2018/07/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > なるべく仕事を休みたくはないけれど、こんなにも暑い日が続くと責任感だけでは乗り切れない。時にはしっかり休んでおかないと夏バテで動けなくなりそうだから、今日はお店を開けず休息を取ろうと決めた。
家の中よりは風に当たった方がいいかと考えて商店街近くの公園までやってくると、まだ早い時間なのにちらほらと休んでいる人の姿が見える。あまり広いところではないけれど、木陰が多くて涼むには最適な場所かもしれない。

「んん……」

公園の端にある木陰の中のベンチに腰かけて、屋台で買ったカキ氷を口にする。一口含んだだけで頭の芯から冷えるような刺激に思わず目を細くした。

ミンティ > 頭の中を冷やす鋭い刺激に慣れてくると体温もすこしずつ下がってきた気がする。木陰の下で浴びる風が涼しくなって、ふるると身震いが走った。
すっかり冷たくなった舌でシロップの甘さを味わう。使い捨てのスプーンが掬うカキ氷は気温のせいで水っぽくなっていたけれど、この調子なら完全に溶ける前には食べ切れそうだと思う。

黙々とカキ氷を口に運んでいると、目の前を買い物帰りらしい数人が通りすぎていく。旅行の話をしているのが聞こえて、ふと考え込んだ。
こうして涼んでいるのも贅沢だと思うけれど、たまには何日かまとめて休みを取って遠出をしてみるのはどうだろう。王都から出るところまで行かなくても、いい気分転換になるかもしれない。
だけど一人で行くあてなんか思い浮かばず、数日も休みを作ったらお店が気になって羽も伸ばせなくなるかもしれない。
息抜きの仕方が下手だなと、ため息をこぼした。

ミンティ > カキ氷を食べ終えて柔らかい容器をくしゃっと潰した。スプーンを咥えたまま、これからどうしようと考える。気持ちだけでも休めたからお店に戻るか、休息日と決めたから最後まで楽に過ごすか。とはいっても遊びの選択肢なんて多くないから休むにしても悩んでしまう。
図書館で読書をするのもいいし、水浴び場で冷水に足だけ浸してくるのもいいかもしれない。
考え事をしながら、ぼーっと眺める公園の中では子どもたちが元気に遊びまわっている。暑さに負けない体力がすこし羨ましかった。

ミンティ > 悩んだ末に行き先を決める。最近は忙しくて読書もできていなかったから図書館へ行こう。そう決めて立ち上がり木陰から出たとたん、強い日差しが降り注ぐ。すこし挫けそうになったけれど、ずっとここに座ってはいられない。
なるべく日陰を歩くようにして、まずは公園の出口を目指す。それでも額にうっすら汗が浮かんでくるのはとめられず…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 平民地区、屋台通り。朝の屋台通りの何がいいと言えば、そりゃあもちろん手軽にごはんが食べれることだ。
仕事前の急ぎの、ついでにいえば家庭を持ってない連中が特に重宝してる。
この男もそうだった、急いでいるワケじゃあないが、手軽さは好ましい。

「おう、おっちゃん。石蜥蜴の串焼きもう一本おまけ…ダメ?ちぇー、ケチくせえなあ。」

立ち上る色んなものの香り。パンや汁物、朝からがっつり焼き肉の匂いなんかも。
それに紛れて焼かれた串焼き頼んで、もしゃりと食む。
ごった返すような人ごみで、仕事をしてるお父さんたちやら冒険者たちだから、己を避ける人間も少ない。
サイズが目立つことに変わりはなかったが。