2018/06/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロイナさんが現れました。
■ロイナ > 夜も更けてきた頃、路地裏で木箱の上に座りながらぼんやりとしている淫魔。
偶々通りがかった女の子を誘い込み、あわよくばいただこうとも考えているのだが。
「はぁぁ………つまんないの」
そうそう都合よくことが運ぶ筈もなく、退屈そうにため息をついて足をぶらぶら揺らしていた。
何ならお仲間でも通りがかってくれれば、少なくとも楽しむことはできるのだが。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロサさんが現れました。
■ロサ > 夜も更け、通りから人の姿が減ってきた時分。
とっている宿は余り大きな所ではないので、あまり遅く戻ると店の者に迷惑をかけてしまう……
という事で、あちこちにある近道を駆使しして歩いていた。
体格の大きな人間であれば通る事をためらってしまうような、細い路地に踏み込んだのも、
そんな単純な理由。
武器を自在に振るい難い場所は本能的に避けてしまうのか、
そこを歩く時、歩調は自然と早まる。
と、何事も無く通り抜けようとしたところで、木箱の上にぼんやりと座り込んでいる人影を発見。
「うわ、びっくりした!」
思わず足を止め、その場でのけぞるようにしながら、声をあげてしまう。
「何をしているんだ、こんな所で。迷子……という年頃にも見えないが」
闇の中で眼を細め、相手のシルエットをまじまじと見詰めながら、声をかける。
ややぶっきら棒な調子だが、砂糖のように甘い声音。
■ロイナ > ふぁ、ぁ、と大きく欠伸を漏らしたのと、甘ったるい声音の彼女が現れたのはほぼ同時。
吃驚の声を上げられ、此方も驚いたように瞬く。
そこに立っているのは、薄暗がりながら自身とそう背丈も違いのない少女か。
「あ、驚かしちゃった?ごめんごめん。ちょっと座って休憩してただけだから、大丈夫だよー」
取り繕うように明るい声を上げ誤魔化す。
ぴょん、と木箱から飛び降り、改めて彼女へと向き直った。
「そっちこそ、こんな薄暗いところで何してんの? 通り道にしては物騒だと思うけど」
小首を傾ぐ。
よく見てみれば、薔薇色のロングヘア。しなやかな体躯、と、見るだに中々の容姿をしている。
ふぅん、と興味、そして興奮を擽られた。
■ロサ > 「ああ、驚いた。こんな所に一人で座っているものだから、お化けか何かかと」
素直な心境を吐露する。
アンデッド系のモンスターが当たり前に存在する地方なのだから、
お化けといった存在にそこまで驚くほどでもないのだろうが、どうも精神の奥底に刻まれた本能でもあるのか、
どうも霊現象は苦手だった。
霊現象ではなく、普通に生きている存在だったのだが。
「休憩? そうか。大丈夫そうなら、良かった」
こんな場所で休憩と聞いて、真っ先に思い浮かんだのは体調不良だ。
夜になっても涼しくならない時期になり始めた昨今、道で突然倒れる者も居なくはない。
相手の様子を見る限り、特に体調不良という風でもないため、そこは安心しておく。
そのまま会釈をして歩きだそうとした時、声をかけられ、
「私は宿に戻るところだ。あまり遅くなると店の女将が宿の明かりを落とせなくて困ってしまう。
なので、多少道を急ぐ事にしたんだ。ここは近道だから通った」
■ロイナ > 「へぇ。意外とかわいいコト言うねー。お化けじゃなくて残念でした」
ニヤリと笑って、生きてるよ、と言いながら彼女の肩に手を触れさせる。
お化けが苦手な者だって大勢いるだろうし、特にそれについて気に留めた様子はなかった。
「宿ねぇ。お店の人に迷惑をかけないようにーって、案外真面目なんだ」
ここが近道。なるほど、と納得したように頷く。
それから何か思いついたような表情を浮かべ、歩み寄り、彼女の隣に立って顔を覗き込み…
「ね、私もちょうど帰り道一緒だし…途中まで一緒に行ってもいいかな?」
「ここら辺物騒だし、一人より二人の方が安心じゃない?」
■ロサ > 「残念なものか」
一応、冗談だと分かるくらいの柔軟さは有るつもりだった。
が、お化け類は自分の攻撃が素通りして、大変な苦労を強いられた苦い思い出があり、
素直な心情から一言で感想を紡がざるを得ず。
「真面目というか、世話になっているからなあ。
今までも色々融通を利かせて貰っている。こちらもその借りを返さないと、と思っただけだ」
