2018/07/28 のログ
キュリオ > 雌の鳴き声をBGMに馬車は進む。
道中にか、はたまた目的地でか。更なる獲物を狙いながら―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーふわぁあぁぁ……

大あくびに、涙目。
ベンチの上に寝そべり、口許を白手袋をはめた手で軽く隠しながら…仕立てのいい燕尾服を着た紅髪の、女。

どうやら富裕地区で一仕事した帰り道、ちょっと休憩のつもりがグッスリ眠ってしまったらしい。
空や周囲の様子から、それなりにしっかり夜なのだろう…ひょっとしたら夜中に近いのかもしれない。
けれど…残念ながら、この紅髪、存外寝汚い。
懐の時計を確認するのも面倒らしく、ぼんやり月を眺めていた。

「…今宵は、満月」

あぁ、何とも調子が悪い…何より、餓えて餓えて仕方無い。
思わずため息をこぼす。

紅月 > 「どぉ~すっかなぁ…?
九頭竜行く?夜襲しちゃう?」

無論、相手は盗人であって善良な一般市民では決して無い。
自分に課した誓約というか、万が一に鬼としての飢餓感が限界近いときの決まりとして…悪人か、死にかけしか極力喰わないと決めているが故に。
新月と満月の夜には賊の類いを狩っているのだ。

「散歩でもしたら知り合いとバッタリ…ってのは流石に厳しいか」

そもそも一番の理想は『合意の上で血を分けてもらうこと』なのだ。
合意の有る無し、好意の有る無し…その辺りは質や味に大いに関わる。
…不味い栄養摂取など、クソ苦い薬を飲まされてるのと大差ない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリッカさんが現れました。
リッカ > 静まり返る、夜の街。
清寂の中、静かに民家の窓から小さい人影が飛び降りた。
かの者がその家で何をしていたのか。想像に難くない


なによりも、その手には戦利品であろうものが握られていた。


フードを深く被ったその者は、辺りを見回し、ベンチに居る人影に気づくと、
「げっ……」と小さく漏らし、全速力で反対側へと走り出した。

リッカ > そのままフード姿の人影は闇夜へと消えていった……
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリッカさんが去りました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に紅月さんが現れました。
紅月 > 「ふあぁ…ん?」

…今、何かいたような?
目をごしごし擦りつつ首をかしげる。

「…ま、いっか。
それよか移動だ移動…」

やれやれと立ち上がれば、ひとつのびをして夜へと消えた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」から紅月さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 平民地区の繁華街にある酒場の一つ。
店内は仕事明けの酒を楽しむ客たちに溢れてにぎやか。
踊り子が躍るステージもあるだけに客足は周辺の店よりも多く。
踊り子に集中する客も多く、それだけに周辺の目を盗んでスリや置引きも多い。
そんな店で半ば警護、半ば客という立場でカウンター席で薄い酒を舐めるように口にする。

「……偶には悪くない……かも」

酒場などは先ず来ないが今回は顔見知りの店主の頼みという事もあり顔を出し。
奢ってもらう礼にはならないが、いつ消えてもいい警備もどきもやっている。
今も舞台に踊り子が上がったらしく客の声が大きくなり。
こういう時こそと…店内に視線を巡らせて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場通り」に黒須さんが現れました。
黒須 > (いつも通りの部屋で夜を過ごしている。
綺麗な満月がベットを照らし、中を移す。
ソファーで座り、煙草を咥えてチラシをちらほらと見ている)

「…よく行ってたものだな…」

(サービス店の広告チラシを一度流すように見ては、目の前にあるテーブルに投げ、口から煙を吐いてソファーでぐうたらと座っている)

黒須 > 「…暇だ」

(煙草を吸い終わるとぽつり一言漏らす。
窓を閉めて立ち上がり、部屋の鍵を持ち出て行く)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場通り」から黒須さんが去りました。