2018/07/08 のログ
■シャルレ > 「にゃー」(まりょく……?)
不思議そうにその言葉を猫で鳴いてみるけど、自覚もないのでわからない。
頭を撫でられると、大きな手なのに優しく撫でてもらえたので嬉しいと、喉が鳴る。
隣に座る相手に、隣からその膝に座ろうと迷うけど、そのまま膝の上を通過し、
相手の後ろに回り込む、
一回りして出てきたのは小柄な娘の姿にかえた人で。
「こっちのほうが、変に思われないでしょ?」
猫に話しかけ会話してると、通りからの視線を気にしたから相手の人影に隠れ
姿を変えて戻ってきた、瓦礫の低いとこに座り。
頭にかぶった帽子を両手で軽く押さえて。
■黒須 > 「めんどいものだ。ま、慣れればそれなりに良いがな?」
(魔力を知らないらしいと理解したが、説明するのもめんどくさいため、適当に流す)
「…驚いたな?それが本当の姿か?」
(シカトされたかと思えば姿を変えた少女に驚いた顔はしないものの、驚いたっと口では言う。)
■シャルレ > 「本当の?んーん…私、猫だもん」
元々は猫のはず、と考えるようなそぶりをしながら、
ケロっとした口調は、楽し気に返し。
「でもおにーさんは、お酒のみにきてたの?」
脚をぶらぶら揺らしながら、聞いてみる。
酒場通りとなると、酔っ払いも多くて、酔っ払い観察をしてたりしたけど、
隣の相手は酔ってるようなにおいがしなくて。
■黒須 > 「…そうかい。そりゃ、失礼したな…?」
(別段、悪く思う素振りはなく、とりあえず謝るだけはした。)
「イヤ、酒は最近やめた。不味くなっちまったからな…。」
(前までは娯楽の一環として飲んでいたものの、気分的不調が続いて味が悪く感じた。
そのため、今は禁酒をしているもである)
■シャルレ > 「そーなんだ、お酒はおいしくないんだ」
飲んだこともない、人間は楽しそうにおいしそうにしてるのを見てたから、
隣の人も自分と少し似てるにおいだから、飲まなくなったんだ、と自己完結で納得。
「あ、じゃあね、今度カリカリもってくるから、一緒に食べよ?」
料理長からダシをとったあとのニボシを乾かしたものが自分のオヤツ
それを相手にもあげようと提案、お酒が飲めないのなら、自分と同じのなら好きかも…?
という単純な発想。
小さくあくびを零しながら空を見上げると、小雨がまた降り始めてきたのに気づき、
「ぁ。また雨…」
■黒須 > 「気分次第だな…。最悪の気分なら、酒も最悪になるって話だ。」
(自分の事情だが、共感を願うより、独り言の様に愚痴を漏らしただけである。)
「カリカリ…?…ま、いいか。ありがとよ」
(なんのことかわからないが、燻製の物だと思い、またあった時の約束をする)
「あ?…そうみたいだな。」
(空を見上げれば雨が鼻に当たる。
自分の着ていた革ジャンを脱ぎ、シャルレの後ろに立てば、傘の変わりになるようにシャルレの上で革ジャンを広げる)
■シャルレ > 「そーなんだぁ」
相手の言葉にピンとこなくて、不思議そうに首をかしげるばかり。
「うん、おいしいからね、おにーさんもカリカリ好きだと思う」
自分の好きなものは、相手も好きだろうとの思い込み。
雨に気づいたのに、その小さい雨粒も触れなくなる、後ろで広げてくれてるのに気づいて。
「ぁ…ありがと、おにーさん濡れちゃうよ?わたしそろそろ帰るから、大丈夫」
猫の頭ごっつんこのあいさつのように、隣の相手の頬に頬をつけてスリスリしょうとする。
お礼とあいさつのつもりのこと。
「私ねシャルレていうの、この先をねこーいって、こーいったとこでお手伝いしてるの」
瓦礫から降りて、手で方向を大雑把にしたのはラテール隊の隊舎の場所。
にこにこしたまま、雨避けをしてくれた相手に手を振りながら、隊舎へと続く道を走って帰っていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 人の通りも多く賑やかな日中の大通り。