冒険者という不安定な職業についている以上、
頻繁に利用する宿の人間の理解が得られないと、なかなかやり辛い。
変な時間に戻って、そのたびに嫌味をくどくど言われるのも厄介ものだ。
「ああ、そういう事なら私は別に構わないよ。どうぞ」
安心かどうかはともかくとして、そこまで人付き合いの悪いほうでもないので、
別に断る理由もなかった。
■ロイナ > 此方からは、相手がお化け類を嫌っている理由はわからないので、想像するに留める。
最も自分は魔族の一員なのだが。
「やっぱり真面目じゃん? 私は冒険者とかじゃないけど、借りなんて返さない奴も世にはごまんといるみたいだし」
そういう話は、魔族仲間からたまに聞くこともある。要するに受け売り。
同行の許可が得られればにっこりと嬉しそうに笑い、早速彼女の腕に自身の腕を絡めて歩き出そうとする。
「ありがとー。…そうそう、私はロイナ。ここで会ったのも何かの縁、ってことで。覚えといてね」
腕組みに成功すれば、豊かな胸が彼女の腕に押し当てられる形となる。
それは果たして無意識か、それともわざとか。柔らかく弾力のある感触が伝わるだろう。
■ロサ > 「そうかな」
自分が取り立てて真面目、という意識が無かったが、他人に言われるのだから真面目なのかも知れない。
「借りを借りのままにしておくのは、どうも借金が増えていくようで落ち着かないんだ」
確かに彼女の言う通り、世の中には借りたら借りっぱなしという人間もいるし、
それに文句を言うつもりも更々無かったが、少なくとも自分にとっては口にした通りの理由で落ち着かない。
「ん、んん……? 私はロサだ。ロイナの名前は憶えておくよ」
腕に腕を絡められ、その距離感の近さに微妙に動揺しながらも歩き出す。
歩き出したすぐ、申し訳無さそうに足を止め、
「ところでロイナ、その……言い難いが、当たってる」
彼女は女の子が好きなタイプなのだろうか、だとしたら申し訳ないな、
と考えながら、控えめに伝えた。
あまりこの距離感が続くと、女性ではないほうの部分が反応してしまいかねない。
相手が自分を完全な女性を思い込んでいるなら、ショックを与えてしまうだろう。
■ロイナ > 他から見ればそこまででもないのかもしれない。人の評価は変わりやすいものである。
「借金か。ま、それもそうかもねぇ」
自分は他人に借りを作ったことはあまり無いから、大して実感もなく呟いた。
さておき、二人して歩き出せば早速かかる遠慮がちな声に瞬き。
「当たってる? ……あぁ、ごめんごめん」
一瞬すっとぼけて、それから気づいたフリ。
ニヤ、と笑い、少し身を離す。豊かな乳房が触れるか触れないか、のギリギリのライン。
腕は絡めたままなので、さっき程ではないが腕に柔らかな感触が時たま当たるだろう。
■ロサ > 「いや、こちらこそ」
普通の女性ならこれくらいのスキンシップは気にしない……の、かもしれない。
しかし自分の場合は見た目こそ女だが、厳密に言えば半分。
それを知らない相手に対して、何も言わずにいるのは、
何かよろしくない気がする。
何がよろしくないのかは良く分からないが、なんとなく。
女性に対して女性的魅力を感じないなら、気にする必要もないのだろうが、
肉体的には健全な機能が働いているため、女性の柔らかさやら何やらに魅力は感じてしまう。
「…………」
歩きを再開する。
この界隈を歩き慣れているだろうと彼女の言動から判断し、
彼女が先ほど腰掛けていたような、人の気配が完全に絶えた路地を使って近道していく。
その途中、やっぱり歩いている途中、微妙に乳房が触れたり、離れたりする。
それが気になって、内心うむむ、と唸りながら黙りがちに歩を進めた。
普通はあまり意識しない女性の柔らかさに、胸がやや早い鼓動を打ち始め。
■ロイナ > 見た目は全くの女性なので、つい悪戯をしたくなったというのがこの淫魔の正直な気持ち。
実際こうして触れてみると、やや筋肉質ながらも女性らしい柔らかさを持つ体躯だと分かる。
最も、彼女がどんな姿形をしていようとも、一旦惹かれた興味が消えることはないのだが。
「………なんか、だんまりになっちゃったね。…どうしたの?」
歩を進めつつも、すぐ隣の少女の鼓動が早くなってきていることは気づいていた。
頃合いかと見計らい、すっ、と彼女の顔を覗き込むようにして…甘ったるく艶めく笑みを向ける。
受け取りようによっては誘われていると感じるかもしれないが…
■ロサ > 心頭滅却すれば火もまた涼し、という東の格言もある。
