2018/07/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場通り」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 今夜も明るい酒場通り、路地は迷路みたいになってて、細道の隙間。
お店の物置になってたり、古い空き家があったり…。
白い猫は慣れた場所だけど、今いるのは…、瓦礫の隙間の小さい空間。
隙間から漏れる明かりの向こうを時々覗きながら、前足のとこをチテチテと舐めてた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場通り」に黒須さんが現れました。
■黒須 > 「くわぁ…。…あぁ、ねみぃ」
(ポケットに手を入れながらとぼとぼと酒場通りを歩く。
姿が変わったこともあり、周りからの視線は少々痛い。
気にしながら歩くのも面倒なため、細道を渡りながら遠回しに適当な場所へと歩く)
「…ん?この匂い…」
(知っている匂いに鼻を動かして歩く。
そのまま、シャルレの居る瓦礫に到着しスンスンと犬らしく鼻を動かして匂いを嗅ぐ)
■シャルレ > 自分の縄張りなのに、といつもの散歩道で他所の野良猫と喧嘩した後。
追っ払いはできたけど…右手(右前足)のとこに相手の爪で引っかかれてた。
白い毛の中に赤く血が少しだけ滲んでるのを舐めて綺麗にしてたとこ。
そこを赤い舌で舐めてたとこ、三角の耳が動いて隙間からジーっと外を見つめる。
人の声の混ざり合う中に、聞き覚えのある声があった気がする。
自分側が風上にいたせいか、相手の匂いには気づいてなくて。
■黒須 > 「この匂いは…あいつだな。それに…血の匂い…?」
(シャルレの匂いに気付きながらももう一つ香る匂いに気が付く。
そのまま、驚かさぬよう瓦礫山に近づけば近くに座り込む)
「あぁー…シャルレ?居るなら、出てこい…。手当もするぞ?」
(珍しく、ポケットには前職で愛用していた包帯がある。
最近でもたまに怪我をするため使う事があり、常備している。
血の匂いなら二つの理由があるも、片方はまずないと判断し、怪我だとすぐに気づいた。
出て来たならば、そのまま手当をしようとする)
■シャルレ > 鼻先をあげて、隙間からちょっとだけ猫の鼻が出る。
聞こえる声とスンスンと匂いを確認。
それから…少しためらうものの、脚を屈めて小さめの隙間から顔を出す。
それから外にいる相手を確認して、耳を伏せたようにしたまま出てきた。
「にゃーん」(どしてわかったのー?)
隠れてたはずなのに、お酒の匂いのするなか、自分に気づかれたことに不思議そうに金色の瞳が見上げる。
■黒須 > 「…やっぱり、おまえか…。」
(鼻先の次に出て来た顔。
匂いと一緒に見覚えのある仔猫の顔に金色の瞳。
灰色の自分の目からでもわかり、珍しくもフっと片方の口角をあげる)
「なんでかって?簡単だ…。
俺は酒の匂いに慣れてるからな…逆に違う匂いが来たとなれば…わかるはずさ…。」
(自分の鼻頭をとんとんと指で叩く。)
「それよりも…血の匂いがしたが…怪我でもしたのか…?」
(そのまま、シャルレに一歩近づく。
シャルレと一緒に匂った匂いの正体が気になり、聞き返す)
■シャルレ > 「にゅーん」
小さい声でバツが悪そうに鳴いて、ココは細道で瓦礫も多く通りからは、見えにくい。
だから…、光が一瞬弾ければ、白い猫から人の姿になって、瓦礫のとこに座ったままでも、
相手を見上げるくらいの高さから、
右手の甲のとこを見せるようにして、
「ここ、ひっかかれただけ…私も引っ掻いたし噛みついたけど…」
追っ払うことに成功もしてたので、負けてない…と言いたげなニュアンスで返す。
何度も舐めてたので、今は出血はしてないけど細い筋が3本赤く残ってるだけで。
■黒須 > 「どうした?見つかるのは嫌だったか?」
(バツの悪そうな鳴き声を聞き片眉を上げる。
少々まずかったか?っと上を向いて、眉を眉間に集めれば一瞬の光に驚く。
そのあと、右手の甲を見る)
「あぁ、なるほど…これか…。」
(シャルレの右手を握る様に取り、見る。
離れた位置でスンスンと犬らしく匂いを嗅いで合致する。
そのあと、手に違和感が残らないように慣れた手つきで手に包帯を巻き、きゅっとリボン結びをする)
「これで良いだろ?しっかし、やり返したのか?…ま、よくやったというべきか?」
(ま、いいかというような笑い方をして、腕を伸ばしてシャルレの頭に手を置き、ポフポフっと撫でる)
■シャルレ > 自分より大きい手に手を重ねるように取られると、慣れてるのか手早く包帯を巻いてくれた。
モコモコしないし、このくらいなら違和感もなくて自分の膝の上に置いた。
「ぁ…ありがと」
シュンとしてしまうのは、痛かったのと、喧嘩のあとから怖くなってたせい。
頭を撫でられると、撫でる動きに簡単に頭が揺れる。
「うん、ちゃんと追っ払ったもん」
長毛だから怒ったときの毛の膨らみも大きくなるけど、決して強いわけでもなく…。
普通の猫程度。
