2018/06/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイシュさんが去りました。
ブレイド > 「ん、ありがてーって、もう食ってるけどな」

ケラケラ笑いながら、酒をもう一口。
少し熱くなった息を吐きながら
カウンターの女性との話を楽しむ。

「何だよ、その無茶振り…
そうだな…ってか、駆け出しだからあんまおもしれーのはねーけど…」

彼女の振りに応えるように話を始める。
雨の夜のほんの一幕。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 甘味処」に竜胆さんが現れました。
竜胆 > 平民地区の一角にある甘味処……こちらの言葉で言えば、カフェというのだった。
 母親が東方の生まれで言葉をよく使うから、思わず甘味処と訳してしまったが、ここはカフェであります。
 甘いものとか、飲み物とかそういうのがいっぱいあるところ、団子はなくてワッフルとかあります。
 クレープとか、パフェとかいう高級品もありますし、お菓子もたくさんあります……割高ですけれど。
 少女は、テーブルいっぱいに、ケーキとか、パフェとかそういったものを並べてご機嫌。
 欲を言えば食べても太らない体質が欲しいところなのですがそれは残念ながら持ち合わせていないのです。
 太る前に運動しなければいけないかしら、とか考えながら、目の前に並ぶ甘味の数々にじゅるり、と心の中でヨダレを垂らします。
 ええ、実際にこぼすのははしたないのでしませんよ?

 とりあえずそんな感じで、甘いものを目の前に、少女は目を輝かせていました。

竜胆 > 「どれから食べたものでしょうか……」

 勢い余ってたくさん注文してしまった、後が怖い気もするけれどもう後には引けない。
 後で、ダイエットしなければ、と心の中で握りこぶしを握って決意表明。
 ドラゴンだもの、普通の人間よりは燃費がいいはずだから太りにくいだろう……という希望。
 姉や母のスタイルを見れば、大丈夫に思えなくもないけれどもうひとりの母の方はどうだろう。

「……今は考えても仕方ありませんわ。」

 そう、ぐるぐる回ってしまいそうな思考を強制停止し、少女はまずはクレープに手を伸ばす。
 ホカホカと暖かな外側、甘い甘い生クリーム。
 かぷり、と噛み付けば甘いクリームが口の中に広がっていく。
 ああ、ああ、もう!全力で背を震わせて甘味に感動する。
 尻尾が思わず地面をべしべし叩く、おいしー!!

竜胆 > 「……はっ!」

 思わずしっぽが地面を叩いていたことに気がついた。全力でないから大丈夫だと思うけど床は大丈夫だろうか。
 大丈夫でした、ホッとして息を吐き出してから少女はそのままクレープを食べ終わろう。
 うん、やっぱり甘いものはいいわ、頬が落ちそうな甘味、次は……パンケーキ。
 熱々のまぁるい生地に、メイプルシロップにバター……ああもう体重が体重が……!
 でも、それを切り分けて口に。バターの風味もメイプルシロップの甘さも……パン生地に吸収されて、素☆敵!
 ああもう……ああもう!語彙が飛んでいく……!
 しっぽべしべし第二弾。止まらない……!

竜胆 > まだ、まだ甘味の山は終わらない。
 パフェだってあるし、ワッフルだってあるし、飲み物としてはココアだってある。
 そう、ここは今、甘味の天国(お小遣いと相談ではありますが)な場所なのです。
 にまにまと笑顔が止まりません、脳みそに糖分がギュんギュん補給されます。
 魔法を使うのに糖分は必要なのです!
 大量に注文されて、頑張って作っている店長さんには悪いですが。
 甘味の海に沈むまで、止まりません絶対に!

 尻尾で地面をべしべし叩きながら、少女は上機嫌で甘味を貪っているのだった――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区 甘味処」から竜胆さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 人の通りも多く賑やかな日中の大通り。
権力を誇示するかのような下品な程に豪奢な馬車が一角に停まり、その周囲には距離を広げて人だかりが出来ていた。

ほんの数十分前の事だ。
とある青年が切り盛りする商店に税収官が訪れた。
脱税の疑いがあると碌な証拠も提示せずに、税を正しく納めよと強欲に押し入ったのが事の発端。
その店には、店主の若者の恋人が遊びに来ている所だった。
謂れの無い脱税の罪に対し、どうかお目こぼしを、と願い出たのが間違いだったのだろう。