権力を誇示するかのような下品な程に豪奢な馬車が一角に停まり、その周囲には距離を広げて人だかりが出来ていた。
ほんの数十分前の事だ。
とある青年が切り盛りする商店に税収官が訪れた。
脱税の疑いがあると碌な証拠も提示せずに、税を正しく納めよと強欲に押し入ったのが事の発端。
その店には、店主の若者の恋人が遊びに来ている所だった。
謂れの無い脱税の罪に対し、どうかお目こぼしを、と願い出たのが間違いだったのだろう。
一目でその関係性を察したその男が取った行動は、その恋人の体を差し出させる事だった。
健気にも、恋人は青年に対し『大丈夫だから』と笑顔を見せて馬車の中へとその姿を消し。
その出来事を見ていた周囲の民衆が遠巻きに事の推移を見守って今に至る。
■キュリオ > 変化があったのは、遠巻きに皆が見守り始めてから数十分後。
――はひぃんっ♥♥
馬車の揺れと共に、甲高い、雌犬の如き鳴き声が鳴り響く。
素朴で純粋そうな女が出したとは思えぬ様な嬌声は、一瞬、皆がその声の出所を探した程だ。
如何な手管を使ったものか、引き続き響く声は確かに馬車から聞こえるもの。
―――それらめっ♥ らめでしゅっ♥♥ あ、あぁあ゛っっ♥♥♥
否定の声なれども、甘さをたっぷりと孕んだ声が響く。
見えぬ馬車の中の光景がありありと想像出来る状況に、恋人の青年は耳を塞ぎ店の中へと逃げる様に引っ込んだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にしずくさんが現れました。
■しずく > (昼間は仕事がないため、ぶらりと町を散歩する。
いつもなら少し暗い感じの姿となる物の、それも飽きて、今は町娘っといったような顔立ちで黒いドレスに身を染めている)
「ん…なんだろう…?」
(人がムラムラと集まる中を見つけ、そちらの方へ向かえば、馬車からの喘ぎ声を耳に入れる。
普通なら引いたような顔か、それとも唖然とする顔になるはずだが…)
「…はぁ♡」
(しずくは違った。綺麗で可愛らしい顔を一番後ろで歪め、発情したような笑みを浮かべて頬を赤く染める。
久しぶりでもあるため、馬車の中の光景が鮮明に映れば、興奮を隠せずに息を荒くして、馬車を見つめる)
■キュリオ > がたん、がたんっ、と馬車は揺れ、その度に響き渡る女の嬌声。
雌の悦びを確かに感じる事の出来るその声の響きは、嫌々体を差し出しているとは到底思えぬものだった。
―――結局、その娘が馬車から解放されることは無く。
甘い嬌声が漏れ聞こえるまま、馬車は動き出し。
恋人の青年を置いたまま、どこぞへと移動していくのだった――――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からしずくさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」にナナカマドさんが現れました。
■ナナカマド > 久しぶりに平民地区へと歩き出し、途中の屋台で昼食を買ったナナカマド。
鼻歌を歌いながらご機嫌そうに公園のベンチに座ると紙袋からパンを取り出した。
どうにも王都の中は騒がしく、人々の顔は暗い。
なにやら大きな戦があったようだが、ナナカマドにはあまり関係のない話で
世間知らずのこのエルフには何が何やら理解が及ばぬのが実情である。
取り出したパンはホットドッグ、以前屋台で見かけた折、とても美味しそうだったので密かに食べてみたいと思っていたのだ。
大きな口を開けてそれにかぶりつくと、ソーセージと甘辛いソース、野菜が一緒になって味わえる。
すっかり人間の食事に虜になってしまったナナカマドはにこにこしながら食事を楽しんでいる。
欲望に忠実な様はおとぎ話のエルフにしては多分に俗っぽい。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」からナナカマドさんが去りました。