たかがスキンシップ、考えすぎるな、考えすぎるな、と自分に言い聞かせる。
……が、僧侶のような精神力を持ち合わせてはおらず、
気にしないようにすればするほど、逆に気になってしまう悪循環。
頭を掻きまわして叫びたくなる。
そうすれば少しは精神が女性の柔らかさから離れていくだろう。
と、そんな事を考えている内に時間は流れ随分黙り込んでしまっていたのか、
「うわっ」
突然……というほど突然ではなかったのかもしれないが、
本人は突然声をかけられてた気分で、思わずすぐ横の壁に背中をべたりと押し付けてしまう。
周囲は木箱やら雑多な粗大ごみじみた物が置き去られた、狭い裏路地。
その反応を訝しむ通行人の気配がどこにもないのだけが救いだった。
間近から覗き込んでくる相手の微笑みに、妙に胸をざわつかされる
「ご、ごめん。その……言うのが遅かったような気もするけど。
私は、あれだ……ええと、女なのは半分だけなんだ。だから、そのだな」
まるで、誘われているかのような空気は感じるが、意識し過ぎたための錯覚かもしれない。
何にせよ、少女は白状した。つまり、半分は男なので、触れあい過ぎれば興奮してしまうのだと。
■ロイナ > 彼女の頭の中で凄まじい葛藤が起こっていたなどいざ知らず、
覗き込み問いかけた返答が思いの外過剰なものだったのでぱち、と瞬いた。
路地の壁に背をつけ、動揺した様子にて紡ぐ「女なのは半分」という言葉に笑みを深めて。
「あ、そうだったんだー。…でも私、そういうの気にしないけどね。いろんな意味で」
いろんな意味とは何か、を口にすることなく、ふと淫魔は空を見上げる。
残念そうな表情を見せつつ少女に向き直り…
「ごめん、途中までって言ったけどー…私、そろそろ行かなくちゃ。また会おうね、ロサ!」
そう言うと絡めていた腕を解き、彼女に手を振りながらたたっと路地を駆けてその場を後にした…
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイナさんが去りました。
■ロサ > 「はあ。残念なようなほっとしたような複雑な気持ちになるのが、情けないところだなあ」
軽く手を振り返した手を、すとんと落としながらぶつぶつ呟いた。
体が健全なのも考え物だ。しかし、何か変なことをしでかしてしまわずにすんで、良かった。
その場ですーはーと深呼吸して、精神を落ち着ける。
「よし、行こう」
精神を掻き乱されることもなければ、深呼吸で精神を落ち着かせられた。
戦いのさ中でもそうなのだが、男女間のあれやこれだけは自己暗示ではどうにも落ち着かせられない。
これも修行か、と思う事にして宿へと向かう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 昼下がり、人も賑わう大通りを一台の馬車がゆっくりと闊歩していた。
一目で貴族が乗っている物と知れる程に豪奢であるが、その装飾は過剰に過ぎる。
目端の利く者は、それが一部では有名な悪徳税収官の馬車であることが知れるだろう。
そんな馬車の中は今、非常に蒸し暑い。
外が暑いという事もあるが、何よりの理由は、情事の真っ最中であるからだ。
監査に入る施設に至るまでの道中、手慰みにと道を歩く女を一人攫う様に馬車へと連れ込んだのが1時間ほど前。
媚薬成分の入った香を焚き、その匂いも既に感じられぬ程に、車内は据えた情事の匂いに満ちていた。
「――――っち、気を失いおったか。
肉鞘程度には使えるカと思えば、だらしのない女よ。」
既に女の体からは力が抜け、四つん這いのままぐったりと顔を床につけている。
尻を手のひらで打っても、びくりと僅かに跳ねるだけで声は無く。
床に垂れ落ちる涎と、結合部から滴り落ちているどろどろの蜜。
加えて、尻穴からは複数の玩具が飛び出しているともなれば、女性のその状態も納得できようものであるが。
それでも不服そうに、反応の無い穴へと腰を突きこみ、僅かなりとも肉の締め付けを得ようと無慈悲に犯し続けていた。
「おい。
目に留まる女が居たら声をかけろ。良いな?」
行者へと言付けを行い、改めて腰をズパンッと打ち付ける。
これでは自慰だと吐き捨てる様に呟きながら、さっさと目的の店――ないしは施設――へと着くか、新たな女の発見を待つ。
■キュリオ > そのまま、女を乗せた馬車は進んでいった――――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。