一目でその関係性を察したその男が取った行動は、その恋人の体を差し出させる事だった。
健気にも、恋人は青年に対し『大丈夫だから』と笑顔を見せて馬車の中へとその姿を消し。
その出来事を見ていた周囲の民衆が遠巻きに事の推移を見守って今に至る。

キュリオ > 変化があったのは、遠巻きに皆が見守り始めてから数十分後。

――はひぃんっ♥♥

馬車の揺れと共に、甲高い、雌犬の如き鳴き声が鳴り響く。
素朴で純粋そうな女が出したとは思えぬ様な嬌声は、一瞬、皆がその声の出所を探した程だ。

如何な手管を使ったものか、引き続き響く声は確かに馬車から聞こえるもの。

―――それらめっ♥ らめでしゅっ♥♥ あ、あぁあ゛っっ♥♥♥

否定の声なれども、甘さをたっぷりと孕んだ声が響く。
見えぬ馬車の中の光景がありありと想像出来る状況に、恋人の青年は耳を塞ぎ店の中へと逃げる様に引っ込んだ。

キュリオ > そんな中、一人の女性が馬車へと近づいていく。
それを見た周囲の人々が止めておけ、と止めるものの。
『あんなの我慢できない!』と向こう見ずな態度で突撃だ。

相変わらず、甘い声が響き、定期的に揺れを見せる馬車へと上がり込むと問答らしき声が僅かに漏れ聞こえていた、のだが。
如何なやり取りがあったのか、また10分程度は静けさを見せていた馬車から、声が鳴り響く。

――待ってっ、待ってっ、こんなの知らにゃっひぃんっ♥♥♥

直訴に参った女性と思われる、先の女性とはまた違った声色の嬌声。
ひっ♥ ひっ♥ ひぃっ♥ と比較しても高く大きな声が、先ほどよりもより良く響き、手籠めにされてしまっている状況が容易に想像出来る状態となっていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルミエラさんが現れました。
ルミエラ > 変わらずに回される警邏の仕事。
それも後少し、次の区画を回れば終わりと角を回れば人の集まりが見える。
何かあったのかと思い近づけばその中央には無駄に豪華て下品に見える馬車。
どこかの貴族が人を撥ねてもめているなら止める必要があると近づけばそんな様子もなく。
馬車から聞こえるのは……。

「こんな場所で何をしてるのかな……全く…」

馬車から聞こえる甘い声にため息を吐けば周囲の目を気にせず馬車に近寄り。

「そういうのは帰ってやってくれると助かるよ。こんな場所だと迷惑だよ」

馬車の扉を勢い良く叩き、中に聞こえるようにと大きな声で告げていく。

キュリオ > 2人目が敢え無く手籠めにされたと知り、いよいよ手の出しようが無くなった周囲の人々。
何をして良いかも判らずに、結局は遠巻きに見つめているだけの時間が過ぎる中、此処にまた、新たな人物がやってくる。

その出で立ちを見て、騎士様なら或いは、と期待に満ちた視線が向けられる。
それでも、声援をかけたり、助言の類を発しないのは皆が皆、トラブルには巻き込まれたくないからなのだろう。

馬車へと呼びかけるその声と動作に、ぎぃ、と音を立てて開く扉。
密封されていたからか、むありと暑い空気と共に濃い情事の香りが染みだした。

「何だ、騒がしい。躾をしている最中でこっちは忙し……ん?」

見目の割に狭い車内では、最初の女性が仰向けに足を広げびくびくと痙攣しながら寝転がり。
続いての女性が、顔を伏せ、四つん這いになって必死に自ら腰を揺すり粘ついた音を立てて膣奉仕を成していた。
迷惑そうな表情を浮かべて扉の隙間から覗く、相手の顔を認めると、ほぉ、と何かを思い出す様に声を潜め。

「確か…ハルドード家の御息女だったか?
 まぁまぁ、そんな所で話すのも何だ。中に入りなされ。」

見覚えのある貴族の顔に、にまぁり、と醜悪に表情が歪み。
そのだらしのない裸身を晒している事にも頓着せず、淑女をその中に誘う始末。

ルミエラ > 「全く……」

もし反応がなければ無理やりに馬を走らせどけるか、そんなことを考えていれば扉が開く。
そうすれば暑い空気はともかくもう一つの匂いは声で分かっていただけに眉をしかめ。