■黒須 > 「なに、俺も怪我は何度もしたからな…このぐらいなら簡単なものさ。」
(今までの経験で怪我をすることは多いため、応急処置などはもうすでに手慣れていた)
「…そっか、偉いな?」
(その場を見たわけではなかったものの、やり遂げたなら褒めるのが普通であろう。
その前に、彼女が落ち込んだような態度を取ったのを見ると、んーっと目を細めて、片方の効果を下げて頭をボリボリっと掻く)
「…あー、ちと歩くか?色々と持ってると、気分わりぃだろ?」
(喧嘩や怪我などでそれなりのストレスを抱えたと思った。
このままにしても少し後味が悪いと思い、彼女の気分を晴らすため、特に考えはないが少し歩いて、少し発散できるようにしようかと思ったのである)
■シャルレ > 「…うん」
俯いてると、手当をしてくれた包帯のとこを見てた。
手をニギニギとしても痛くないし、血ももう滲んでない。
「お散歩?…うん、する」
帽子の中で耳がピンと立つ。
嬉しいと思ったから、座ってた瓦礫から軽く飛び降りて、地面に脚をつけると…。
何気なく、左手のほうで相手の腰のとこあたりを掴もうとして、
「お酒、のみにきたの?おなかすいてるの?」
この通りで居たのなら、食事か飲みにきてたのか、これからいくのか…、
そこに自分は、歩くとはいえ、付いてっていいのかと聞くように。
■黒須 > 「よっし、んじゃ、散歩でもするか…?」
(少しだけ気持ちが良くなったように耳を見ればそのまま、人通りの方を見る。
一瞬、腰を掴まれるも特に何も言わない)
「酒でも飲もうと思ったが…このままだとな…」
(お互いに姿は獣人。
周りの目からすれば少々痛い目線で見られるし、そうなると折角和ませた気持ちが台無しである。
ふと、建物の上を見る)
「…高い所は平気か?ちょっと、空を拝みにでも行かねぇか?」
(ニヤっと笑い、シャルレを見れば上を刺す。)
■シャルレ > 「うん、する…お腹大丈夫?」
自分を気遣い誘ってくれてるのだろう、食事とかいいのかと聞いたけど、
上を示すような視線を追いかけるように見上げて。
「高いとこ平気だよ?上いくの?」
空…?と首をかしげてると、こちらを見て笑ってる。
上にいくのなら猫のほうがいいのかも?とか思って腰から手を離し。
■黒須 > 「ああ、小食なもんでな?腹は減ってねぇ…」
(自分の腹を撫でる。)
「ああ、ちょっと変わった方法だがな?
体には自信があってな?壁も蹴って登ったりもしたこともあるわけさ。
人一人程度なら全然登れるぞ?」
(そのまま、シャルレの前にしゃがみ、肩車をするような体制になる)
■シャルレ > 「そっか、よかった」
今夜はカリカリも持ってきてないから、空腹でないのなら、とひとまず安心。
「変わった方法?」
目の前でしゃがまれた、背中にのる?のかと思って、後ろでオタオタしてると、
肩車を示されたようで、人の姿で肩車はされたこともなく…。
「あの…これでいいの?」
猫の視線と人の視線には慣れてたものの、脚がつかない状態で、視線が身長よりも高くなると、
ちょっと不安そうに、がしっと、つかまるようになった。
■黒須 > 「よっと…。脚だけを使うから…心配いらねぇぞ?」
(間の相手乗って来た為、慣れていないだろうと思い、体は支えるという意味を込めて言う。
背中に乗ったシャルレの足をしっかりと掴む)
「ああ、それで平気だ。首だけは強く掴んで落ちないようにな?それじゃ…」
(ぐっと足を曲げればそのまま気軽に飛ぶ。
片方の壁に足が付くと、バネで跳ねるように逆の壁へを繰り返す。
不安がらせないようにするために、鋭く早目に飛んですぐさま屋上へと到着する)
「…着いたぞ。もう、平気だ」
■シャルレ > ぶらぶら揺れると怖いけど、脚を掴んでくれてたから、腕を首に回してぎゅっと。
ただ自力以外で高いとこにいくのは初めてだったから、
条件反射なのか目を閉じてると、風を感じてた。
のぼっていく感覚だろうと、わかって。
「う~」
つい、こわばってた体も、着いた、との言葉に目をそーっとあけると…。
あっという間に建物の上にいた。
「わ、あっという間だったね、すごいね」
腕の力も自然と緩んで。
■黒須 > 「まあな?よく、不利な時にはこうやって逃げていたな?」
(そのまま、シャルレを下ろすようにゆっくりとシャルレの腰に手を当てて下ろす。
そのまま、周りをキョロキョロと見る。)
「空が近いと…結構清々しいかもな?
地面で歩くより、こっちの方が気持ち良いかもしれねぇぞ?」
(空に向かって大きく腕を伸ばす。
そのあと、シャルレに向かって手を差し出す)
「んじゃ、散歩をするか?」
■シャルレ > 「すごいねー」
猫の自分でもこんなに早くは上に上がれない。
素直に相手の身体能力に尊敬のようなキラキラした視線を送り、
「うん、高いとこ好き、屋根からね人の通りみてると人間て面白いよ?」
酒場通りで過ごすのも人間観察をしてるから、酔っ払い、喧嘩してたり、泣いたり笑ったりと、
そんな様子は見てて飽きないものだから。
差し出された手に左手をのせるようにして軽く握って、笑う。
「うん、いこー?」