2018/08/19 のログ
■ミケ・ファムト > 「豆も捨てたものありませんね。」
酒干しの魚にしょうゆを少し垂らして、変わった味もまた美味しくニコニコと微笑みを浮かべる。
「ん。 ふふ。確かに。まだまだいろんなことができますから。」
そう穏やかな表情を相手に向けて。
コクリと頷く。そして名前と居酒屋という言葉に小さく頷きながら聞いて。
「はい。 ごちそうさまでした。」
お財布に優しい額でちょっとほっとしながら相手にお金を渡し、何度か振り返りながら路地を着た時とは反対の方向へと歩き、闇の中へと消えていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミケ・ファムトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソウレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」にシュティレさんが現れました。
■シュティレ > マグメールの街の中、噴水のある広場に私はやってきています、ここは交通の要所とも言える場所であります、様々な人々が行き交い、馬車などがのんびり進んでいるのが見えます。
私は、此処に……用事という用事はありませんが、やってきてみました。片手には古書店で手に入れた一冊の本で、それは何らかの魔道書と言う触れ込みでした。
自分の知る魔導書というのは、それ単体で魔力を持つ魔法の道具であるはずですが、この本からは一切それを感じませんし、魔力も見えません、だからこそ、興味が沸いて手に取って買いました。
どこか、落ち着いて読むことができる場所を、と思って歩いていたところ、この場所に到着したという次第です。
人の喧騒はそれなりにありますが、一人きりの私に気を払うような人はいなさそうです。
これは幸いでしょうか、噴水の周囲には、休憩用のベンチもあります、それならば、とここで私は先ほど手に入れた本を読むことにしましょう。
決めてしまえば、手近なベンチに私は近づいて腰を下ろします。
ぱらり、と書物を開き古臭いその本の中身の閲覧を始めます。
■シュティレ > 最近は、太陽の力も衰えてきているのか、外に居ても不快なほど暑くはありません、それは血族として、日に弱い一族としてはとても喜ばしいことです。
領域を広げて調整すれば、そもそも不快になることもありませんがそこはそれ、あまり目立ちたくはないのでこのままにしておくことにします。
それに、風が吹けば心地よく肌をくすぐる涼しさが私は大好きなのです。
髪の毛がふわりと揺れて肩に掛かり、それが擽ったくなるのは少しばかり気になりますが、髪を払えばいいだけのことですし。
ぺらり、と書物の頁をめくり、内容を眺めます。
血族の知る魔術とは全く違う技法のそれは本当に魔術として成り立っているのでしょうか、少しばかり疑問と、興味が湧きます。
しかし、ここで使うべきものではなさそうですし、後でどこか広いところで試してみたほうがいいのでしょうか。
私はそんなふうに考えてみます、本物であれ、偽物であれ、楽しめそうですね、とその、魔導書なる本をめくります。
■シュティレ > はらり、はらりと、頁がめくれる音は、私の耳にだけ届いているのでしょう、いいえ、いいえ……。おそらく届いてすらいません。
なぜなら、周囲の喧騒があるので、私の気のせいでしかないのでしょう、それでも本を読む時間、ページをめくる瞬間はとてもワクワクしてしまいます。
それが、魔導書のような本だとしても、です。
ここで試すには危険なものばかり、私の知識にはない形体の魔法、それが行使できれば、血族を諌めるのも楽になるかもしれません。
試してみたくなりました、私は、小さくよし、とつぶやいて、本を閉じます。
とりあえず、どこか広く誰もいないところに行きましょう、そして、この本の真贋を確かめてみましょう。
そう思い、私は歩き始めて、雑踏に紛れ込んで、去っていくのでした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」からシュティレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミゲルさんが現れました。
■ミゲル > 平民地区の路地の先にある人気のない広間。
そこで暑さに負けたように木の陰に座る人影。
「ん…‥‥暑い……」
ここでこうしているのは仕事、街中で楽だという油断から熱さ対策を忘れ。
そうして今はその暑さに負けて座り込んでいる。
■ミゲル > 暑い中にフラフラとし始め、このままでは色々危ないと腰を上げ。
物陰を探してその場を去っていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「うへぇ……」
日陰の中、路地の片隅に放置されれた木箱に座ってうなだれる。
だるいし、気分が悪い…。日光にあたっていると明らかに反応がよろしくないのだ。
ヴァレリアに噛まれて以来、ずっとそんな感じである。
ルナシイの処置により、多少は軽減できたのだが、それでもまだ日中の調子は上がらない。
その分、夜間は冴えるのだが…
「やっぱ、ヴァレリアも吸血鬼なんだよなぁ……」
警戒するような相手ではなかったので、すっかり思考から抜け落ちていたが。
それはそうとして、昼間ずっとこれでは具合が悪い。
なんとか対処法を考えねば…とは思うのだが、致命的な弱点となっていないのは救いか。
■ブレイド > フードをもっと遮光性の高いものに買い換えるか。
見た目は今以上に怪しくなるが、背に腹は代えられない。
もうちょっと深くかぶれるやつで、体を隠すのにも困らない…少し大きめのやつがいいだろう。
効果があるかどうかはわからないが、試して見る価値はある。
「吸血鬼になってないだけましか…」
ため息一つ、かといってそうした者に文句をいうのも筋違いだ。
甘んじて受け入れることにする。
しかし、疑問に思うことは…自分はなにになったのだろうということだ。
なんとか吸血鬼やグールになるのは免れたが…
結局なにになったのか。昼に弱いだけのミレー族ならそれはそれでいいのだが…。