうれしくて。
深く、深く腰からすっと折れる礼を。
ああ。がんばるぞう!
■イルフリーデ > 「あぁ、確かに!意外と力仕事だからなぁ…。」
力を込めるようなポーズにふふふっと柔らかい笑みを返しながら話して。
買出しから全部やっていると大変ではあるけれど、力が要る分鍛えられもする―。
「ふふ、なんか照れるねぇ。ははっ♪」
しっかりと、握手をかわす。
「いえいえ。うん、是非。それでは、また♪」
新しく出来た繋がりに、どこか嬉しそうに笑みを浮かべながら、こちらもお辞儀を返し。
そして歩き出すと帰路についていき――。
■ざくろ > ~そうして~
町医者は、結論から言えばビンゴだった。
町医者から、被害にあった娘。娘から、料理を出した店と、こう書けば非常に単純で短い経路。
そこを「調査員」としてざくろも同行。
警邏隊と共に、犯人たちの店を突き止め、突入。
包丁人としてこいつら絶対許してなるものかと、警邏隊のショートソードをふんだくったざくろが
店の中に居た5人を3人と、これ何人かな?のパーツに切り分けたところで
全員から思いっきり抑え込まれて、なんとかかんとか
警邏隊は情報保持者をなで斬りにされずに済んだのであった。
正義感から怒る人間はなんとも怖いものであった。
どっとはらい。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からざくろさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイルフリーデさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (暇を弄んでいた。
現在、黒毛の人狼の姿となった自分は外を歩きまわれず、ただ単に建物の屋上で足をぶら下げながら煙草を蒸かし、月を眺めるだけをしていた。)
「…暇、だな」
(人の少なく、誰も気づかない建物の上、ただ一人寂しそうに月を眺め、煙を吐き、暇になっていた。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から黒須さんが去りました。