2018/09/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にオルナさんが現れました。
オルナ > 今日も無事に、平穏に変わらない日常が過ごせたはずだった。
そう、工房で続く日課の一つを誤りさえしなければ。

「……っ、…」

四肢から緩く広がって中央に留まり。飲み下せも出しも出来ないような疼き。
熱に浮かされているように肌は紅潮し、股座をぎゅぅと閉じたまま開くことも出来ない。
自身の内側からじっとりと溶けて広がって渦巻くような感覚。
胸元から先がじんじんと痺れて止まらない。

「は、っぁ………」

安易に調合したことのない秘薬を作るべきではなかったと思うけれど。
想像以上に魔力の操作が行かず、溢れたソレが自身を侵す。
朝方までひたすらに耐えて、協会や教会に解呪なり、除くなりして貰えればと思う中―――

親しい友人や、家主。あるいは通りすがりか魔力に飢えた何者かでなければ見つけられないような

間借した倉庫の一室。自身の工房で蹲り、倒れたまま動くことも出来ずにいる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエズラさんが現れました。
エズラ > 一体全体、なんなのだ――逸る気持ちを抑え込むことが出来ないまま、男は足早に歩んでいた。
とある精霊の加護を受けて以来、以前に比べて遙かに魔術に関する能力が向上した――
それ自体はある意味喜ばしいことだったのだが、まだまだ使いこなすには至っていない。
そんな状態であるから――街を歩いていて、不意に強力な――ある種異様な気配を感知し、その出所を探しているのである。
何故それを探しているのかといえば――

「なんつーか……なんだ、このエロいオーラはっ……?」

――あまり、品の良い理由とはいえないようである。
どんどん強まっているのを感じる――足を止めたのは貸倉庫の前。
無論、こんな場所に来たことはなかったが――先ほどから感じている気配はどうやらこの場所であるらしい。
ひょっとして、この奥で淫魔の会合でも行われているのであろうか――そうであるとしたら。

「是非とも、混ぜて頂きてぇ~ところだっ……!」

そんな不純な動機で、倉庫の中へと足を踏み入れんとする――

オルナ > 「……ぁ」
何を嗅ぎ付けてきたのかも分からないような、何処かで見知れた顔。
横たわったまま。曲線を描くように寝返りを打つのもやっとのような状態で、

「……こんばんは、…」

一応挨拶の形だけはしておこうと漏れ出た言葉。滲む汗で張り付いた黒髪。
呼吸が浅く、深く、短く。不定期に変わりながらも相手を刺激しないようにと努めるけれど、
多分それは願わないのだろうと表情を見ながらぼんやりと考えていた。

エズラ > 「!?」

踏み込んだその場所は――傭兵稼業の者にとっては一瞥して理解し難い場所であった。
少なくとも淫魔の会合など行われてはおらず――いわゆる魔術師の工房のごとき部屋。
そこに倒れ伏しているのは――

「オルナかっ!?ど、どーしたんだオイ――」

急ぎ駆け寄りそばへと跪くと、熱に浮かされたような表情で健気にも挨拶をしてくる相手の背を抱き起こす。
負傷している様子はないようだが――なんなのだろう、この漂う濃厚な淫気は。

「何が起こったんだ――?病気か?魔術の失敗か?」

オルナ > 気が動転したようにも見える相手に、何故だろうと冷静に考えて、ふっと自身の様を思い浮かべ。
まだ中身の残した薬瓶に魔力の散った術式。触媒は棚の上で寝転び、発現させた時の
独特の匂い。何代前かも分からないミレーの因子が作用したとも思いを巡らせて言葉を選ぶ。

「少し、……失敗を。寝て、散れば治ります。……多分」

言葉尻に自信の無さを匂わせていても、抱き起された背。首筋の白さと、
その腕にたぽりと布越しにまで伝う柔らかさ。熱を帯びて、雄を誘うような淫気。

エズラ > 「し、失敗……か。オルナでも失敗するんだな――」

触れている彼女の身体が熱い――漂う色香も異様である。
柔らかな身体の感触が、男の胸の内をじんじんと刺激していく――

「ち、ちなみに聞くがよ――どういう、その――魔法薬か?を作ろうとしてたんだ――さっきからどうも、すげぇ、なんつうかよ――」

ぐったりとした相手の手前、ここへ来るまでに考えていたことをハッキリ伝えるのもばつが悪い。
一応確認をしておく必要があるだろう――

オルナ > 「わりと、……」
失敗しますよ。と言葉を紡ぐ気にもなれず目線を外し。腕をそれとなく下げさせようとしても
ほとんど力の入らないことに気づき、この状況をどう乗り切ろうかなんて考えていて、

「魔力を引き出せないかと思って、……秘薬の調合を。別方向の作用が、……ありそう?」

吐息を深く漏らせば上下する胸元。伝えたがっていることは知れているけれど、それで
発散出来るようなものかも分からず。相手に求めるのもまずい気はしていて、
けれど肢体は反して、胸元の先の疼きは止まらずに下腹部から熱っぽさが抜けないままでいる。

エズラ > 「別方向の作用……ったって、こりゃあなぁ……――」

しゃがみ込みながら彼女の背を抱いているので、相手の肌に己の下半身も触れている。
男もまた、部屋中に満ちているその薬液の作用をたっぷりとその身に受けているのだ――
彼女に触れているその場所が、熱く固く滾っている。

「……こういう薬効を相殺するにゃよ――やることはひとつ、だよな?」

確認を取るようにそう告げて、彼女の身体を抱き上げると――
そのまま、彼女が仮眠用に置いているのであろうベッドへ向かっていくのであった――

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエズラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からオルナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。