2018/09/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミゲルさんが現れました。
■ミゲル > 最近ギルドを賑わせている魔導機械の事件。
王国軍だけでは手が回らないと、冒険者や傭兵にまで仕事が回る毎日。
そのせいか元から手薄と言えた市街地の警邏などの人出が消え、その穴埋めにと一部の冒険者がそれを代行する有様に。
そんな代行として街中の巡回と仕事を受けた訳だが…。
「……災難すぎる……本当い…」
運悪く雨と風という日に依頼を受けてしまい。
同行するはずだった冒険者はさっさと消えてしまい残されてしまう。
自分も同じように消えてしまってもいいのだが、そうすれば次の仕事にありつけないかもしれない。
その考えで仕方なく巡回を始めたが直ぐに雨風が強くなり、仕方なく屋根のある路地に逃げこみ、雨足が弱まるのを待つ。
■ミゲル > どうにか雨をしのぎ降りが弱まるのを待つが雨脚は変わらず。
それどころか降りは強まり風もそれに合わせて強まり、路地にまで雨が吹き込み始める。
濡れるよりはと更に路地を奥に入り表通りから見えない所にまで進めば、風は吹くが雨は来ずでほっとして。
「……困った……本当に…」
この天気ならば巡回などせずとも平和だろう。
少なくとも雨風では強盗も空き巣も出来そうにはないはずだと。
問題は自分がこの雨の中をギルドに向かうかだけ。
どうしたものかと表通りに通じる路地を眺めて。
■ミゲル > 「…仕方ない…」
こうしていても雨脚は落ち着きそうになく、仕方がないと溜息を吐き。
そしてフードを深くかぶれば路地を出て、ギルドに向けて駆けていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレイさんが現れました。
■レイ > 平民地区の広場には日が落ちてもなお多くの人々が行きかい、たいまつやガス灯に火が灯っている。
広場の市場はこの時間であっても盛況そのもの。
特に昨今の魔導機械騒動のおかげもあってか、各地の名うての冒険者や傭兵が王都へと集まってきている。
市場ともあって出店の扱う商品は食品が多いものの、武具や薬を取り扱う店もちらほらと見える。
だがその中にあってぽつんと、離れ小島のように小さなシートを広げ、日除けを立て、商品も何も広げずただじっと男が座り込んでいるだけの出店があった。
■レイ > 男はフードを被りただ黙って佇んでいるだけ。
初見では商人なのか物乞いなのかも判断しがたいところだろう。
怪しいとも取れるが、使い込まれた白いフード付きジャケットを身につけたその姿は、夜の市場においては比較的目立つ方。
見る者や通り過ぎる者はことごとく訝しげな表情を浮かべていくが、その男の前に一人、また一人と客が並んでいく。
「いらっしゃい」
男と客が僅かな会話を済ませると、客がゴルドの入った子袋を男に手渡し足早にその場を後にする。
次いで別の客がまたその男に声をかけ、これまた何かを支払い立ち去っていく。
見ている者にとっては、奇妙な光景にしか映らないかもしれないが、これがこの男の商売の仕方。
ここでこうして商品の依頼を受けているのだ。
依頼を望む者や、興味本位で近づく者などが来るかもしれないので、定期的にこうしてしばし佇んでいる。
■レイ > 数刻の後、男は腰を上げて広げたものを片付け、その場を後にした。
佇んでいる間に受けた依頼は数件、どれも面白みに欠ける堅実な依頼ばかりだったが、たいていはこんな調子だ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレイさんが去りました。