「騒がしくて悪いね。こっちも仕事だからね」

扉の隙間から覗き込めば仰向けに痙攣をする女性。
もう一人は四つん這いで腰を振っている姿が見えて眉間に指をあて首を振り。
そして見えたもう一つの顔になるほどと納得をしてしまう。

「ハルフォート家だよ、キュリオ子爵位。
今度はどんな難癖でこんなことをしてるんだい……?
……そこに入れという神経を疑うよ…?」

醜悪に歪む表情に失敗したと思うが戻ることも出来ず。
このまま話して中の女性たちが更に…などと思えば嫌そうに馬車に足を踏み入れて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルミエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルミエラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルミエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキュリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルミエラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルミエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・公園」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 深夜帯に近い公園。
おおっぴらに歩く人間ほぼおらず、ランタンと街頭の灯りを頼りに
少年はそれなりに広い公園の中をぐるぐると歩き回っていた。
あくびを噛み殺しむにゃむにゃと眠い目を擦りながら。
時折ガサガサと茂みが動く…が、耳をそばだててれば男女の息遣い。
まぁ、ほっとこう。
こんなことをしているのはもちろん依頼で、公園の警備。
怪しいものがいたらそれなりの対応といった感じのアレだ。
お盛んな連中が時折見られる程度で今のところは問題ない。

「……くあぁぁ……」

噛み殺しきれなかったあくびが漏れる。

ブレイド > そういう人間はいるにはいるが
やはり数は少なく、基本的にはなにもないし、何もいない。
だからといって、歩いて見て回るのをやめて立ち止まって休憩…
というわけにもいかない。
他人の情事を覗く趣味もないし、まぁ、ひまだ。
ちょっと、特殊なお遊びをしようとしていたら、止めるくらいのことはしなければならないが…
今のところはそういう者たち者もいない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区・公園」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > 公園の側面。
最も細い路地に提灯を灯した風変わりな店構え。
今日も今日とて閑古鳥…というわけではなく。

「ありがとう。また来てくれ。」

青の着流しを纏った女は、客を見送りに出てきた。
今のところ最後の客である。
良い感想をいただいてから、男の二人組を一礼して見送った。
さて、どうするかな。
そう思いながら見上げれば、今日は割と天気も良い。

「……全く、月が見ているというのにお盛んな事だ。」

ぽつりそう呟いて公園の茂みをじろりと見る。
だからと言って連中が帰るという事は無さそうだが…。
やれやれと肩をすくめる女は、それなりに夜の中で目立つ存在だろう。

ブレイド > ランタンをぶら下げつつ見回りを続ける。
酒場から出た客…だろうか?
ややほろよいと言った感じの二人組。
まぁ、外はなかろう。普通に家路についているようだ。
警戒すべきことはとくにないだろう。
彼らが歩いてきた方向には、異国の服を着た女性。
空を見上げて肩をすくめ、呆れた様子を見せているようにも見える。

「おい、あんた。公園っつっても…女の独り歩きは危ないぜ?」

歩み寄り声を掛ける。
まぁ、現状では怪しげなものもいないのだが
あくまで今は、だ。
月もまだ高く夜はこれからなのだ。

ソウレン > さて、このまま暖簾を下ろすか…と少し考えながら夜風に当たる。
二人組に付き合って少々酒を飲んだ身体には心地よい。
今日はさほど気温も高くないな…と思っていれば、
フードを被った青年…少年?と思しき姿に声をかけられる。

「何、一人歩きとは言ってもねぐらはすぐそこ。
さほど気にする物でもあるまい。…静かな夜だし、な。」

腕を組んでうっすらと微笑む。
少年をじっと見つめれば、何となく人間とは違う印象を受ける。
しかし、気にする事でもないか、と片付ければ

「とは言え、気にしてくれたのは嬉しいな。少年は警邏中かな?」

と問いかける。

ブレイド > 見れば大人の女性、やや酒ははいっているようだが
言葉遣いはちゃんとしている。
話し方の芯も強そうで、家も近いようだし…なるほど心配はいらなそうだ。

「そっか、そりゃ悪かった。
ま、静か…静か」

アレがなけりゃな?と、視線で茂みの方を指しつつ。
視線を女性に戻せば、何やらこちらを見ているようで
少し首を傾げる。

「そうだな。依頼でちょっとな。暇でしかたねーけど」

暇な中に言葉を交わせる相手がふと現れると少しばかり嬉しい。